芥川龍之介のレビュー一覧
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ダラダラと一年近くにわたって読んでいた本。
この数年では最も時間がかかった本かもしれない。
内容は広義で子供向けの短編が17本もあり、細切れで読むには向いていたが、なぜか 妖婆 が私には手強くて、そこで数ヶ月止まってしまっていた。
単純明快でキレのいい文に洒脱さとアイロニー。
多くの短編は、芥川のいいところがバンバンと感じられて楽しかった。
猿蟹合戦は最後の一文を見て、ああ、これ昔読んだなあと雷に打たれたようにハッとした。
昔読んだのは 舞踏会 が入っていた気がするが。
昔から好きなのは、トロッコ、杜子春、魔術。
この辺は本当にうまいなあと、今回もしみじみと思った。
今回おそらくはじめ -
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初めて触れた、芥川作品。羅生門は高校生の時に授業で触れて以来の読書でした。大人になった今、羅生門に登場する老婆、下人それぞれの動向を見ていると、各々の事情があったのだなぁと改めて思い出されました。女の死体から髪の毛を引き抜く行為、その老婆の衣服を剥ぎ取る行為。それぞれがお互いの「正義」(と言っていいのか分かりませんが)を主張してしまう場面は現代の生活においても度々みられているなぁとしみじみ思いました。他の作品は、芥川節が炸裂しており、私の様な頭では少々理解に苦しむ様な作品ばかりでした。もっと芥川に触れることで作品の世界の美しさを感じられるように精進したいと思います。
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ネタバレ教養がもう少しあれば理解できたかも。
注解がなければもっと分からなかったかも。
正直、「羅生門」と「鼻」はだから?って感じでた。
「芋粥」はいや、食べれるんだから嬉しくない?と思ったんですが、よくよく考えると芋粥くれるって言った人馬鹿にしてるのか?と思いました。このあたりも文章ちゃんと理解できてないから心情が伝わってこないんだなと思いました。
「邪宗門」はあっちこっち話飛ぶな、摩利信乃法師腹立つなと思ってやっと若様懲らしめてくれるのかと思った未完って…。解説読んでずっこけました。
「好色」はお昼休憩に読んではいけない。
唯一、「俊寛」だけは面白かったです。多分すでに知ってた話だったからかなと、 -
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ネタバレ耽美とは何なのか未だ理解できていないが、収録作から思うに愛憎、背徳、情念、倒錯、フェティシズム、幻想、狂気etcが入り混じったものか。そこにタナトス≒死への衝動が加味された、名だたる文豪らによる10編。
「桜の森の満開の下」(坂口安吾)や「瓶詰地獄」(夢野久作)は本書のコンセプトをまさに体現している作品か。作家のフェチ全開「刺青」(谷崎潤一郎)、美しくニューロティックな幻想「夢十夜」(夏目漱石)、サスペンスからの意外な結末「影」(芥川龍之介)もそこに沿ったものかと。
"美"という点では泉鏡花の「浮舟」、折口信夫「身毒丸」なのだろうが、個人的には独特の文体含め作品世界にハ -
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乙女の本棚シリーズから、芥川龍之介さんとSakizoさんのコラボ作品『舞踏会』です。Sakizoさん、初めて知ったイラストレーターさんです。ちょっと、私の大好きなマツオヒロミさんの作風に似ていますかね…でもマツオヒロミさんは“和”のテイストも強いからちょっと違うかな、Sakizoさんは“洋”のテイスト!!でも、いい感じっ゚+.(´∀`*).+゚
このストーリーの主役は、17歳の明子…初めての鹿鳴館での舞踏会、フランスの海軍将校にダンスを申し込まれ、高まる胸を抑え切れないほどの想いを経験します。32年後、明子はその時の淡い想い出を語るというもの…。
大事にしたい想い出って、何年経とうと -
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大学時代、文学といふものを改めてやつてみようと思ひたち、試みに手にした一冊。表紙は2017年のプレミアムカバー。多分カバーに惹かれて買ってる。
『魔術』と『杜子春』とはほぼ同じプロットっぽいな。たまたまではあるが『無双OROCHI』を最近やっていてまさか左慈がここで出てくるとは思わなかった。どこで繋がるか本当にわからないもの。
『トロッコ』のようなトラウマは覚えがある。幼い頃、家族で温泉旅行した時のこと。旅館から出発する家族の車に置いていかれるところだったことがある。あの時の恐怖は度々フラッシュバックする。
なんかでも飛び抜けて面白いわけじゃないんだよなと思ってしまう。こういうもんかと思 -
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ピエール・ロティ?知らんわ!( ゚д゚ )クワッ!!
はい、41おネェでございますよ
そして、Sakizoさん初めまして
まさにこの作品を描くために選ばれたような人なんだが…
舞踏会ですよ
天下一武違うわ!
うーん、なんていうかな〜
とっても美しいイラストなんだが、わいが乙女の本棚に求めるのは、この場面を忠実にかつ美麗に再現しましたよ!じゃなくてさ
そういう解釈もあるのか!とか
うわーなんかよく分かんないけどそんな感じやなーとか
なんていうかこっちにも想像する余地を残しといてくれるやーつなのよね
じゃないと「読まずにレビュー」も出来ないし(そこか!) -
購入済み
素直で簡単な作品
芥川龍之介の今昔物語モノは「羅生門」「藪の中」などの傑作揃いであるが、この作品は童話という前提なのだろうか、随分と素直で簡単な作品となっている。たとえ童話といえどももう一捻りほしいところである。