芥川龍之介のレビュー一覧

  • 歯車 他二篇

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    三作とも暗かった、ただひたすら、暗かった。
    晩年は生きているということが、即、地獄の生活だったのだろう。実母の病気のことはこの本で初めて知った。

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    2024年04月04日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    蜘蛛の糸

    改めて読むと「人間ってこんなもんだろ」と思う様になってしまった。

    激混みする電車のなかで広告として流したらいいと思います。( ᐛ )و

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    2024年04月04日
  • 杜子春

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    大正の”世にも奇妙な物語”ですね。
    中国の原作と最後ののテイストを変えてるらしく、”人の心”を大事にした芥川版、とても良いです

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    2024年03月13日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    天才は狂気、なるか。自殺者 芥川龍之介
    「地獄変」はおぞましい。こういうストーリーで自分を追い込み服毒自殺?皆々さまお気をつけ召され

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    2024年03月01日
  • 羅生門・鼻

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    久々の芥川龍之介の再読。大河ドラマ(光君へ)で関心を集めている平安時代初期の時代背景に注目。近代小説家(自然派と言われた人々)の有名人の一人である芥川龍之介の作品から王朝物文学の傑作を読む。良く勉強しているのにはただただ驚くばかり。

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    2024年03月01日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    “地獄変”はアーティストとは?という問いを芥川が投げかけているようだった。自分もアーティストとはどんな人なのかよく考える。類まれな才能があって、ストイックで、人生より芸術に重きを置いている人、私生活や人付き合いを犠牲にしてでもただひたすら、独りで何かを考えたり作り上げたりしている人なのかなと思う。例を出すと、ハリウッドの巨匠、スピルバーグや毎日コントを上げているジャルジャルとかかな。

    ただ地獄変の絵師、良秀は娘を殺されてまでも、自分の求める芸術を追い求め続けた。作中の高僧は仏教的な立場から、いくら芸に優れていても、人を殺してはダメだ的なことを言っていたが、実際はどうなんだろう。自分もこれはや

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    2024年02月26日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    最晩年の短編集。幻覚を見、狂気の中に書かれたと思われる「歯車」では、発狂寸前の内面の描写と、ギリギリのところで社会と接している「彼」の描写とが、明確な境界を持たずに迫ってくる。まるで、自分の狂気を原稿に絞り出す様子のパラレルを思わせる。そして、ギリギリで保たれていた正気が力尽きていく最後は、理由は分からないが引き込まれるものがある。

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    2024年01月30日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    芥川龍之介の作品は子どもの頃以来かも。
    蜜柑を汽車の窓から弟達に向かって投げる少女(おそらく)とその光景が文章から鮮やかに目の奥に浮かび上がるのだが、この絵本がさらに鮮やかなものにしてくれる。
    辛い別れの場面なんだろうが、暮れゆく夕焼け空と金色の蜜柑、本当に綺麗な絵だ。

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    2024年01月25日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    タイトル作「河童」

    芥川晩年の作品。生活やお金、宗教、芸術などに関する芥川の考えが記されているような作品。河童の設定が絶妙に近未来的でとてもSFチック。職工屠殺法の部分が衝撃で印象的。

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    2024年01月17日
  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

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    十代の頃、新潮文庫で初めて「侏儒の言葉」を読んだ時、閃光のようにきらめく知性と厭世的なポーズに酔いしれ憧れた。二十代で再読した時には、頭でっかちで底の浅いひ弱な精神しか見出せなかった。不惑を過ぎて「文藝的な、余りに文藝的な」と合わせて改めてこの箴言集を読み、芥川がなぜ自ら命を絶たねばならなかったのか少し分かるような気がした。

    詩人兼ジャーナリストでありたいと願った芥川は詩的精神と知性をともに追い求めた。だが彼の知性は詩人に徹することを肯んぜず、その詩的精神は散文芸術としての総合性とあい入れなかった。芥川の中の詩人とジャーナリストがギリギリのバランスを保つことができたのがアフォリズムという形式

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    2023年12月29日
  • 歯車 他二篇

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    晩年の死を意識した頃の短編集。龍サマの神経がヒリヒリしている感じが伝わって来て痛々しい。
    その一方で「或る阿呆の一生」に登場する狂人の娘は誰?といった下世話な勘繰りをしてしまい、いろいろググってしまった。

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    2023年12月17日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    短編の持つ力
    きゅっとその物語の世界に
    入り込んでしまう

    「邪宗門」が未完なのが悲しい

    一二三館書店にて購入

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    2023年10月15日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    大正10年(1921年)98年前
    藪の中に男の死体
    事件に関わる登場人物が証言をする
    それぞれの人が
    どう見えて
    どんな風に語るか
    を遠巻きに見ていて
    その違いを皮肉ぽく見ている話
    (どんな風に思っているかではない)

