芥川龍之介のレビュー一覧

  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

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    収録作:侏儒の言葉・侏儒の言葉(遺稿)・文芸的な、余りに文芸的な・続文芸的な、余りに文芸的な

    芥川龍之介の持つ小説観、その叙情的イメージがいかなる意味合いを持つかは谷崎潤一郎との小説論争においてある程度明らかになっている訳だが、谷崎と芥川の小説そのものを見て感ずるところの相違が、そのまま互いの思想の相違であるとは言えまい。本書において芥川は谷崎氏に対峙する論客として何章かを裂いているが、一度ならず主張しているのは「ストーリーなき小説」の正当性についてであり、それは多く古典からヒントを得、寓話的な要素を多く持つ芥川の小説(勿論そればかりでないのは言わずもがな)を顧みるにおいて殆ど彼の創作物に重

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    2011年07月15日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    比較的子供でも読みやすい話を集めてあります。この人は短編を書かせると天才です。一番好きな作家の一人。でも全集は読めてません。ごめんなさい(笑)

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    2009年10月04日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    人間って哀しいねっていう事。教科書に載ってたあの話や、児童雑誌に載っている昔話はこれだったのね。と、改めて思った。

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    2009年10月04日
  • ちくま日本文学全集芥川龍之介

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    言わずと知れた「鼻」と「河童」がオススメです。それ以上にオススメしたいのが「杜子春」です。究極的な幸せは金か、友情か・・・
    さすが知的な芥川先生だけあって、奥が深いです。中国の漢文に影響を受けているので、題材がそのアタリからとっていることが多く、興味をそそられます。昔にこれほどな人がいたのかと感心させられます。

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    2009年10月04日
  • 歯車 他二篇

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    末期芥川の小説三篇。『歯車』は良作。
    彼は一貫するメロディーを持つ世界を書くことのできる作家だった。末期に描いたそれが、自己愛に満ちた内的世界だったとしても、優れたものは仕方がない。

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    2009年10月04日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    晩年の芥川は、クライ。
    「河童」は面白い。
    だが他の作品はよくわからない。
    始終暗鬱な感じがしていて、お得意の皮肉もなく、諧謔もない。しかし自虐はある。
    とくに「歯車」はもう一度読もうと思う。

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    2026年06月07日
  • 羅生門・鼻

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    芥川って人の心情を的確に言語化するよなぁ…ほんとにすごい。

    『羅生門』は高校で習った!この話はいつ読んでも好き。
    特に印象深かったのは『鼻』『芋粥』『運』。どれも人間臭い話で引き込まれる。
    『鼻』人に笑われるから自分の顔が気に入らなかった。そして自分の顔を普通に戻した。悪いやつは、どんなに自分が良く変化したとしても、悪く言うには変わりない。また元の顔に戻りたいと思う。悪い奴らに振り回され続けているけど、自分が満足できているならいいってことなのか…。
    『運』女は幸せになりたいと神に祈った。その結果、最終的には女は幸せになれたと言える。しかし、果たしてそれは真の幸せなのか……幸せになるための過程

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    2026年05月22日
  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

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    芥川龍之介作品は、人間の心の奥に潜む本能や教訓が込められていて、大人になった今読んでもハッとさせられる。

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    2026年05月12日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    奇遇、母、好色、藪の中、将軍を読んだ。
    将軍はよくわからなかったが、他は現代にも通ずる人らしさが出ているおもしろい話だった。

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    2026年05月08日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    まず、著者の写真がイケメンだよねぇ。目が話せない内容、文体が昔なので読みづらいところもあるけれど、そこがまた良いのかも。

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    2026年04月27日
  • 歯車 他二篇

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    晩年の芥川はすごい、
    という話を小耳にはさんでチャレンジ。

    私小説の向こう側、というか。
    私と分裂したもう一つの私の心象風景のような。

    現代の、歴史を知っている視点からでなくても、
    これから起こることが十分に予見できそうな内容だった。

    生まれる時代が違えば、
    文のほかにも絵や音楽を
    才能さえあれば技能がなくても十全に生み出せる時代であれば、
    また違った世界観を生んで、
    また違った歩みを見せてくれたのでは、と。

    そういうことを感じた。

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    2026年04月19日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    〈乙女の本棚シリーズ〉
    芥川龍之介+げみ

    少し色褪せた黄金色というのか…表紙絵が美しい。
    そして、どのページも懐かしさを感じるカラーであり、仄暗いのか明るいのかも掴みかねる微妙さがなんともエモい。


