芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻

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    本書は「王朝もの」と呼ばれる一群の短編小説である。『今昔物語集』や『宇治拾遺物語集』といった古典を題材に、芥川独自の視点で再構築された作品群だ。

    私は原典である『今昔物語集』は未読だが、著者にはそこに強く惹かれるものがあったのだろう。
    事実、本作のうち5編は同書を土台として創作されている。

    いずれの作品も人間心理を深く追求しており、そこで描かれる「侘び寂び」は単なる静けさや美しさにとどまらない。人間のエゴや無常観、人生の残酷さを背景とした、妖しげで寂しい空気感を伴っているのが特徴だ。

    特に興味深く感じたのは「邪宗門」である。
    しかし、物語が最高潮となる主人公と法師の対決場面で、突如として

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    2026年01月28日
  • 羅生門・鼻

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    2026年 日本文学クラシック特集
    そのテーマと純粋さ
    いつの時代も人間の本質は変わらない事の再確認

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    2026年01月11日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    話では聞いたことはありけど
    しっかりと読んだことがない話がたくさんあった
    こういう話だったのかと思ったm

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    2026年01月02日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    “蜘蛛の糸”はこんなに短編だったか?と、いつぐらい振りかわからないが、非常に懐かしく読ませてもらった。“猿蟹合戦”や“魔術”あたりは、皮肉がありつつも、読み応えがあった。

    仏教(法華経)をモチーフにされたものも多く、短編集ながらも読み応えのある一冊。

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    2025年12月20日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    どれも理解しやすいです。面白い!
    芥川を薦めるならこの1冊からが入りやすそうです。
    個人的には「蜜柑」推し。

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    2025年12月19日
  • 歯車 他二篇

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    この作品は、難しく簡単な読み物である。
    繊細な神経の持ち主ゆえの苦悩、常人では理解できない感性を伝え、わかりやすく表現している。
    言葉を頭で理解出来ても、心に染み込んでいかない気味悪さを感じた。
    ネガティブな行動を芥川なりのユニークな表現で昇華した作品。

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    2025年12月17日
  • 舞踏会(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    表紙の紳士の顔が濃く、どんなお話なんだろう…と思ってみたら。イラストと内容がピッタリの素敵な作品でした。

    明治時代、とある舞踏会に出席した令嬢明子の体験が語られていきます。何と言っても描写が素晴らしく、イラストと相まって華やかな舞踏会の様子がこちらに伝わってきます。舞踏会の様子も、そこに集う美しい令嬢達も、叶うことならぜひ直に見てみたい…そんな気持ちになりました。

    きっとこの将校と過ごしたのは、この日だけだったのでしょう。明子にとってこの舞踏会の夜は、まさにこの本の表紙のように美しく儚く、素敵な一夜だったんだろうなと思いました。

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    2025年11月29日
  • 或阿呆の一生・侏儒の言葉

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    とにかく淡々と真っ直ぐに暗く
    ショートショート所でないたった2行で次々と時間が経過していく表題の或阿呆の一生
    もはやポエムなのではと思ったが「病」や「月」辺りで短いからこその余韻、を感じさせた上ですぐ次の題へ行くので読書リズムが不安を誘う
    それを阿呆の一生だなんて
    エリ・エリ・レマ・サバクタニと言いたくなる

    読んでいる文字数以上に考え事をした方が長い時間でした 真剣に読んだという意味で。

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    2025年11月22日
  • 芥川龍之介作品集 蜘蛛の糸

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    読みやすいお話もあれば少し難しいお話もある。
    注釈があるので難しい言葉も分かりやすかった。
    最後にそれぞれの解説もあり、理解が深められた。

    私は「杜子春」の最後が心に残った。
    子どもは、「点鬼簿」が印象的だったみたい。

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    2025年10月18日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    イラストレーターのしきみさんが乙女の本棚シリーズで描いた作品を集めた画集。
    全部で6作品収録だが全文収録は芥川龍之介の「悪魔」のみ、他は抜粋して収録している。
    悪魔は初めて読んだが短い文章になんとも言えない感情を詰め込んだ作品。イラストの宣教師と悪魔との対比が良かった!

