芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻・芋粥

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    芥川の短編集です。やっぱり表題作の「羅生門」が印象に残りました。人って生きるためなら善悪の考え方が変わってしまうというところがとても驚きました。私は極限状態というものになったことがないけど下人のような状態だったら同じ行動を取ってしまっていたかもなと思いました。

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    2026年03月17日
  • 舞踏会(乙女の本棚)

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    舞台は日比谷の鹿鳴館。

    日本の美しい少女が舞踏会でフランス海軍と出会い、踊り、花火が咲く夜空を見あげる夢のような一夜。魔法にかけられたシンデレラのようなロマンチックさと儚さがつめこまれていて、心地良い文章に惚れ惚れする。

    夢のような一夜の話しを青年に伝える汽車の場面も素敵。西洋の文化が日本に取り込まれ、大きく時代が転換する明治時代の雰囲気をふんだんに味わえる短編。

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    2026年03月13日
  • 蜜柑

    購入済み

    素直に感銘を受けた

    芥川龍之介らしい私小説っぽい作品である。厭世的な気分で乗った汽車の中で素朴な少女に出会ったときの気持ちを結構まっすぐに描き出している。東京帝国大学を優等で卒業し売れっ子作家である という上級国民からの見下した視点 という解釈もできるであろうが、素直に感銘を受けた としておきたい。

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    2026年03月12日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    ネタバレ

    多くを語らないのにその奥の背景が見えたり、思わず人生を考えたり、人間とは…という考えに至ったり。

    蜘蛛の糸(やっぱ馴染み深い)
    蜜柑(綺麗な描写)
    杜子春(人間らしさとは)
    トロッコ(現実身が1番すごい。)
    猿蟹合戦(えげつねぇ、救われねぇ、そしてオチ最高。所詮我々も蟹)

    が面白かった。

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    2026年03月04日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    依然から読み出しては中途で止め、また始めから、を繰り返していましたが、久々に読書をきちんと再開するようになって、また始めから、すべて読みました。

    歴史短篇が多いこともあり、言葉回しや登場する言葉につまづくことも多々ありましたが、おもしろかったです。
    人間の生の中の一瞬の輝きや、人間社会が構築する闇、人間の内側に巣食う闇を感じられる作品が多く、一度読み出せば、一編すぐに読み終えてしまう没入感がありました。
    難しいと感じる人もきっと沢山いると思いますが、噛み砕けば色々なことを感じ、考えさせられるような気がします。

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    2026年02月25日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    ネタバレ

    藪の中が読みたくて買ってみたけどどれも面白い話でよかった。中でも竜が嘘から出た誠になっちゃって収集つかなくなってしまうところが好きだった。それぞれ短くて読みやすいし、地獄変の下敷きが、高校の古典でかすかにやった記憶がある絵仏師良秀だったとは意外な繋がりを感じた

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    2026年02月21日
  • 河童 他二篇

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    河童
    最初は狂った人の話としてすらすら読めた。
    似たような名前の河童がたくさん出てきて、間を置いて読むと訳が分からなくなる。
    解説やなんとなくの時代背景だったりを通して、芥川が表現したかったことを国語的になんとなく理解した気がする。

    蜃気楼
    もう一回落ち着いて読みたいかも。
    夜が涼しいうちの夏に

    三つの窓
    解説を読むと、なんだか口がムッとしてしまう。

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    2026年02月13日
  • 芥川龍之介作品集 蜘蛛の糸

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    羅生門、蜘蛛の糸、藪の中
    聞いたことがあるタイトルを読みたくて、探してみたら、この本に全てあったので読書。
    一番良かったのは、藪の中。次点以降で羅生門、杜子春、蜘蛛の糸。
    作品ごとに注釈が付けられているので読むことにそんなに苦労しない。ファンタジーや児童向けの作品があり、そこは意外だった。
    総じて芥川龍之介の作品は日本語が綺麗だなと感じた。

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    2026年02月07日
  • 羅生門・鼻

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     『鼻』は初読、『羅生門』は高校の授業以来の再読。鼻が短くなったのに周囲から笑われた理由や、下人が盗みを働いた後の行方など、作中にはっきり描かれていない要素がある、すなわち読者の解釈の自由度が高い点で、両物語は共通している。
     『鼻』のクスッと笑えるユーモアに溢れた文章表現が気に入った。

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    2026年01月21日
  • スラよみ!現代語訳名作シリーズ 羅生門

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    【Audibleにて】
     面白かった!中1ぶりに読み返しましたが、大人になってテストなど関係なしに読めると、自分なりの色々な解釈を持って読めるなぁと感じました。
     やっぱり芥川先生はとても文章がうまくて、とても読みやすかったです。
     また、21分ほどで聞けたので中1向けの、難しめのお話にもってこいなのだなぁと、教科書常連作品なのも納得でした。

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    2025年12月24日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    息子の国語のプリントに蜘蛛の糸が途中まで掲載されていたのでまた読みたくなり、探したら出てきたので1冊読んだ。買ったのは高校生の時 だろうか。表題2作はやはり名作と感心したが、解説を見るとどちらにも元作がありそれの結末などをアレンジしたものらしい。

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    2025年12月18日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    ネタバレ

    この本に載っている短編は特に読みやすいなぁと思っていたらまさかの年少小説とは!

