芥川龍之介のレビュー一覧

  • 点鬼簿

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    不安が書かせた作品

    【点鬼簿】死者の姓名を書きしるした帳面。過去帳。だそうである。精神を病んで、遺伝ではなかろうか との不安に苛まされている作者芥川龍之介の気持ちがありありと表れている 私小説的な作品である。不安に苛まされているためか、工夫 機智 きらめきがすっかり影を潜めている。

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    2024年11月17日
  • るしへる

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    流石に読みづらい

    全文文語体で書かれているためさすがに読みづらい。内容はキリスト教に関心を持っていた作者芥川龍之介の、キリスト教に対する疑問をそのまま綴った作品である。現代文でもわかりにくい内容なので、文語体ではなかなかに理解が困難である。逆に「格調高い」と思わせる効果もあるだろう。

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    2024年11月17日
  • 寒さ

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    芥川龍之介のエッセイ

    芥川龍之介のごく短いエッセイっぽいような作品である。物理学的な熱伝導の話と踏切事故の話と手袋を落とした話をやや無理やり繋いで「寒さ」という表題でまとめている。巧まぬ技巧が冴える作品である。最も読んでいて読者を感嘆させるところはない。

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    2024年11月17日
  • 世之助の話

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    細かな心理描写

    西鶴の好色一代男の経験人数が多すぎるというので、それの謎解きという ストーリーのフレームワークであるが、それほど面白いものではない。むしろ読ませどころは、芥川龍之介らしい細かな心理描写といったところである。

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    2024年11月17日
  • 金将軍

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    大正デモクラシー

    前半は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際の朝鮮での伝説を淡々とした口調で述べているだけなので、あれあれと思ったが、最後1ページで作者の思いを述べている。どの国にも嘘でもいいから自国を第一と思う気持ちがあるのだ、と述べている。大正デモクラシーの時代とは、このような内容の本が書ける時代だったんだな。

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    2024年11月17日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    耽美幻想文学のアンソロジー。いくつか読んだことのあるものもあり、名前はよく聞くものの実際読んだことのなかったものもある。
    やはり、桜の森の満開の下は断トツで好きなのでこれが冒頭に来てしまうと後がちょっと弱い気がする。いや、あくまで個人的にはだが。江戸川乱歩は「蟲」の方が好きだしな~。みたいな個人的にこのテーマで耽美幻想文学を編むなら何を入れるかみたいなのを考えるのも楽しいかもしれない。あと太宰治の「駈込み訴え」がガチ恋同担拒否反転アンチの詰んでるヲタク描写すぎて解像度高ぇ~ってなった。

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    2024年11月03日
  • 羅生門・鼻

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    どうやらこれが名作らしい。「確かに!」とまでは行ってないが…の本。

    名作なので改めて読んでみた。普段読んでいる本より、スピード感は出ない。と、言うのも、普段はノッてくると、カタマリ単位でスッと理解して読み進めることが多いのだが、この物語は一文字たりとも流してしまうと理解が追いつかなくなってしまう感じがしたので、一歩一歩読み進めるようにしなくてはいけない。一文字もこぼしちゃいけない感じが、一瞬ストレスに感じた。動画世代だから?(笑)

    鼻は初めてマトモに読んだが、終始「これ、コントやん」って思いながら読んでいた。芥川龍之介もニヤニヤしながら作ってたことだろう。オチは少しドキッとさせられた。元通

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    2024年10月27日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    はい、ゆーさんにだけ大好評の『読まずにレビュー』第4弾です!(ドキューン!)

    *『読まずにレビュー』とは?
    表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!というちょっと頭のおかいや誰がやねん!( ゚д゚ )クワッ!!
    (先に表紙拡大して確認してみてね)


    はい、というわけでねイェイツ作『春の心臓』です

    もう主人公いきなりヤリイカ頭に被っとるやん!んでなんか釣り竿持っとるやん!
    主人公ヤリイカ漁師なのはまず確定ね
    ここまでは割とイージーですな

    しかし、場所はどう見ても山の中、はて?なぜにヤリイカ漁師が山の中に?

