春の心臓(乙女の本棚)

春の心臓(乙女の本棚)

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人気シリーズ「乙女の本棚」第25弾は、若き日の芥川龍之介が翻訳したアイルランドの文豪・イェイツ×イラストレーター・ホノジロトヲジのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

少年は薔薇と百合とを両腕に抱えきれぬほど集めた。

アイルランドの湖のほとりで、老人と少年は今まさに秘密の儀式を執り行おうとしていた。

若き日の芥川龍之介が翻訳したイェイツの『春の心臓』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは江戸川乱歩『人間椅子』、夢野久作『死後の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。

名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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春の心臓(乙女の本棚) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月25日

     乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。

     物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    ジル湖の岸に魔術師の老人と弟子の少年がいた。
    老人は戒行の終と心願成就を目前にしていたが、少年は師を助けながらも恐れていた。
    老人は少年に己のこれまでの行いと目的を語る。

    ホノジロトヲジさんの挿絵と芥川の訳も手伝い私の目には妖しく暗い幻想物語だと映った。

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    Posted by ブクログ 2023年04月07日

    芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。

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    Posted by ブクログ 2022年09月10日

    残された少年は老人ともっと一緒にいたかったのだろうな。

    死んだあとのこととか、そんなのものはどうでもいいから、もっと一緒にいて、老人との時間を過ごしたかった。

    伝わらなかった少年の思い。なんとなく切ないな

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年12月30日

    妖精や神話が好きだったので、より面白く読めた。物語に出てきた紅帽子の精霊が特に印象に残った。アイルランドの赤帽子と同じ存在なら、悪い妖精なので老人は騙されたのかもしれない。
    そもそも老人が求めたような永遠の命というものはなくて、生命や自然の美しさがあり、それらが最盛の状態である事を春の心臓と表現し、...続きを読む

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