芥川龍之介のレビュー一覧

  • 侏儒の言葉・西方の人(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    めっちゃ好き
    皮肉ってるけどユーモアで自分のツボだった。

    人生 瑣事 可能 二宮尊徳 が記憶してる限り、好きだったなぁ。

    定期的に読むことで、グッとくる部分がまた発見できそうや

    0
    2022年01月23日
  • 羅生門

    匿名

    購入済み

    夕暮れのもとでの静寂に支配された舞台設定は完璧だ。下男が老婆から衣を引き剥がし、一気に地上へかけ降りる幕切れの軽快さが際立つ。

    0
    2022年09月28日
  • 黒衣聖母~探偵くらぶ~

    Posted by ブクログ

    芥川のミステリ風の作品というと「藪の中」や「開化の殺人」が挙がると思うのですが、「未定稿」を収録してくれたのが嬉しいです。この魅力的な物語の冒頭の書き方、さすが探偵小説も読んでいた芥川と感心しますし、『新青年』辺りに掲載されてたんじゃ?と思わせる完璧な探偵モノのお作法にのっとった設定で、ほんとうにこの冒頭部分だけで続きが書かれていない未定稿…ってのが残念な作品で。
    他には、「奇怪な再会」「妙な話」「報恩記」辺りも面白くて私の好きな作品です。
    あとがきにある通り、このラインナップで、とある事情により「奉教人の死」が収録できなかったのは残念です。あれも面白い良い作品なので、本当はここに収録される筈

    0
    2021年11月15日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    偸盗は黒澤明が映画にした藪の中(映画のタイトルは羅生門)よりも、よほど活劇にしたてあげられる作品ではないか。登場人物の悪役がみな生き生きしているし、荒廃した京都の描写も羅生門に匹敵する。ぜひ映画化してほしい。
    地獄変は高校の教科書以来だが、絵師の良秀が絵の題材にしたくて好んで牛車に載った娘を焼き殺したのでなく、大殿からの命令で見たものしか描けない絵師なのでやむなく娘を火にかけたものの、その有り様を見ているときに恍惚を感じてしまったという作品だったのですね。竜は嘘から出た実という寓話、藪の中はタイトルとおりの事象を読者としては受け入れるしかない技巧の極致のような作品、六の宮の姫君は男性に捨てられ

    0
    2021年11月09日
  • 玄鶴山房

    購入済み

    不和などで暮らしのあらゆる要素が暗澹たる印象を受ける。故郷に近づくほどホームシックが昂るという記述が、そんなものかとなんだか納得した。

    0
    2021年11月09日
  • 大導寺信輔の半生 ―或精神的風景画―

    購入済み

    信輔の内面を考えると、上流階級への反発(「他人らしい憎悪」)と表裏一体となった、弱者への哀れみと同情といえようか。

    0
    2021年10月17日
  • 或阿呆の一生・侏儒の言葉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    閃輝暗点がその名前で呼ばれるようになったのがいつ頃なのかは知らないが、芥川龍之介が歯車で書いたことによって広く知られ、自分もこの症状がある、と気づいた人がいたのならば、文章が広く読まれるということには意味があることなのだなと思った。
    侏儒の言葉は何度で読んでもいい。

    0
    2021年09月29日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

    Posted by ブクログ

    難しかったり、事前知識がないと理解できない話もあったが、解説なども見て「なるほど」と楽しめた。
    普段小説を読まないのもあって、明示されてないけど汲み取って解釈するという習慣がなかったので、てとも刺激になった。

    0
    2021年08月25日
  • 【語注付】地獄変

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすかったし面白かった!芥川が書いたのは今からおよそ100年前?人間の普遍性を感じた。

    ひとこと感想
    ⚪︎大川の水…日常のほんの一部の話をこんなにも豊かに書くことのできる表現力おそるべし。
    ⚪︎羅生門…アイデンティティとは
    ⚪︎鼻…コンプレックスを受け入れることの大切さ
    ⚪︎芋粥…人は簡単に手に入れられるものには惹かれない、努力して手に入れられるものに憧れる
    ⚪︎地獄変…欲望によって理性のコントロールは効かなくなる
    ⚪︎蜘蛛の系…自分だけ徳をすることを望むと返り討ちにあう
    ⚪︎奉教人の死…偏見という悪
    ⚪︎蜜柑…一瞬で人を判断してはいけない、一瞬で人の評価は変わる
    ⚪︎舞踏会…儚くて美し

    0
    2021年08月05日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

    Posted by ブクログ

    平安な雰囲気がよろしい。「新・平家物語」の後に「袈裟と盛遠」、「少将滋幹の母」の後に「好色」、「大鏡」の後に「地獄変」を読んだので、更に面白かったかも。

    0
    2021年07月04日
  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介のエッセイに近い、しかし詩のように言葉がかかれていた。
    現代でもなんとなくあることが、いろんな表現で書かれていて、おもしろいと思った。

