芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    #コテンラジオ で深井さんがお勧めしていたので、改めて「羅生門」を読んでみた。全て短編で読みやすかったが、あまり深く読み解くことはできなかった。

    0
    2024年01月28日
  • カルメン

    匿名

    購入済み

    メリメ『カルメン』を芥川が訳したものではなく、これを下敷きにした短編である。この短編から本元へ辿るのも趣がある。

    0
    2024年01月08日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

    Posted by ブクログ

    乙女の本棚シリーズでお馴染み、イラストレーターのしきみさんがこれまで手掛けてきた作品の中から、ご本人が厳選したカットを一冊にまとめたイラスト集。
    ずいぶん前に読んでいたものをこうして見返すと、イラストの素敵さにまた溜め息がでるよう。
    萩原朔太郎「猫町」の、可愛いながらも妖しく奇妙な世界観。
    坂口安吾「桜の森の満開の下」の綺麗な女性と、般若の老婆の恐ろしさギャップ。
    この二作は特にお気に入りです。
    また、描き下ろしで芥川龍之介「悪魔」も収録されている。赤い瞳に赤い髪をもつ悪魔の悲しさが、普段よりも大きなページにとても美しく表れている。

    0
    2023年12月05日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

    Posted by ブクログ

    王朝末期荒廃した都を舞台に人間の醜い部分を描いた短編集。子供の頃に読んだ時よりはもっと本質的に理解できるのではないかと思ったが、子供の頃と感想に大きな差はない。

    0
    2023年10月04日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「玄鶴山房」はよかった。

    僕が数えただけで22ページで10人の登場人物が出てくる。これだけ登場人物の人間関係をこの少ないページで無駄なくそしてわかりやすくかけるって技量のせいかとも思うが、そこにうまさを感じない不思議さが残る。
    丸太の中に仏像の姿が見えるかのように、題材を前にどんどん彫ってイメージに近づけてるような印象もある。

    「蜃気楼」
    幻覚に戸惑う自分を、確かめるように題材としてしてみることで戸惑いを断ち切ろうとするのか、対峙しようとしているのか、結局この作品の中で幻覚や幻聴は(まだ)ない。
    小さい出来事は微かな彩りを持つが絵画的とは言えない感じもする。より詩的であるが故に最後の現実味のある会話に僕はほっとした。

    0
    2023年09月22日
  • 羅生門(まんがで読破)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大正の文豪、芥川龍之介の作品を漫画化!
    羅生門、偸盗、藪の中の3作品が読める。

    羅生門が短編作品だとは知らなかった。

    どうやら、すべての作品に多襄丸が登場するらしい。
    どの順番で読むべきか、真相は藪の中…

    0
    2024年01月20日
  • 犬と笛

    匿名

    購入済み

    冒険ものとされるが、長彦はとりたてて何もしていない。犬たちをもらって、笛を吹いたぐらいである。彼の美しさに免じてよしとしよう。

    0
    2023年07月31日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    かの有名な「藪の中」を読みたくて手に取った短編集。
    なかなか癖のある作品ばかりで面白く読めた。
    中でも「奇遇」がお気に入りなのだけど、この人こういうテイストの話も書けるのか、と少し意外に思った。
    「雑筆」も作者の人間性が透けて見えて良かったな。
    「世の中と女」はめちゃくちゃ好き。

    0
    2023年07月29日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

     乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。

     物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠として慕い、老人は老いと断食などの修行からその顔には鳥の脚のように肉がない…。ここで秘密の儀式を行うために、少年は老人からの命を受けて、抱えきれないほどの薔薇と百合の花を集める…。

     ちょっとわかりにくかったかな…遠い国のお話なので色々がつかみにくかったのは、私の読解力がたりなかったからだと思います。でも、なんとも悲しいエンディング…このあと、少年はどんな生き方をするんだろう…。この少年の未来が、明るいものであるように願いたいです。

    0
    2023年07月25日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    短編集。

    平中の最期の恋を描いた「好色」のラストが強烈でうげっとなった。

    藪の中は何が本当かあやふやなまま読み終わった。

    将軍は武士の将軍ではなく陸軍の乃木将軍のことだったのにあらっ?となった。

    読むのにカロリーのいる作品だった。

    0
    2023年07月18日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「河童」は一種のユートピア作品のように思われる。多くのユートピア作品では現実世界とは真逆、もしくは価値観を変えさせるような習慣を持っているという設定が多い(例『ユートピア』『ガリバー旅行記』)。河童の言葉が若干ラテン語系の言語になっていたり、芸術家たちのことを「超人」(超人といえばニーチェ)と称したりしていることで、芥川の好みが窺える。