    つかヤリイカの旬て冬よね
    春ってことはもうヤリイカ

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    2024年10月16日
  • 羅生門・鼻

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    全8編の短編集。去年、新潮文庫の豆本のガチャガチャを引いたときに出てきた本。ずっと積んでたのをようやく読んだ。

    テーマは分かりやすいが、オチがふわ〜っとした感じの話が多い印象だった。
    本書の中で一番長い話は「邪宗門」。面白かったけれど急に異能力バトルが始まったと思ったら未完……! 解説によれば「新聞連載で風呂敷を広げすぎて畳めなくなったのだろう(要約)」とのこと。芥川龍之介でもそういうことがあるなら、私もそういうことがあってもいいか……と、謎の勇気をもらったりもした。
    個人的には最後の「俊寛」が明るくていい話だなと思った(元ネタを知らないでそう感じることに若干引け目はあるが)。同じ題材を取っ

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    2024年10月16日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    河童の国に迷い込んだ主人公が、
    河童の世界を語りながら、
    人間社会を風刺しているのかと
    思って読んでいたが、読むにつれ、
    芥川が、晩年、精神が病んでいく中で、
    世に発表する小説として
    河童の世界に託し、
    寓意的に描かねば、自分の考えを
    吐き出せなかったのだろうと思った。

    河童の世界では、
    産まれてくる子供が、自分の意思で
    産まれたくないと言えば中絶される。
    胎児の意思が尊重されるお産に、
    芥川の発狂した母親の存在の影響を思う。
    他にも芥川の心象が書かれているのだが、
    芸術、政治、経済、資本、無神論など。
    大正末期、若しくは昭和初めの作品だが、
    現在、私達が抱えている
    社会問題に通じる内容で考

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    2024年09月15日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    『地獄変』
    娘が焼かれているのにも関わらずそれを絵に描き続ける良秀の狂気的様子は現代から見ても異端。血の繋がった身内より芸術を選択した良秀にとって芸術とはなんだろうか、と思わされた。ある意味、芥川なりの芸術至上主義への問題提起?

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    2024年08月15日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    芥川龍之介の作品の中では苦手な部類でしたが、イラストのおかげかこのシリーズは意外なほど読みやすいです!

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    2024年08月14日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    青空文庫で読みました。
    難しそうかなと思いましたが、意外と読みやすかったです。
    なんとなくですが旧約聖書を思い出しました。

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    2024年08月03日
  • 魚河岸

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    どうも芥川とかいう作家は
    生きる事がつまらない、生活する事がつまらないといった事ばかりほざいている手合いらしく
    食品が題名になっていても食べる事に対して何の感慨もないようなのだ
    魚河岸というタイトル、読んでみると
    良さそうな魚介類をつまんでいるのだが
    結局は美味いだの気に入っただのは主題ではない

    #ダーク #シュール

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    2024年08月01日
  • 蜘蛛の糸

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    思ったより短い話なのだなとまず感じた

    これ、作中人物に対してよりも
    「人間の浅ましさ」をさも見てきたように描いている作者
    つまりは芥川に対して
    あまり良い気持ちがしなくなった

    #シュール

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    2024年08月01日
  • 或阿呆の一生

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    芥川の遺構であるといい、
    それを以って評価とするべきであろうが、
    初読時には果たして価値を見い出せなかった

    #ダーク #ドキドキハラハラ #じれったい

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    2024年08月01日
  • カルメン

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    カルメン、と言いながら
    露助が彼女を演じる演じないという話である

    スペインともフランスとも関りが薄くて座りが悪い

    #ドロドロ #ダーク

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    2024年08月01日
  • 恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ

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    掌編のごとく短いのに
    わざわざ段落ごとに副題まで付けていて何を必死になっているのか
    恋愛でよほど嫌な事を思い出すらしい

    #笑える

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    2024年08月01日
  • 滝田哲太郎氏

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    中央公論の編集長である滝田樗陰こと滝田哲太郎、
    編集者としては彼が最も懇意であったとする芥川が
    滝田が没するにあたり、改めて捧げたであろう掌編
    この文章では君で呼んでおり、敬意がうかがわれる

    #切ない

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    2024年08月01日
  • 滝田哲太郎君

    中央公論の編集長・滝田樗陰として知られる
    滝田哲太郎と芥川の、出会いから最後の見舞いまでを語っている
    この中では君と呼ばれている
    谷崎潤一郎も君だ

    #タメになる #切ない #共感する

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    2024年08月01日