芥川龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全体的に平安時代舞台にしているので小難しい言葉・表現が多かった。
「羅生門」
悪(窃盗/殺人)を正当化するわけではないが、誰にでも悪はあって、生き抜く上で多少の悪は必要なんだというように読み取れた。
「鼻」
人からバカにされるほどのコンプレックスも、いざ改善されてしまうと寂しい気持ちになる。
「芋粥」
本当に欲しい物があっても、いざそれを目の前にすると気が引ける。その気持ちはよくわかる。
「偸盗」
全体的には羅生門と同じ。違う点は、血を分けた兄弟は何者にも代え難い存在であること。
⇒この作品は、芥川竜之介が気に入らず、全面改修を計画したらしい。なんとなく、わかる気がする。 -
Posted by ブクログ
地獄変はおもしろかった!!つくり方も落としどころも見事に納得のいく?作品で、無駄なく、さすが名作と思えました。
しかし他の収録作品は、まだまだ自分がきちんと読み込めていないのか、正直あまりひっかからなかった。「大川の水」だけは読んでて、なにを感じればいいのかが全然わからない。
「羅生門」「蜘蛛の糸」「トロッコ」あたりはちょっと好きです。
自分がまだまだ甘いのかもしれないけど、パラパラ読み進めてしまうだけでした。いずれまた読んでみたほうがいいのかな。
「大川の水」「羅生門」「鼻」「芋粥」「地獄変」「蜘蛛の糸」「奉教人の死」「蜜柑」「舞踏会」「秋」「藪の中」「トロッコ」