芥川龍之介のレビュー一覧

  • アグニの神

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    エキゾチックな雰囲気

    有名な杜子春と同じように芥川龍之介が書いた子供向けの作品である。日米戦の頃を舞台にしたのだな ということがわかる。エキゾチックな雰囲気に推理小説のような謎解き要素も加えてなかなかに楽しめる作品ではある。ただ芥川龍之介ならでは という部分は読み取れなかった。

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    2024年06月08日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    芋粥が好き。邪宗門の(未完)にはひっくり返った。続けて読むと、芥川龍之介という作家を少しずつ理解できてくるような気がする。

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    2024年06月05日
  • 南京の基督

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    宗教 信仰とは

    宗教 信仰というものの功罪を描いた作品である。ヒロインの気持ちのみを考えれば、宗教というものは心の平安と安寧をもたらしている。しかしもっと別の視点で見ればその安寧は、病気を移された他者の犠牲の上に成り立っているのだろうし、彼女の上にも病気の再発という形で現れてくるだろう。いずれにしても作家の筆は結構冴えている。

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    2024年06月02日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    『偸盗』『往生絵巻』は難しく感じました。
    『地獄変』『竜』『藪の中』『六の宮の姫君』は、おもしろかったです。
    特に『藪の中』は、同じ事象でも人によって、見たものや解釈が異なるという心理が描かれていて、興味深かったです。

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    2024年05月22日
  • 羅生門・鼻

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    羅生門、邪宗門が個人的には面白かった。人間の本能、卑しさがむき出しで描かれているストーリー構成に引き込まれた。基本的には会話で物語が進行され、昔の用語(注釈あり)が多くいため、ストーリーを追うのが大変で難しかった。スラスラ読めたらもっと楽しめたと思う。

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    2024年05月12日
  • 芥川龍之介作品集 蜘蛛の糸【試し読み】

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    仏の態度

    芥川龍之介の仏教説話の一つである。因果応報を説いたようであるが、芥川龍之介が本気でこの王な因果応報を信じていたのかは疑問に思う。むしろこの作品は、地獄と極楽の対比、特に最後の数行の地獄の亡者の失敗とはまるで無関係で無関心な、光と香りに満ちた極楽の描写と釈迦の態度の表現に真骨頂があるような気がする。

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    2024年05月03日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    地獄変と邪宗門がよかった。続きがあって種を見破り鼻を明かして欲しかった。全部身振り手振りする語り手がいて、それを聞いているみたいな落語みたいなそんな気持ちになった。そういうテンポ感があったからか。

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    2024年04月30日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    ネタバレ

    自分の理解力がないからかもしれないが、なぜ小娘が蜜柑を投げる必要があるのか、さっぱり分からなかった。
    弟に分かれを告げるなら、家で蜜柑を渡せばよかったのでは? 弟が隣町にいるとかで家で普段会えないからそうせざるをえなかったの? 踏切に来てと伝えたのは手紙? 印象的にするためにわざわざそういうシチュエーションを作った? 蜜柑って当時、高価なものだったの? 周りにすみませんとも何も言わずに窓を開けて煙で車内をモクモクにしてたけど、もっと乗客が多くても同じ事をしたの?    こんな疑問がわんさか湧いてきて、主人公とは違い、私は小娘に対する嫌悪感を払拭することができなかった。
    しかし、それを差し置いて

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    2024年02月28日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    講義で芥川龍之介の作品を読んで、「蜜柑」が気に入ったため、「蜜柑」が収録されているこちらを購入しました。どの作品も読みやすくて面白い。「蜜柑」「杜子春」がお気に入り。

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    2024年02月08日
  • 羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版

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    #コテンラジオ で深井さんがお勧めしていたので、改めて「羅生門」を読んでみた。全て短編で読みやすかったが、あまり深く読み解くことはできなかった。

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    2024年01月28日
  • カルメン

    匿名

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    メリメ『カルメン』を芥川が訳したものではなく、これを下敷きにした短編である。この短編から本元へ辿るのも趣がある。

