芥川龍之介のレビュー一覧
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トルストイの晩年の民話風小話は素朴なキリスト教民間信仰がベース、芥川はニヒリスト。『杜子春』「親子の情愛も抹殺するような共産主義的人間に人生の価値はない」とか「他人を蹴落とし犠牲にすることばかり考えているから地獄なのだ」『蜘蛛の糸』といった教訓話は浅薄に感じる。『仙人』医者が田舎者を仙人になれると二十年こき使って、挙げ句に高い松に登らせて「右手を離せ/次に左も」と指図すると雲が湧いて仙人になってしまった。師匠が理不尽な無茶いう奇人でも弟子が大成するのはよくあること。
『アグニの神』日米戦争を必然とし神託で開戦の時機を探る場面がある。
娘にこの本をくれた創価学会の姉さんは何を伝えたかったのだろ -
Posted by ブクログ
ネタバレ蜘蛛の糸感想
地獄から這い上がろうとする主人公の執念とそれを潔しとしないお釈迦様とは別のお天道様の存在を感じた。人間は一度執念にとらわれるとそれに固執することも多々ある視界の狭い生き物だと思った。お天道様は見ているという言葉がありありと思い出された。
お釈迦様の地獄にいる主人公を助けるために蜘蛛の糸を垂らしたあたり、お釈迦様の慈悲深さを感じた。これほどまでの聖人でありたいと自分の醜い一面を省みながら思うのであった。お釈迦様ほど人格が出来上がって、神と崇め奉られているような方が、地獄にいる人を助けたりすることがあろうか?
すごく短い作品ながらも、いろいろ思うところはあった。主人公のその後も想 -
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遺書を思わせる
文章的に読みやすくはあるが、内容は重苦しい。作者芥川龍之介は精神的にずいぶんまいっていて、自殺直前のような状態だったようだ。目の裏に見える歯車は、「閃輝暗点」という症状だそうで、頭痛を伴うがそれ自体に危険性はないそうだ。私もたまに見えることがあり、龍之介になったような気分になる。
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得意分野ではない
古典をストーリーの舞台とした作品には傑作が多い作者芥川龍之介であるが、その他のいろいろな分野にも挑戦しようとした作品の一つである。ただ、どうにもこのような一種の恋愛小説との相性は良くないようである。抑えられた筆がいいとも思えるが、機智のキラメキや激情を感じることができない。
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杜子春 と同じ流れ
有名な杜子春と同じ系列に属し、中国ものではなくインドもの として描いている。芥川龍之介のファンタジーである。「欲心」を持つものは「魔術」を使えない という表面的な教訓が描き出されているが、作者芥川龍之介の真意は一体何なのだろうか?
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不安が書かせた作品
【点鬼簿】死者の姓名を書きしるした帳面。過去帳。だそうである。精神を病んで、遺伝ではなかろうか との不安に苛まされている作者芥川龍之介の気持ちがありありと表れている 私小説的な作品である。不安に苛まされているためか、工夫 機智 きらめきがすっかり影を潜めている。
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流石に読みづらい
全文文語体で書かれているためさすがに読みづらい。内容はキリスト教に関心を持っていた作者芥川龍之介の、キリスト教に対する疑問をそのまま綴った作品である。現代文でもわかりにくい内容なので、文語体ではなかなかに理解が困難である。逆に「格調高い」と思わせる効果もあるだろう。
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芥川龍之介のエッセイ
芥川龍之介のごく短いエッセイっぽいような作品である。物理学的な熱伝導の話と踏切事故の話と手袋を落とした話をやや無理やり繋いで「寒さ」という表題でまとめている。巧まぬ技巧が冴える作品である。最も読んでいて読者を感嘆させるところはない。
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細かな心理描写
西鶴の好色一代男の経験人数が多すぎるというので、それの謎解きという ストーリーのフレームワークであるが、それほど面白いものではない。むしろ読ませどころは、芥川龍之介らしい細かな心理描写といったところである。
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大正デモクラシー
前半は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際の朝鮮での伝説を淡々とした口調で述べているだけなので、あれあれと思ったが、最後1ページで作者の思いを述べている。どの国にも嘘でもいいから自国を第一と思う気持ちがあるのだ、と述べている。大正デモクラシーの時代とは、このような内容の本が書ける時代だったんだな。