    自分が小学一年生の頃「日が傾いていても外で遊び、暗さで手が見えなくなるまで遊んでいると帰れなくなる」なんていう都市伝説的なものを母から聞いていたから、『トロッコ』の主人公の少年の心情が痛いほど伝わってきた…。走っても走っても進まなくて、ただ日は落ちていくばかり。不安はどんどん募っていく…あの感情を久々に思い出すことができてよかった。

    特に『犬と笛』は児童文学の雰囲気が強く、求めていたものと違う感は否めないがこれはこれで面白い。(私が求めているのは河童や或阿呆の一生の方だと思われるので次はそちらを読む)

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    2025年12月16日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    魔術・蜜柑・犬と笛がお気に入り。芥川龍之介の短編集なので、ゆっくり読んでいても内容が分かりやすく、簡単。初心者にもおすすめな書籍です。

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    2025年12月16日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    「蜜柑」を以前電子で読んでものすごく感銘を受けたので紙の本も欲しいなあと。

    びっくりしたのが、わたくし杜子春のストーリーの前半部分(金持ちになってそのあとまた貧乏になって〜のくだり)すっかり忘れていた←
    そこまあまあ重要だろw


    「猿蟹合戦」が強く印象に残った。
    さらっと読める短編だけど、よくよく考えると結構怖いことだよね。現実世界でも、どっちにも転ぶ可能性があるよってことを肝に銘じておかないと…
    その時代の価値観なんて一瞬でひっくり返ることを、私たちは例の感染症で身をもって知っている訳だし。

    「白」も良かった。白がみずからの弱さと向き合って、打ち勝って、幸せを取り戻して。
    温かいラスト

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    2025年11月27日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    蜘蛛の糸
    地獄にいる人を再び地獄に突き落とす。とてもむごい話だと思いました。お釈迦様は決して善人ではないと思いました。

    杜子春
    求めれば上限のない欲について書かれた本でした。
    本当に大切なものは欲とは関係のないところにある。そう思う話でした。

    お金よりも心を大切にしたいと思う話でした。

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    2025年11月26日
  • 羅生門・鼻

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    ネタバレ

    『羅生門』『鼻』『芋粥』『運』『袈裟と盛遠』『邪宗門』『好色』『俊寛』 今回ら『俊寛』が良かった。

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    2025年11月25日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    色んなパターンの作品を読めて面白かった。格調高く静かな印象なのに、臨場感があって手に汗握る作品ばかり。『袈裟と盛遠』が一番好きかも。

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    2025年10月21日
  • 河童 他二篇

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    人間らしさが強調されてた作品だった。
    芥川竜之介が、河童好きなのは知らなかった。
    ビスマルクのことば(正直は最良の外交である)が出てくるとは思わなかった。
    芥川も、ビスマルクに興味を持ってたのかな?

    "蜃気楼"は楽しく読めたが、"三つの窓"はいくら時代と言え、読んでて辛かった。

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    2025年10月15日
  • 疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション

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    まず装画が怪しげで綺麗!いわゆるジャケ買い
    あとタイトル『疵の迷楼』別世界へと誘い込まれるような魅惑的な感じに加え、名だたる文豪たちの作品に興味を引かれてしまう。
    まだ、このとき耽美という言葉の意味を理解していなかった。ただ「美しい」くらいにしかとらえていなかったので読んでみたら本当の意味を思い知らされ、常軌を逸した世界への入り口だった。

    なかなか普通の感覚では理解、共感し難い作品ばかり。どの作品も何かに心を奪われていたり、病的にのめり込んでいたりと現実からかけ離れていて危うい空気が漂っている。
    抗いがたい好奇心や欲望、まるで[パンドラの箱]を開けてしまったようなそんな感じだ。

    収録されて

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    2025年10月15日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    ネタバレ

    「藪の中」が読みたくて買った。「藪の中」はもちろん、「好色」、「将軍」も面白かった。

    特に「好色」はめちゃくちゃな話で、とあるモテモテの平安貴族が、一目惚れした侍従に自信満々で手紙を書くんだけどろくに返事ももらえず、ついに忘れたいと願うのだがそうもいかない。そこで、その侍従の何か汚らしい物を見れば諦めもつくだろうと考える。そして何とかして手に入れた侍従の「糞」の入った箱(当時の貴族は、自分の排泄物を箱に入れてお付の者に捨てに行かせていたらしい)の蓋を開けるの開けないので逡巡する姿が、芥川龍之介の美しい文章で生き生きと描かれているのがほんとに面白い。「この中には侍従の糞がある。同時におれの命も

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    2025年10月08日