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    2024年01月08日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    乙女の本棚シリーズでお馴染み、イラストレーターのしきみさんがこれまで手掛けてきた作品の中から、ご本人が厳選したカットを一冊にまとめたイラスト集。
    ずいぶん前に読んでいたものをこうして見返すと、イラストの素敵さにまた溜め息がでるよう。
    萩原朔太郎「猫町」の、可愛いながらも妖しく奇妙な世界観。
    坂口安吾「桜の森の満開の下」の綺麗な女性と、般若の老婆の恐ろしさギャップ。
    この二作は特にお気に入りです。
    また、描き下ろしで芥川龍之介「悪魔」も収録されている。赤い瞳に赤い髪をもつ悪魔の悲しさが、普段よりも大きなページにとても美しく表れている。

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    2023年12月05日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    王朝末期荒廃した都を舞台に人間の醜い部分を描いた短編集。子供の頃に読んだ時よりはもっと本質的に理解できるのではないかと思ったが、子供の頃と感想に大きな差はない。

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    2023年10月04日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    「玄鶴山房」はよかった。

    僕が数えただけで22ページで10人の登場人物が出てくる。これだけ登場人物の人間関係をこの少ないページで無駄なくそしてわかりやすくかけるって技量のせいかとも思うが、そこにうまさを感じない不思議さが残る。
    丸太の中に仏像の姿が見えるかのように、題材を前にどんどん彫ってイメージに近づけてるような印象もある。

    「蜃気楼」
    幻覚に戸惑う自分を、確かめるように題材としてしてみることで戸惑いを断ち切ろうとするのか、対峙しようとしているのか、結局この作品の中で幻覚や幻聴は(まだ)ない。
    小さい出来事は微かな彩りを持つが絵画的とは言えない感じもする。より詩的であるが故に最後の現実味

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    2023年09月22日
  • 羅生門・鼻

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    ネタバレ

    「羅生門」
    恐らく2回読んでいます
    感想としてはこの下人と老婆の二人しか登場人物っていなかったっけ?と思いました
    一応再読なんですけど全く前回読んだ時の感想を覚えていません
    ですが恐らくは似たような感想ではないと思います
    確か去年?に読んで今日読みましたが去年の間に色々な本を読んだので違うと思います
    感想ではなくなりましたが話を戻して感想は当時は戦いというものがなく多分時代は平安時代なんですけど震災が多かった時代だったので亡くなる方々が多かったと思いますが、
    羅生門の中で髪を取っている老婆…
    少し不気味だなと最初は思いましたが当時震災で餓死寸前なので生きるためには死者の髪の毛を引き千切って売っ

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    2023年08月10日
  • 犬と笛

    匿名

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    冒険ものとされるが、長彦はとりたてて何もしていない。犬たちをもらって、笛を吹いたぐらいである。彼の美しさに免じてよしとしよう。

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    2023年07月31日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    かの有名な「藪の中」を読みたくて手に取った短編集。
    なかなか癖のある作品ばかりで面白く読めた。
    中でも「奇遇」がお気に入りなのだけど、この人こういうテイストの話も書けるのか、と少し意外に思った。
    「雑筆」も作者の人間性が透けて見えて良かったな。
    「世の中と女」はめちゃくちゃ好き。

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    2023年07月29日
  • 春の心臓(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。

     物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠として慕い、老人は老いと断食などの修行からその顔には鳥の脚のように肉がない…。ここで秘密の儀式を行うために、少年は老人からの命を受けて、抱えきれないほどの薔薇と百合の花を集める…。

     ちょっとわかりにくかったかな…遠い国のお話なので色々がつかみにくかったのは、私の読解力がたりなかったからだと思いま

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    2023年07月25日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    短編集。

    平中の最期の恋を描いた「好色」のラストが強烈でうげっとなった。

    藪の中は何が本当かあやふやなまま読み終わった。

    将軍は武士の将軍ではなく陸軍の乃木将軍のことだったのにあらっ?となった。

    読むのにカロリーのいる作品だった。

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    2023年07月18日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    「河童」は一種のユートピア作品のように思われる。多くのユートピア作品では現実世界とは真逆、もしくは価値観を変えさせるような習慣を持っているという設定が多い(例『ユートピア』『ガリバー旅行記』)。河童の言葉が若干ラテン語系の言語になっていたり、芸術家たちのことを「超人」(超人といえばニーチェ)と称したりしていることで、芥川の好みが窺える。

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    2023年07月17日