芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻

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     『鼻』は初読、『羅生門』は高校の授業以来の再読。鼻が短くなったのに周囲から笑われた理由や、下人が盗みを働いた後の行方など、作中にはっきり描かれていない要素がある、すなわち読者の解釈の自由度が高い点で、両物語は共通している。
     『鼻』のクスッと笑えるユーモアに溢れた文章表現が気に入った。

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    2026年01月21日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    息子の国語のプリントに蜘蛛の糸が途中まで掲載されていたのでまた読みたくなり、探したら出てきたので1冊読んだ。買ったのは高校生の時 だろうか。表題2作はやはり名作と感心したが、解説を見るとどちらにも元作がありそれの結末などをアレンジしたものらしい。

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    2025年12月18日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    ネタバレ

    この本に載っている短編は特に読みやすいなぁと思っていたらまさかの年少小説とは!

    自分が小学一年生の頃「日が傾いていても外で遊び、暗さで手が見えなくなるまで遊んでいると帰れなくなる」なんていう都市伝説的なものを母から聞いていたから、『トロッコ』の主人公の少年の心情が痛いほど伝わってきた…。走っても走っても進まなくて、ただ日は落ちていくばかり。不安はどんどん募っていく…あの感情を久々に思い出すことができてよかった。

    特に『犬と笛』は児童文学の雰囲気が強く、求めていたものと違う感は否めないがこれはこれで面白い。(私が求めているのは河童や或阿呆の一生の方だと思われるので次はそちらを読む)

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    2025年12月16日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    魔術・蜜柑・犬と笛がお気に入り。芥川龍之介の短編集なので、ゆっくり読んでいても内容が分かりやすく、簡単。初心者にもおすすめな書籍です。

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    2025年12月16日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    「蜜柑」を以前電子で読んでものすごく感銘を受けたので紙の本も欲しいなあと。

    びっくりしたのが、わたくし杜子春のストーリーの前半部分(金持ちになってそのあとまた貧乏になって〜のくだり)すっかり忘れていた←
    そこまあまあ重要だろw


    「猿蟹合戦」が強く印象に残った。
    さらっと読める短編だけど、よくよく考えると結構怖いことだよね。現実世界でも、どっちにも転ぶ可能性があるよってことを肝に銘じておかないと…
    その時代の価値観なんて一瞬でひっくり返ることを、私たちは例の感染症で身をもって知っている訳だし。

    「白」も良かった。白がみずからの弱さと向き合って、打ち勝って、幸せを取り戻して。
    温かいラスト

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    2025年11月27日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    蜘蛛の糸
    地獄にいる人を再び地獄に突き落とす。とてもむごい話だと思いました。お釈迦様は決して善人ではないと思いました。

    杜子春
    求めれば上限のない欲について書かれた本でした。
    本当に大切なものは欲とは関係のないところにある。そう思う話でした。

    お金よりも心を大切にしたいと思う話でした。

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    2025年11月26日
  • 羅生門・鼻

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    ネタバレ

    『羅生門』『鼻』『芋粥』『運』『袈裟と盛遠』『邪宗門』『好色』『俊寛』 今回ら『俊寛』が良かった。

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    2025年11月25日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    色んなパターンの作品を読めて面白かった。格調高く静かな印象なのに、臨場感があって手に汗握る作品ばかり。『袈裟と盛遠』が一番好きかも。

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    2025年10月21日
  • 河童 他二篇

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    人間らしさが強調されてた作品だった。
    芥川竜之介が、河童好きなのは知らなかった。
    ビスマルクのことば(正直は最良の外交である)が出てくるとは思わなかった。
    芥川も、ビスマルクに興味を持ってたのかな?

    "蜃気楼"は楽しく読めたが、"三つの窓"はいくら時代と言え、読んでて辛かった。

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    2025年10月15日
  • 疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション

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    まず装画が怪しげで綺麗!いわゆるジャケ買い
    あとタイトル『疵の迷楼』別世界へと誘い込まれるような魅惑的な感じに加え、名だたる文豪たちの作品に興味を引かれてしまう。
    まだ、このとき耽美という言葉の意味を理解していなかった。ただ「美しい」くらいにしかとらえていなかったので読んでみたら本当の意味を思い知らされ、常軌を逸した世界への入り口だった。

    なかなか普通の感覚では理解、共感し難い作品ばかり。どの作品も何かに心を奪われていたり、病的にのめり込んでいたりと現実からかけ離れていて危うい空気が漂っている。
    抗いがたい好奇心や欲望、まるで[パンドラの箱]を開けてしまったようなそんな感じだ。

    収録されて

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    2025年10月15日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    ネタバレ

