芥川龍之介のレビュー一覧
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得意分野の一つであるキリシタン
作者芥川龍之介の得意分野の一つであるキリシタンものであるが、この作品はぱっとしない。ごく短い作品の上に 暗喩 隠喩があるせいか、何を主張したいのかが一読しただけではわからない。人並みの心を持った悪魔というのは、ヒトそのものではないのだろうか。
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単なる思い出ばなし
作者 芥川龍之介 自身の少年時代を描いた一種の私小説である。導入部の一節はなんだか洒落ているなと感じたのだが、数章の本編は芥川龍之介らしい機智のきらめきもなく 単なる思い出ばなしのような印象を受けた。気楽に書き飛ばした作品かな。
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仕方がない とは?
仕方がない とは 何か? その境界線に明確なものはなく 人それぞれ 性格や 環境 立場などで いい 悪いがわかれる 登場人物すべて 罪人なのか それとも 仕方がないのか おそらく 読むたびに 印象が変わるだろう
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ミステリーはまるでだめ
文豪のほまれ高い芥川龍之介であるがミステリーはまるでだめのようである。大正に入ってミステリーが流行し始めたので作家としての幅を広げるためか 何作か手掛けたようである。残念なことにどれも駄作、ことにこの作品は芥川龍之介としては妙に長いため、駄作度合いが極まっている。