    0
    2023年07月17日
  • 猿蟹合戦

    匿名

    購入済み

    よく知られた童話、さるかに合戦の後日談だが、原作が対象とする児童には向かないところに、ちょっと皮肉を感じる。

    0
    2023年06月18日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙の紹介では、広い意味で「子供向け」とあったが、ブラックユーモアや、人生の汚さを扱ったものもあり、どうだろうと思った。

    父は、思春期の友達の前で、そうとは知らない友達が、自分を見送りに来た父親をからかうのに同調する青年と、からかわれているのが青年の父であることを知っている私の話。
    気持ちはわかるが、気分は良くない。

    酒虫は深い。体内に寄生する虫のせいで酒に酔えないと、坊主に言われ、取り除いてもらう。すると、酒を飲めなくなり、健康も害していく。これに3つの解釈を唱える。1には、幸運であった酒虫が、悪僧によって除かれしまった。2は、元々酒虫とは関係なく、健康が害された。3が深い。酒を飲めない時点で、元の人間とは人が変わってしまった。

    西郷隆盛は、電車で乗り合わせた男性に、西郷隆盛が実は亡くなっておらず、今電車に乗り合わせているとだまされる笑い話。

    首が落ちた話は、志那が舞台で、そこでなら何でも起こる的な、今の日本人の中国に対するイメージとそう変わらない話。ちなみに、芥川は中国には行ったことがある。

    犬と猫は、アラビアンナイトにありそうな話。木こりが、笛の腕前のおかげで神から道具を授けられ、とらわれの姫を救う。それが、だまされて手柄を横取りされてしまうが、姫の機転により、本物のヒーローである証拠が授けられており、めでたしめでたし。

    妖婆とアグニの神は酷似。さらわれて、降神の依り子?みたいなのにされる女性を救い出す話。とんちを使って、依り子の女性自体に、神が怒っていて、女性を逃がすようにという策を授けるが、実際には依り子の意識は儀式の途中で失われる。ところが、実際に降りた神がその通り、罰を与えてくれる。

    魔術と杜子春は、舞台がインドと中国と違うが、類似。魔術、仙人の力で、お金を手に入れても身につかず、むなしいという様なことを悟らされる話。

    老いたる素戔嗚尊もまた、深い。
    自分自身は、若い頃は破天荒で、天界を追われてしまったが、年取り子供を持つ身となっては、娘が恋をして、大人になるのを邪魔してしまう。
    そして、娘が去ると同時に、娘のことを祝福し、若いということはそういうものだといった悟りのような笑みを浮かべる話。
    でも、娘の相手の名前がひどい。醜男でしこお...

    トロッコは、子供特有の恐怖を、巧みに描いている。
    工事現場のトロッコに魅せられた少年が、トロッコを押し、乗せてもらえるのをいいことに、どこまでも作業員について行くと、てっきり連れて帰ってもらえるものと思っていたのに、家から大分離れた場所で、そろそろ帰れと言われる。かなり遠い道のりを、日も暮れ、行きとは同じ道なのに違う様に見える道を、泣きながら必死で帰っていく話。分かるなぁ。
    芥川さんが自殺しように、大人になると、漠然とした将来への不安を感じる。でも、子供の頃も、違う種類の不安がある。私の場合は、立体迷路が苦手だった。本当に出れなかったらどうしようと。そんな気持ちを描いている。

    仙人は、舞台が大阪。
    仙人になりたいという少年を、医者のけちな奥さんが、10年無給で働いて修行しなさいという。10年後に仙人の修行をと要求する少年に、奥さんがまたも無茶なことをいうと、なんと少年は仙人になっており、それをこなして、去って行く変な話。

    3つの宝は、盗賊にだまされて、偽の三種の神器を買った王子様。それをもって、本物の神器を持つなぜか黒人の王様から姫を救いに行く。王子様は、王様との問答で、なぜか理屈で王様を降参させてしまう。王様は真実の愛とは何かを、偽の神器しか持たない王子を庇う姫様の愛を前に悟り、いい人になるというハッピーエンド。

    雛は、悲しい話。没落してきたお家が、大切にしてきた娘のひな人形を売り払う。それを最後に見たい娘を家族のやりとりの、ただただ切ない話。

    猿蟹合戦は、好みではない。勝った蟹が、その後、法律の力で死刑になってしまうという後味の悪さしか残らない話。

    白は、仲間の犬を見殺しにした途端、真っ黒になってしまい、飼われていた家から放浪する白。
    自分の体の黒いのを見るたびに、自分の卑怯なことを思い英雄犬になる。そして、ピンチを迎えた時、神様に償いをしたし、家に帰りたいと願う。目が覚めたら、白は白で、元のお家に帰ってきていた!

