芥川龍之介のレビュー一覧
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芥川龍之介さん、ものすごい口悪い。
例えば、「小児」の項(言葉遣いは意訳)――
軍人は子どもに近い。英雄らしい身振りで喜んだり、栄光を好んだりするのは特に。機械的な訓練を大事にしたり、動物的な勇気を重んじたりするのも小学校だけに見られるこの。殺戮を何とも思わないところなんかはもう子どもとしか言いようがない。特に子どもにそっくりなのは、ラッパとか軍歌とかに鼓舞されれば、なんのために戦うかも考えずに喜んで敵に挑むところ。
だから、軍人が誇っているものだって必ず子どものおもちゃにそっくりだ。派手に飾った鎧兜なんて成人の趣味にあうものじゃない。勲章だって・・・本当に不思議だと思う。酔ってるわけで -
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芥川龍之介の王朝物。
「運」…仏のご利益についての短編
「道祖問答」…道命阿闍梨と翁の短編
「袈裟と盛遠」…袈裟と盛遠の独白からなる短編
「地獄変」…地獄変を描く絵師の短編
「邪宗門」…異形な沙門をめぐる短編(未完結)
「竜」…源隆国と思われる人が双紙を編む短編
「往生絵巻」…多度の五位という人物が出家した短編
「好色」…平貞文の短編
「藪の中」…今昔物語の『妻ヲ具シテ丹波ノ国ニ行ク男大江山ニ於テ縛ラルル』を題材にした短編
「六の宮の姫君」…身寄りのない姫と、姫を残して京を去る男の短編
「二人小町」…小野小町と玉造小町の短編
「運」の題材も今昔物語『貧女清水観音値盗人夫語第三十三』だそう。
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全体的に平安時代舞台にしているので小難しい言葉・表現が多かった。
「羅生門」
悪(窃盗/殺人)を正当化するわけではないが、誰にでも悪はあって、生き抜く上で多少の悪は必要なんだというように読み取れた。
「鼻」
人からバカにされるほどのコンプレックスも、いざ改善されてしまうと寂しい気持ちになる。
「芋粥」
本当に欲しい物があっても、いざそれを目の前にすると気が引ける。その気持ちはよくわかる。
「偸盗」
全体的には羅生門と同じ。違う点は、血を分けた兄弟は何者にも代え難い存在であること。
⇒この作品は、芥川竜之介が気に入らず、全面改修を計画したらしい。なんとなく、わかる気がする。