    0
    2021年06月11日
  • 羅生門・鼻・芋粥

    Posted by ブクログ

    羅生門の下人も、鼻の内供も、内供を笑う者たちも、煙管の斉広も、芋粥の五位も、ただの物語の登場人物ではなく、私達人間そのものである。
    人間の孤独さ、侘びしさ、なんのために生きているのか…というものを鋭くシニカルに描いていて面白かった。

    0
    2021年06月11日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    仕事場の人から勧められた「藪の中」
    人は真実を語れるのだろうか?
    何かを慮る。自分を曝け出すことができない。
    少しずつ嘘があるのが人間らしさなのか。

    0
    2021年05月04日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     芥川龍之介、最晩年の作品集。
     「大導寺信輔の半生」という、冒頭の小説の書出しが好きだ。自叙伝的なものだと思うのだが、「大導寺信輔の生まれたのは本所の回向院の近所だった。彼の記憶に残っているものに美しい町は一つもなかった。…」で始まり、生まれた辺りには、穴蔵大工や古道具屋や泥濘や大溝ばかりで美しいものが何もなかったにもかかわらず、信輔は物心ついた時からその町を愛していたこと、毎朝、父親と家の近所へ散歩に行ったことが幸福だったことが書かれている。
     美しくないと断言しているのに、幼い時から愛着を持った町は、回想することが美しい。映画の回想シーンのように、淡い光に包まれている感じがする。
     標題

    0
    2021年04月13日
  • 或阿呆の一生・侏儒の言葉

    Posted by ブクログ

    「侏儒の言葉」のために買いました。アフォリズム集の中では、ショーペンハウアーやビアスよりも好き。毒気が適度なせいか。何回読んでも飽きない。
    蛇足ながら、角川のこの和柄シリーズは表紙の手触りが書物読んでる感があって好きです。

    0
    2021年02月23日
  • 杜子春

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この短編集で印象に残った作品は、2つある。「秋」と「杜子春」だ。

    「秋」
    芥川龍之介の作品としては、珍しいストーリーであった。愛人を妹に譲り、自分は文学の才能を犠牲にする。自己犠牲は、読者を辛い気持ちにさせる。しかし、この手の話はドラマチックなところもあり、何となく共感できてしまうところに惹かれてしまった。

    「杜子春」
    「蜘蛛の糸」と共に名作と言われる作品である。小学生以来に読んだが、新たな気持ちで読むことができた。人は薄情だと言う杜子春の気持ちは、痛いほど分かってしまった。人より優れたものを持っている時は人気者になれるし、それが失くなれば離れていく…上辺だけの付き合いではなく本当の友達を

    0
    2021年02月22日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    河童という架空生き物がおりなす社会設定がこまかく、おもしろい。読みやすい。最後に語り手が「統合失調病」であることから、すべての物語が彼の狂気からつくられたものなのか、と理解したときには予想はしていたけど鳥肌が立った。とてもうまくできたアイロニー小説。

    ポイント
    ・皮肉ー人間の愚かさを河童社会という架空の世界に例えて書く
    ・自殺という概念
    ・生まれてくる前に生死の選別が子に与えられるという発想

    0
    2021年02月21日
  • 羅生門の後に

    購入済み

    芥川の作家としての主張が読める

    芥川が羅生門を発表してから二年ほど経ってから寄稿したものです。自身の作家としての主張が書かれていますが、今日ではあまり見られない学生作家の姿が興味を惹きます。

    0
    2021年01月31日
  • 歯車 他二篇

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介氏の晩年の作品、3作が収録されています。
    収録作は"玄鶴山房"、"歯車"、"或阿呆の一生"で、"歯車"と"或阿呆の一生"は死後に遺稿として発見されました。
    そういう意味では"玄鶴山房"だけ発表時期がずれていますが、生きることの苦しさを書いた作品ということで共に収録されたものかと思います。

    3作とも、強く死のイメージが出た作品です。
    精神が不安定になり、心理的に追い詰められた状態で筆を執った3作は、生々しくややキツい内容でした。
    教訓やユーモア、挑戦心があり、子供に

    0
    2021年01月13日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芥川の文章は無駄がなく、冬の夜みたいな冷たい美しさだと思う。
    蜘蛛の糸は学生時代ぶりに読んだけど、あのころと良い意味で抱いた感想は変わらない。人によって感想がわかれそうだから読んだ感想や解釈を話し合うのも楽しいかも。
    地獄変は人を魅了するものを造るには人でいることを手放さなければならないのか、いや手放さずにいたから造ることが(描くことが)できたのか自分でもこれだという考えがまとまらないけどそれが芥川作品の良さでもある。
    毛利先生は心が苦しく、切なくなる。
    人のことを愚かだと嘲ったあとに知るその人の本質。
    誰かのことをわかった気になることほど浅はかなことはないよなあ。

    0
    2021年01月02日