    桃太郎は、私たちが知る桃太郎と全く逆。悪者の桃太郎が、平和二生きる鬼をやっつけて、宝を奪う話。これも後味が悪い。
    ただ、本来は鬼は楽しく踊り暮らしていて、さらわれた女性の証言だけで、鬼が悪いと信じてしまったのではないかと書いてあるのは面白い。
    でも、子供向けではないような(笑)

    女仙は、親にとっては、いくつになっても子供は子供ということか?
    老人の木こりを、うら若い女性が叱っているので、みかねて訪ねると、まさかの女性が3000歳を超えていて、きこりのおじいさんが子供だと告げるという。

    孔雀は、オオカミ少年みたいな話。孔雀のまねをするカラスにうんざりした他の鳥たちが、本物の孔雀を見たときに、また偽物だと思い殺してしまう。それで、本物の孔雀が来たら大切にするのにと、会話を繰り広げる、後味の悪い1ページの話。

    芥川龍之介は、私の好きな太宰治が憧れてやまない人だ。でも、私はトロッコの不安に通じるとこなどに、太宰治が惹かれたのかと感じないでもないけれど、太宰治の方が、おとぎ話を試みるにしても、どこか救われる優しい要素が残されていると思った。

    0
    2023年06月03日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     地獄変は教科書で学んだ宇治拾遺物語の「絵仏師良秀」の続きのお話。
    燃え盛る家の中で女房子供が燃えているのを見て、不動明王の背中の火を描いたというサイコ良秀は、今回も健在。
     地獄の様子を屏風にしろと言われ「私は見たものしか書けん!」と、自分の娘が牛車で燃やされても、絵を描いていた。
     良秀が芸術のためなら家族の命だって厭わないという狂信的な芸術至上主義なのはわかったけど、それだけじゃ「宇治拾遺物語」と同じ。
     ここからが芥川。語り手のうさんくささ(事実を言っていない可能性)と、大殿の実際の行動から、良秀も大概だけど、大殿もかなり性格が悪そう。
     そんな大殿が良秀を嗜めようと、見たこともないはずの地獄の様子を屏風に書けと命じたから、今回「も」悲劇が起こる。

     ただ、そのままだと、娘が浮かばれなさすぎるので、「猿」という救いの手を差し伸べたのは、芥川の優しさだったのかな。正直「猿」必要かなぁって思いながら読みました。

    0
    2023年05月26日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    お久しぶりの芥川。
    芥川の短編って最初の二、三ページはその物語の設定に慣れるのに苦労するけど、一旦夢中になると放してくれない感じ。
    独特の引力を持った作品が多い気がする。
    個人的に一番好きだったのは「偸盗」。芥川自身は「一番の悪作」と自虐していたらしいけど、退廃的な雰囲気の中に、悲喜交々の人間の姿が浮かび上がっているようでよかったなあ。

    0
    2023年05月25日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふつうに小娘に怒るなり注意するなりしてもいいのにな。迷惑この上ない。しないのは小娘と、雑多なこととかかわりあいたくないからだろうか。
    そんな主人公の心の変化が、ラストのイラストの色のやわらかさで表れていてとてもよかった

    0
    2023年05月09日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    ジル湖の岸に魔術師の老人と弟子の少年がいた。
    老人は戒行の終と心願成就を目前にしていたが、少年は師を助けながらも恐れていた。
    老人は少年に己のこれまでの行いと目的を語る。

    ホノジロトヲジさんの挿絵と芥川の訳も手伝い私の目には妖しく暗い幻想物語だと映った。

    0
    2023年05月07日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代でもありそうな作風で一番面白かった『邪宗門』ですが、何故そこで終わるのですかね、芥川先生。未完に終わった作品の中で最も後味の悪い作品でした。

    0
    2023年05月06日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    アイルランドの詩人・劇作家、ウィリアム・バトラー・イェイツ。初めて読むどころか、名前さえも初めて知ったのですが、ノーベル文学賞受賞者なのですね。
    芥川龍之介が訳したってなんとなく驚き。内容と言葉遣いが難解で、私の読解力では摑み損ねた。
    秘密の儀式に失敗した老人と、静かにみつめる少年、薔薇と百合、鶫の鳴き声、そういったひとつひとつが物寂しく、その雰囲気はいつまでも余韻をひくものだった。

    0
    2023年04月12日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。

    0
    2023年04月07日