    「藪の中」が読みたくて買った。「藪の中」はもちろん、「好色」、「将軍」も面白かった。

    特に「好色」はめちゃくちゃな話で、とあるモテモテの平安貴族が、一目惚れした侍従に自信満々で手紙を書くんだけどろくに返事ももらえず、ついに忘れたいと願うのだがそうもいかない。そこで、その侍従の何か汚らしい物を見れば諦めもつくだろうと考える。そして何とかして手に入れた侍従の「糞」の入った箱(当時の貴族は、自分の排泄物を箱に入れてお付の者に捨てに行かせていたらしい)の蓋を開けるの開けないので逡巡する姿が、芥川龍之介の美しい文章で生き生きと描かれているのがほんとに面白い。「この中には侍従の糞がある。同時におれの命も

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    2025年10月08日
  • 奉教人の死(新潮文庫)

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    当時はキリスト教と言うのは大衆の興味を引いていたのかこういう切支丹物と言うジャンルが出来たのかな?

    古語的な書き方は読むのが大変であった。

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    2025年10月06日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    どれも捨てがたいが、個人的には「蜜柑」と「白」がとりわけ印象に残った。
    蜜柑を読むと、鬱屈とした苛立ちがもやもやと吹き溜まっていたところから一転、びゅうっと爽やかな風が心に吹き抜けていく感じがする。
    白は、あの時ああしておけばという取り返しようのない悔やみを抱えても、その先の生き様によっては救いはあるのではないか?という希望を見出させてくれるような優しさがある。

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    2025年09月29日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    イラストレーターのしきみさんの、乙女の本棚作品集です。どこか怪しい美しさのある、しきみさんのイラスト。作品の冒頭に、どういう意図でこのイラストを描いたのか、解説が入っていて、一度読んだことのある作品でも、新たに楽しむ事が出来ました。

    新規収録作品は、芥川龍之介の悪魔。短い作品ですが、インパクトがありました。最後の悪魔の表情が、文章を底上げしている気がします。
    素敵な作品集でした。


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    2025年09月26日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    単語がいくつか難しい。仏教用語とかも出てくるから、気になったら調べながら読んだ。
    1人の男が死んでいる。男は妻と藪の中を進んでいたら、盗人に会ったらしい。
    盗人は「自分が男と戦って殺した」と言う。
    妻は「盗人に無体をされ、一緒に死のうと自分が小刀で刺した」と言う。
    男の幽霊?は「自分で小刀で胸を刺した」と懐古する。
    しかし最初の男の死体の発見者は小刀を見ていない。
    女は消える。
    真実はわからない。
    「藪の中」。
    タイトル通り。

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    2025年09月22日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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     芥川龍之介の入門編。とても読みやすい。「蜜柑」はいつ読んでも目の前に鮮やかな映像が思い浮かぶ。美しい文章。「犬と笛」「白」が好み。「トロッコ」は少年の冒険心と傷つきやすい心をノスタルジックに描く。「仙人」は権助、してやったり!

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    2025年09月14日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    収録短編は蜘蛛の糸(教科書でお馴染み)・犬と笛・蜜柑・魔術・杜子春(教科書でお馴染み)・アグニの神・トロッコ・仙人・猿蟹合戦・白の10。人間のささやかな欲や煩悩は抑えられてもゼロにはできないんだなと子供にも諭させるミスラ君が登場する魔術が好きなんですが、逆に蜜柑は蒸気機関車に載ったことがないのでぴんとこなかった。トロッコは田舎に住んでた自分の子供のときの広い世界に感じる不安に思いを馳せると意外としっくりする。やはり芥川龍之介は寓話を借りた児童文学を書かせると抜群に上手い

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    2025年09月06日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    全員の証言が違い本当に藪の中。そして文章に注意がいき絵を見る事すら忘れていた。やはり芥川龍之介の小説は熱中して読むことができる。
    惹かれることがない、かぐや姫をおもわせる、日本昔話のような絵だった。

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    2025年08月30日
  • 歯車 他二篇

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    表題の歯車。
    作者らしき人物、晩年の芥川の苦悩が迫ってくる。

    半透明な歯車閃輝暗点〜偏頭痛?身体的苦痛。
    そして途切れることの無い、精神的不安定、苦痛。
    …レエン.コートに示唆される不吉な死の符号。
    …飛行機に乗っている人間は高い空の空気に慣れ、下界の空気に耐えられない…という描写。心が壊れていく感覚。

    様々な優れた作品を生み出せる能力を得ていくにつれ、チャンネル?次元?が違ってしまうのだろうか。我々には当たり前の日常が、彼にとっては耐えがたい苦痛になのかと感じた。

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    2025年08月27日
  • 舞踏会(乙女の本棚)

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    切ない
    でも、これが本当に御伽話なんかじゃなかったのがもっと切ない
    美しい思い出の走馬灯の流れに合わせて私とどうかワルツを

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    2025年08月26日