    違いが大きい程ハッとするし
    衝撃受けて心に残る

    最後の方に作者の
    0〜35才までの年譜が
    載っていて興味深かった
    辰年辰月辰日辰刻
    生まれなので龍之介
    7ヶ月  実母フク発狂
    10歳   フク死亡
    12歳   実母の妹と父の間に異母弟
         母の実家(芥川)の養子になる
    29歳   「藪の中」執筆後
         中国等に視察員として特派
         この後多数の病気
    35歳 

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    2023年10月08日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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     乙女の本棚シリーズから、芥川龍之介さんとげみさんのコラボ作品「蜜柑」です。やっと手にすることができました!!

     横須賀線の汽車の車中が物語の舞台…。鬱々としていた私が出会ったのは、見すぼらしい風情をした13,14歳くらいの少女だった…。そもそもなぜ自分とこの少女が一緒の車両に乗らなければならないのか…と感じながらも、その少女から目が離せない…。だけど、少女が車窓から見送りの弟たちに蜜柑を放る場面は、そこまでの重い雰囲気が一気に晴れて清々しさを感じさえ感じさせます。きっと、少女は家族のもとを離れて奉公先に行くのであろう…見知らぬ場所へ行くのに不安もあるだろうに、こうして家族の幸せを願っている

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    2023年10月07日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    地獄変を読みたくて。
    地獄変だけ読んだ感想です。

    平安時代かぁ…。
    私は大昔に思いを馳せる時、きっとこの時代、一部の特別な人をのぞき人の命は道端の石ころのようなものだったんだろうと思う。
    今のような人はみな平等という考え方は一切ないし、気に入らなければ殺される。病気も治す術はないかったのではないか。死体が道端に転がっていたような時代。
    絵師良秀は、大殿様から地獄編の屏風を描くように指示され、地獄の様子を描くために弟子を縛りあげたり、鳥に襲わせたりする。路端に転がってる皆が目を背ける死体にも近づいて行って具に観察したりする、奇人変人だ。
    そんな良秀は一人娘のことは可愛がっていて、大殿様のもとで

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    2023年10月05日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    過去に読んだ記憶がうっすらとあったが、こんなにしっくり読めたのは年を重ねたせいかもしれない。

    挿し絵のタッチが変化していくのも良かった。
    挿し絵が、というより文章が挿し絵を引き立てているように感じた。
    とにかく文章表現が天才的。

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    2023年10月04日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    新技巧派ならではの表現の癖を感じられて面白い。夢と現実を行き来するような虚構の遊戯性を強調する文体は反自然主義ならではで、どこか童話らしさをも感じさせる。
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    ①『地獄変』
    完全な地獄屏風を完成させるために娘を豪華の炎に追いやる良秀。彼の中に「完璧なる芸術」を希求する欲求と、非人道的な方法で愛娘を美の遂行のために殺してしまう事への葛藤が相剋しており、なかなかに考えさせられる作品。特に炎の描写は圧巻。生きたことのない時代にも関わらず、燃え盛る馬車のイメージがまざまざと浮かんでくる。あっという間に物語に引き込まれてしまった。

    地獄変が人々に認めら

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    2023年09月23日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    生きていれば誰もが直面する苦しさ、やり切れなさ、物悲しさ、切なさ、侘しさ、そういったものを鮮やかに切り取っている。文体やスタイルが多様であることにも驚かされるが、モチーフに自身のテーマを綺麗に乗せて展開する手腕、そしてこのような人生の一側面を優しさと共に見つめて切り取る眼差しに感嘆する。

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    2023年08月11日
  • 鼠小僧次郎吉

    購入済み

    短編の魅力

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    2023年07月18日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    雨の羅生門。下人が雨宿りのため、門の二階に上がると、老婆が死体の髪を抜いている。髪でカツラを作って売るらしい。芥川龍之介『羅生門』1915

    芥川龍之介『鼻』1916

    人間は時として、満たされるか満たされないかわからない欲望のために一生を捧げてしまう。しかしその愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない。芥川龍之介『芋粥』1916

    お釈迦様は地獄で苦しむ罪人カンダタ(犍陀多)を救うため、地獄の底に蜘蛛の糸を垂らす。カンダタが細い糸を登り始めると、下から多くの罪人がわらわら登ってくる。カンダタ「お前たちは下りろ」と叫ぶと、糸が切れてしまった。芥川龍之介『蜘蛛の糸』1918

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    2025年05月30日