芥川龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ金で贅沢をし尽くした末にある虚しさや、利害で繋がっている人間関係の脆弱さ等を描きながらも、対比として杜子春と母親の間の偽りのない愛情が描かれており、人生で大事にすべきものは何かを今一度考えされられた。
お金でも空疎な人間関係でもなく、自分を本当に大切にしてくれる人や、自分が本当に大切にしたい人を、ありのままに大切にすることですよね。
ただ、そこまで現実は極論で語れないと思いますし、これらの要素は相互に干渉し合うものだと思うのですが、この話は主人公がろくでもなかったり、極端だったりするのが奇譚として面白く、メッセージとしても分かりやすいのが良かったと思います。 -
Posted by ブクログ
〈乙女の本棚シリーズ〉
芥川龍之介+Sakizo
鹿鳴館の階段の両側にある大輪の菊の花は、花びらが乱れ咲いていて、その側を昇り降りするのは菊の花にも負けぬほどの色とりどりのドレスを纏った婦人たち。
その中で17歳の明子もフランス語と舞踏の教育を受けていたので、見知らぬフランスの海軍将校と「美しく青きダニウブ」のヴァルスを踊る。
踊りのあと…
花火のことを考えてたと言う将校。
夢のひとときのような舞踏会。
それぞれに何を思い、感じたのだろうか。
時が過ぎ…
汽車のなかで見た菊の花束を見て思い出すのは、舞踏会のこと。
お菊夫人を書いたピエル・ロティではなく、ジュリアン・ヴィオ。
菊と舞踏会