芥川龍之介のレビュー一覧
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エキゾチックな雰囲気
有名な杜子春と同じように芥川龍之介が書いた子供向けの作品である。日米戦の頃を舞台にしたのだな ということがわかる。エキゾチックな雰囲気に推理小説のような謎解き要素も加えてなかなかに楽しめる作品ではある。ただ芥川龍之介ならでは という部分は読み取れなかった。
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宗教 信仰とは
宗教 信仰というものの功罪を描いた作品である。ヒロインの気持ちのみを考えれば、宗教というものは心の平安と安寧をもたらしている。しかしもっと別の視点で見ればその安寧は、病気を移された他者の犠牲の上に成り立っているのだろうし、彼女の上にも病気の再発という形で現れてくるだろう。いずれにしても作家の筆は結構冴えている。
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仏の態度
芥川龍之介の仏教説話の一つである。因果応報を説いたようであるが、芥川龍之介が本気でこの王な因果応報を信じていたのかは疑問に思う。むしろこの作品は、地獄と極楽の対比、特に最後の数行の地獄の亡者の失敗とはまるで無関係で無関心な、光と香りに満ちた極楽の描写と釈迦の態度の表現に真骨頂があるような気がする。
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ネタバレ自分の理解力がないからかもしれないが、なぜ小娘が蜜柑を投げる必要があるのか、さっぱり分からなかった。
弟に分かれを告げるなら、家で蜜柑を渡せばよかったのでは? 弟が隣町にいるとかで家で普段会えないからそうせざるをえなかったの? 踏切に来てと伝えたのは手紙? 印象的にするためにわざわざそういうシチュエーションを作った? 蜜柑って当時、高価なものだったの? 周りにすみませんとも何も言わずに窓を開けて煙で車内をモクモクにしてたけど、もっと乗客が多くても同じ事をしたの? こんな疑問がわんさか湧いてきて、主人公とは違い、私は小娘に対する嫌悪感を払拭することができなかった。
しかし、それを差し置いて -
Posted by ブクログ
「玄鶴山房」はよかった。
僕が数えただけで22ページで10人の登場人物が出てくる。これだけ登場人物の人間関係をこの少ないページで無駄なくそしてわかりやすくかけるって技量のせいかとも思うが、そこにうまさを感じない不思議さが残る。
丸太の中に仏像の姿が見えるかのように、題材を前にどんどん彫ってイメージに近づけてるような印象もある。
「蜃気楼」
幻覚に戸惑う自分を、確かめるように題材としてしてみることで戸惑いを断ち切ろうとするのか、対峙しようとしているのか、結局この作品の中で幻覚や幻聴は(まだ)ない。
小さい出来事は微かな彩りを持つが絵画的とは言えない感じもする。より詩的であるが故に最後の現実味 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「羅生門」
恐らく2回読んでいます
感想としてはこの下人と老婆の二人しか登場人物っていなかったっけ?と思いました
一応再読なんですけど全く前回読んだ時の感想を覚えていません
ですが恐らくは似たような感想ではないと思います
確か去年?に読んで今日読みましたが去年の間に色々な本を読んだので違うと思います
感想ではなくなりましたが話を戻して感想は当時は戦いというものがなく多分時代は平安時代なんですけど震災が多かった時代だったので亡くなる方々が多かったと思いますが、
羅生門の中で髪を取っている老婆…
少し不気味だなと最初は思いましたが当時震災で餓死寸前なので生きるためには死者の髪の毛を引き千切って売っ -
Posted by ブクログ
乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。
物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠として慕い、老人は老いと断食などの修行からその顔には鳥の脚のように肉がない…。ここで秘密の儀式を行うために、少年は老人からの命を受けて、抱えきれないほどの薔薇と百合の花を集める…。
ちょっとわかりにくかったかな…遠い国のお話なので色々がつかみにくかったのは、私の読解力がたりなかったからだと思いま