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    2025年10月08日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    一応河童だけ読んだので感想を書いておく。
    上高地補正。
    ノートみて。
    初めと終わりの緩さに助けられた、狐につままれたような。

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    2025年10月02日
  • 羅生門・鼻

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    あの太宰治が偏愛していたという芥川龍之介の代表作。学生のときに教科書で初めて読んだ羅生門に加え、名作の数々をゆっくりじっくり読んだ。
    今昔物語を題材として書かれたものが多いとのことだったが、特に印象に残ったのは「芋粥」と「俊寛」。あとがきにもあったが、芋粥は「理想や欲望は達せられないうちに価値があるので、達せられれば幻滅するのみ」というテーマに共感した。「俊寛」は、作中の俊寛様の台詞が胸に響く。大事にしまっておいて、つらいことがあったとき、取り出して眺めてみようと思う。
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    人間は、時として、充されるか、充されないか、わからない欲望の為に、一生を捧げてしまう

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    2025年09月29日
  • 羅生門・鼻

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    ネタバレ

    羅生門と鼻をそれぞれ青空文庫のPDFをダウンロードして、分からない単語をメモしながら読んだ。
    羅生門
    高校の頃授業で読んだ時、「右頬のニキビ」を繰り返し書いてある意味がよく分からなかったのを思い出した。思い出したタイミングでどういう意味なのか検索して「ニキビは若さの象徴」であることや、「最後にニキビから手を離す事で盗みをはたらく躊躇いを払拭した暗喩」という解釈を読み、これは自分で自分なりに見つけたかったなぁと検索した事を後悔した。まだまだ読書初心者なので、今後自分なりの解釈が持てるようにしていきたいと思わされる作品だった。個人的には遭遇した男もニキビ面とあったので、不衛生な環境を表現したのかな

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    2025年09月27日
  • 羅生門・鼻

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    ネタバレ

    生き抜くために犯す罪。混沌とした時代において倫理観は後回しになるのだろう。最後、着物を盗んだ後の彼の人生はどうなったんだろう

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    2025年09月19日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    「或阿呆の一生」は話がブツブツ切れて、よくわからなかった。
    「歯車」は死ぬ間際で、精神が疲労してるのが滲んだ作品だと感じた,

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    2025年09月15日
  • 杜子春

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    電車時間の読み物

    芥川2冊目
    『秋』再読した、めっちゃ好き。文章綺麗すぎる。
    『南京のキリスト』も好きだな、『お律と子らは』はちょいど最近観た小津監督の『東京物語』を思い出した。

    文学の話はそんなに詳しくないけど、芥川って思ったより寓話みたいな、なんかそういう感じだった。調べた感じ確かにそういうのが得意らしく、なんか全然関係ない物語の奥深くに潜む達観した感じ?暗い感じ、葛藤(いや、葛藤はそこまで感じとれなかったかも)がメッセージとして読み取れるみたいな。秋はそっち系じゃないけど、なんかうつくし過ぎたんだよな

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    2025年09月02日
  • 文豪たちの微妙な関係

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    新紀元社の文豪アンソロジー第三弾。『文豪誕生』、『文豪死す』に続いての今回は『微妙な関係』。
    ということで、切り口は
    (1)芥川と谷崎の「文芸的な、余りに文芸的な」論争
    (2)無頼派三人衆(座談会エピソードなど)
    (3)中原中也と周囲の友人達
    となっています。

    人物相関図や年表、代表作の紹介(あらすじに加えて、その作品の解説付き)なので、文豪に興味ある人の入門としてはとても良い本だと思います。

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    2025年08月20日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    乙女の本棚シリーズ。
    ほんのわずかな時間を切り取っただけの内容なのに、登場人物達の背景が伝わってきます。さすが芥川龍之介。主人公の態度が終始、女の子に対して上から目線だなと思わなくもないですが…。
    今作は、げみさんのイラストによって、ちょっとした映画を見たような気分になれました。それくらい、イラストと内容が合っています。素敵でした。

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    2025年08月06日
  • スラよみ!現代語訳名作シリーズ 羅生門

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    下人の老婆に対する憎悪。老婆が深刻さとは裏腹にあっけらかんと死人の髪の毛を抜いていたため、思い詰めていた主人公は対局にいる老婆へ憎悪とともに希望をも見出したんだろうと読み取りました。

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    2025年08月06日
  • 藪の中・将軍 アニメカバー版

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    ネタバレ

    藪の中が凄く良かった。
    何が起きたかがぼんやりと浮かび上がり、真相は分からない。ミステリーのようだけど、知りたいけど明かされない、スッキリしないで終わるのが最高に面白い。

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    2025年08月04日