芥川龍之介のレビュー一覧

  • 俊寛

    匿名

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    平家物語でも有名なエピソードのひとつ、鬼界ヶ島に流された俊寛を有王が訪う場面を材に採っている。小話ではあるが、芥川ならではの筆致で活写されている。

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    2022年09月28日
  • 蜘蛛の糸

    匿名

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    後から後からのぼってくる罪人たちに一声かけたカンダタが彼らとともに落下する場面は有名で、ここに力学的問題をも提示できる。

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    2022年09月28日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    <乙女の本棚>シリーズ。たぶん2018年に読んでいたのに、登録し忘れていた。この本は芥川個人の体験を基にしたのものだろう。読後にほっこりする。絵もいい感じだ。

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    2021年05月09日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    「羅生門」を読むと、犯罪の境界線が自分のすぐ一歩さきにあるような気がする。いつ自分が踏み越えるかも、または踏み越えられるかもわからない、そんな日常を生きていると思う。

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    2021年01月03日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    高校生のときに授業で読んで以来の羅生門。
    授業だと下線部だの登場人物の気持ちだのと、純粋に読むのではなくお受験的な読解だったので、頭をフラットにして読むことができた。
    犯罪の決意を勇気と表現する芥川龍之介の世界観に、人間の弱さを感じた。
    勇気が弱さとは、不思議な感覚だ。

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    2020年12月31日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    「父」12/8「酒虫」12/8「西郷隆盛」12/8「首が落ちた話」12/6「蜘蛛の糸」11/12「犬と笛」10/24「妖婆12/9」「魔術」12/11「老いたる素戔嗚尊」11/4「杜子春」「アグニの神」10/13「トロッコ」11/17「仙人」12/11「三つの宝」12/12
    「雛」11/17「猿蟹合戦」12/12「白」12/12「桃太郎」12/12「女仙」12/12
    「孔雀」12/12

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    2020年12月12日
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)

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    或日の大石内蔵之助
    戯作三昧 12/6
    開化の殺人 11/8
    枯野抄
    開化の良人 11/7
    舞踏会

    庭 12/7
    お富の貞操

    あばばばば 10/14
    一塊の土
    年末の一日

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    2020年12月07日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    偸盗のしゃきんの悪女っぷりが気持ちよかった。なんで男も女もちょっと悪いやつに惹かれるんだろ。
    偸盗も地獄変もみんな古くささはあるけど全部現代の人間関係に通じるものがあるなぁって思った。

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    2020年11月30日
  • 奉教人の死(新潮文庫)

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    煙草と悪魔 11/21
    さまよえる猶太人 11/22
    奉教人の死 11/21
    るしへる 11/22
    きりしとほろ上人伝 11/23
    黒衣聖母 11/22
    神神の微笑 11/21
    報恩記 11/22
    おぎん 11/4
    おしの 11/5
    糸女覚え書 10/23

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    2020年11月23日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    全編を通してどうしても自死狂死に惹かれているのが解る。お金についてかなり悩んでいるのに、身を切り売りするような文章を作っているので苦しそうに感じる。

    「蜃気楼」
    蜃気楼と真っ暗な海岸でマッチをつけること。夢の中で全く意識していない人が出てくること。意識の閾の外の見えない部分を表現しているんだなあ。

    「河童」
    河童はファンタジー世界を作っていておもしろい。でも現実の思想、作家、音楽などが浸食している。

    「歯車」
    私も偏頭痛の閃輝暗点を感じることがあるから、解るぞこの感じ!と思った。歯車とは言い得て妙で動くチカチカするものが終わってくると頭痛が酷くなる。

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    2020年10月06日
  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

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    ネタバレ

     「文芸的な、余りに文芸的な」を取り急ぎ。といって「侏儒の言葉」は前に読んだことがある。
     谷崎との論争も気になっていたところだったけど、最近読んだ佐藤春夫の「芥川竜之介を哭す」にあった「しゃべるように書く」話が気になっていたので、それが主な動機w佐藤春夫の文章でも、ヒステリー治療としての側面は取り上げられていたし、その効用はある程度認めるところもあったようだけど、ジャーナリスト的な側面を考えてしまったり、芥川自身の性格もあってか、皮肉に見ている様だった。

     総括すると、文学とは何かを芥川なりに考えて出した答え・考えといったところ。だから、読むのにも時間がかかった。正宗白鳥をかなり評価してい

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    2020年08月14日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    「羅生門」は高校生だった時に読んだことがあるため、読みづらいことはなかったものの、全体的に話が少し難しかった。

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    2020年07月07日
  • 地獄変

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    どの視点から見るか

    読み終わった後に、誰の視点から読むかで物語の本質が変わってくるように思えた。
    地獄屏風の表現はおどろおどろしいが、絵師と娘、猿、御殿様、それぞれの心から読み返すと切ない思いが残った。

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    2020年05月22日
  • 杜子春

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    全体を通して見てみると、最初にお金持ちになって落ちぶれたのも、二度目の凋落も、地獄でのいたぶられにしても彼の体験した全てがマヤカシで全部あの仙人様の手の上で起こっている事のように思えて来ますね。人としての本当の幸せとか、人生における生きる目的ってことを教えようとしているのかな…面白かったけど、やたら金銭を与える仙人の目的って何?人を誑かして何やってんだいって笑笑

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    2020年04月07日
  • 藪の中

    A

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    読書って難しい

    作者の意図はどこにあるのだろう、
    というのが率直な感想です。
    面白いと言えば面白いし、
    がっかりだと言えばがっかりだし、
    ただただ不可解です。
    読書って難しいですね。

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    2020年03月08日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    歯車、ある阿呆の…、大導時しんすけ、どれも自分のことを題材にしてるのかな、と思った。
    生きていくのってそうそう楽しくはないよね、むしろ重苦しいよね、と言われているような。
    前向きに、とか夢に向かって、向上心を持って、なんてことに疲れている時はむしろ救われる?

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    2020年03月08日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    子供向けとして書かれた作品を編輯したもので、正直に言うと、読んでいてあまり面白くない作品が多かった。同じ芥川作品でも羅生門とか鼻、あとは手巾なんかは純粋に気に入ったのだが。ただ、「父」は父親の立ち姿が印象的だし、「杜子春」は出典を高校の漢文の教科書で知ってることも相まってか結末にハッとさせられた。

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    2020年02月13日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    ‪全体的に漂う不気味な美しさを味わえた。蜃気楼、海、漂流物といったモチーフとその情景が印象的な『蜃気楼』、価値観が反転した河童の世界を体感する、ファンタジー満載かつ強いメッセージ性を感じる『河童』が好き。‬

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    2020年01月15日
  • 【語注付】地獄変

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    羅生門、鼻、地獄変、蜘蛛の糸、藪の中くらいしか覚えていない。藪の中が一番好き。きっと真相は存在しなくて、それをそのまま受け止めるのが正しい。

    ・大川の水
    ・羅生門
    ・鼻
    ・芋粥
    ・地獄変
    ・蜘蛛の糸
    ・奉教人の死
    ・蜜柑
    ・舞踏会
    ・秋
    ・藪の中
    ・トロッコ

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    2020年01月03日
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)

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    ある程度、芥川龍之介を読んできた人にとっては、その一部の良い作品でしかないと思うが、芥川をはじめ、文豪の作品に慣れてない人がいきなり読むにはかなりパワーが必要。

    こういうのは無理して読まずに、読みやすい話だけ読んで一度置いてもいいかもしれない。

    時間をかけてゆっくり味わいたい作品。

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    2019年11月26日