    私の他は乗客はいないという客車に発車の笛のあと、小娘が慌ただしく入ってきた。
    小娘の下品な顔立ちも服装の不潔さも気に入らなかった。
    そのうち硝子戸を開け出したが、開かずに悪戦苦闘していたかと思うとどす黒い煤煙が入ってきた。

    怒りが込み上げできた私が、次に目にしたものは…
    蜜柑色の空、いや蜜柑だ蜜柑が空を舞っていたその先に三人の弟たちが…。

    この光景は忘れることないだろうと思えるほどで、私の

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    2026年04月16日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    面白かった。
    ジャンル的にはミステリー…になるのかなぁ? なんだろうか。
    最後にまだ謎が残って読む人の想像力に任せる感じなのもよかったと思う。

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    2026年04月07日
  • 歯車 他二篇

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    ネタバレ

    芥川、晩年の3篇。頭の中が忙しかった人だったのだろうなと思う。常に何かを考え(或いは何かに囚われ)、それを時に人に差し出しては、また自分の中に仕舞い込んで悶々と考え続ける。特に1つ目の引用箇所は印象的であった。この箇所は、論理的思考なるものにも幾つかの流派があり、芥川のそれは少し他人とは異なるものであったということを端的に表していると思う。彼は他者との対話の中で、自分とは異なる論理の組立て方が存在することに気が付きながらも、そちら側に渡ることができなかった。彼の最期に対する意見は種々あるだろうが、この溝こそが彼を死へと導き、また制作欲という光をも彼に与えたのだと思う。

    特に印象に残った箇所は

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    2026年04月03日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    芥川の短編集です。やっぱり表題作の「羅生門」が印象に残りました。人って生きるためなら善悪の考え方が変わってしまうというところがとても驚きました。私は極限状態というものになったことがないけど下人のような状態だったら同じ行動を取ってしまっていたかもなと思いました。

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    2026年03月17日
  • 舞踏会(乙女の本棚)

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    舞台は日比谷の鹿鳴館。

    日本の美しい少女が舞踏会でフランス海軍と出会い、踊り、花火が咲く夜空を見あげる夢のような一夜。恋に落ちたときの一瞬の輝きってこういうことか〜〜と惚れ惚れします。

    魔法にかけられたシンデレラのようなロマンチックさと夢幻的な要素がつめこまれていて、心地良い文章で読後感も良かった。

    夢のような一夜の話しを青年に伝える汽車の場面も素敵。西洋の文化が日本に取り込まれ、大きく時代が転換する明治時代の雰囲気をふんだんに味わえるような短編。

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    2026年05月13日
  • 蜜柑

    購入済み

    素直に感銘を受けた

    芥川龍之介らしい私小説っぽい作品である。厭世的な気分で乗った汽車の中で素朴な少女に出会ったときの気持ちを結構まっすぐに描き出している。東京帝国大学を優等で卒業し売れっ子作家である という上級国民からの見下した視点 という解釈もできるであろうが、素直に感銘を受けた としておきたい。

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    2026年03月12日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    ネタバレ

    多くを語らないのにその奥の背景が見えたり、思わず人生を考えたり、人間とは…という考えに至ったり。

    蜘蛛の糸(やっぱ馴染み深い)
    蜜柑(綺麗な描写)
    杜子春(人間らしさとは)
    トロッコ(現実身が1番すごい。)
    猿蟹合戦(えげつねぇ、救われねぇ、そしてオチ最高。所詮我々も蟹)

    が面白かった。

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    2026年03月04日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    依然から読み出しては中途で止め、また始めから、を繰り返していましたが、久々に読書をきちんと再開するようになって、また始めから、すべて読みました。

    歴史短篇が多いこともあり、言葉回しや登場する言葉につまづくことも多々ありましたが、おもしろかったです。
    人間の生の中の一瞬の輝きや、人間社会が構築する闇、人間の内側に巣食う闇を感じられる作品が多く、一度読み出せば、一編すぐに読み終えてしまう没入感がありました。
    難しいと感じる人もきっと沢山いると思いますが、噛み砕けば色々なことを感じ、考えさせられるような気がします。

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    2026年02月25日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    ネタバレ

    藪の中が読みたくて買ってみたけどどれも面白い話でよかった。中でも竜が嘘から出た誠になっちゃって収集つかなくなってしまうところが好きだった。それぞれ短くて読みやすいし、地獄変の下敷きが、高校の古典でかすかにやった記憶がある絵仏師良秀だったとは意外な繋がりを感じた

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    2026年02月21日