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王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第1冊として編集。(解説=中村真一郎)
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Posted by ブクログ
新潮版で何度も読んだ4編。作者は気に入ってないようだが、少年漫画のような偸盗は厨二心を擽る好きな作品。
『羅生門』『鼻』『芋粥』『偸盗』。1文が短く、無駄なく、小気味がいい。短中編だが、どれも読みごたえがあり、余韻もある。 とくに『芋粥』が気に入った。欲望は叶えられないうちが花なのだ。 『偸盗』は映画のような場面転換の妙。死に行く者と生まれ来る者が重なるラスト。筆一本でこれだけのシーンをつくり出すとは...続きを読む。もっとたくさんの作品を読んでみよう。
模試で出ていた『芋粥』が読みたくて読みました。ゴーゴリーの『外套』を読む前後で少し読後感が変わったような気がします。読む前は「健気な爺さんだな」と思っていましたが、『外套』を読んだあとでは「可哀想な爺さん」だなと思うようになりました。
羅生門 『生きる』という人間の本能について書かれた作品。下人は盗人となってしまったが、その行動は否定も肯定もできない。寧ろ自分が下人であれば同じ行動を取ったのではなかろうか。窮地に陥ると人間はどのような行動を取るのか人間の本能や欲望が垣間見えた作品だ。 鼻 人は妬み羨む生き物であると感じた。人はど...続きを読むうしても他者と比べたがる。下を見て安心するのではなく、また他人からの目を気にせず、自分らしく自分がどう生きるのかが大切だと感じた作品。 芋粥 皆似たような経験があるのではないか。例えば、長期休暇に入る前はそれを目標に仕事をがんばるが、休暇に入ってしまうと『すぐに休暇が終わってしまう』と悲しい気持ちになったりする。人は何かしらの目標や誰かの為になど、生き甲斐がある方が人生豊かになるのでは無いかと再認識した作品だ。
芋粥と偸盗は初読み。芋粥は、気持ちが分かるような気がして、気の毒な気持ちになった。人の欲というものは案外、儚くて頼りないものだ。満たされないくらいが幸せなのだろう。偸盗は、今まで読んだ芥川の作品の中でも長い方だったが、話の流れに従って、登場人物の心の移り変わる様が感じられ良かった。憎しみと愛の壮絶な...続きを読むせめぎ合いを超えた兄弟愛に感動した。周りは変わっても阿濃の次郎と子への思いは変わらない。そんな阿濃がとてもいじらしい。
少しのきっかけ、その時の感情により、どちらにも転んでしまう人間の情が書かれた本でした。 個人的には偸盗が好きでした。
本の感想うんぬんより、まず読みやすかったのでよかったです。 芥川竜之介??最近の小説しか読んだことないよ… というような私でしたが、楽しく読めました。 時代が時代なので、状況がリアルに感じられるわけではないのに、 なぜか共感するところが多いこと! 時代が違っても人の持つ醜さや心情、 いつまでも一緒...続きを読むなのかもなぁと感じました。
人間って哀しいねっていう事。教科書に載ってたあの話や、児童雑誌に載っている昔話はこれだったのね。と、改めて思った。
学生時代に読んだ『羅生門』と『鼻』であるが、他の2作については読んだことがなかったので手に取った。平安時代が背景ということで敬遠していたが、これが中々どうして面白い。とりわけ『偸盗』が響いた。緊迫感や苦悩がありありと伝わって臨場感を強く感じられる。登場人物の個性が魅力的で、かつ陰鬱とした前半からスッ...続きを読むキリとしたオチへと導かれて発生するカタルシスも気持ちが良い。
個人的には「偸盗」がいちばんおもしろかった。 語駐を最小限にしたのは仕方がなかったのかもしれないが、欄外に古語の語意くらいは載せてもよかったのではと感じた。
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