芥川龍之介のレビュー一覧
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購入済み
うまい言い回しのこなれた文章と
芥川龍之介らしいこなれた文章で、徒然草の現代語訳みたいな味わいがあるように思いました。鼻の長いor大きい人シリーズでもあるのかしら?
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なるほど、芥川龍之介の人柄、作風がよくわかる一冊だった。
初期の作品が18編収録されているが、やはり代表作の「羅生門」、「鼻」、「芋粥」は印象的だった。芥川龍之介の作品は基本的に暗く、寂しい。
人生への諦め、妥協が感じられる作品が多く、芥川龍之介が自ら生涯に終止符を打ったのも納得できる。
個人的に好きだったのは「MENSURA ZOILI」。ショートストーリーのような、エッセイのような不思議な形式で書かれ、芥川龍之介にしては珍しくファンタジックな雰囲気が漂っている。それと、「葬儀記」。注釈に、夏目漱石の葬儀の記録と書いてあって驚いた。凡人は参列した葬儀の記録を残しておこうなどとは思わない -
ネタバレ 購入済み
罪
せっかく地獄から抜け出せる蜘蛛の糸を見つけたのに,独り占めしようとしたせいで,台無しになってしまった。
きっと彼は,糸が切れてしまったのは,後から上ってきた多くの罪人のせいだと思っているだろう。
やはり,地獄にいるべき人である。 -
Posted by ブクログ
現実的な生々しい小説を読んでいて、目を背けたいぐらい頭が混乱していたので、河童のようなある意味、設定が人間世界と逆の話を読むと、風刺とは思えないぐらいホッとした気分だった。勿論意味を全てわかって読んでいたわけではないが、河童と言う、人間世界に似ても似つかない、不合理な世界が日本でも何となく起こっていたことが垣間見えた。河童の世界でも、色んな小説家や哲学者が頻用されていたのが面白い。
或る阿呆の一生、歯車と3作品全て読んだ。
河童を読むと、そこまで辛い描写は出てこなくて、児童が読んでも飲み込めるような作品だと思う、
或る阿呆の一生から自伝的要素が強くなっていき、
歯車では最後のシーンで下界か -
Posted by ブクログ
芥川龍之介は「鼻」や「羅生門」など平安に材を取った作品が知られているけれど、江戸から明治を舞台にした作品も魅力的です。
「或日の大石内蔵助」は討入後、肥後細川家にお預かりになった大石の心理に新しい解釈を与えるもの。「枯野抄」は芭蕉臨終の場に集まった弟子たちの心理を丹念に描いた作品。
いずれも松本清張の初期犯罪小説を読むように人間心理の複雑さ、玄妙さに触れ得た気持ちにしてくれます。
表題作の「戯作三昧」は、江戸天保期に活躍した戯作者、南総里見八犬伝の作者で知られる滝沢馬琴が主人公。日々の社交、自作への世間の毀誉褒貶、生活にまつわる様々な気がかりを描き出しながら、創作に打ち込む主人公に、芥川自 -
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共感できる
子供の頃の記憶がふと蘇る時がある。それは印象的なものの時も何気ないものの時もある。時間を経るにつれて忘れていく一方で、記憶に残り続けている出来事は宝物である。思い出は、写真などで形として残さなくても、意外と脳裏に焼き付いているものです。写真を撮ることに夢中になって大切な風景も人物も見失っては勿体ないですよ。記憶はふとした時に蘇るはずです。
良平は過去の焦りや心細さや絶望を今の疲弊した状況から思い出したのです。そんな風に、過去と似通った体験をすることで、当時の記憶が引き起こされるという現象に共鳴しました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えすごい。
最初はつまんないと思った。或る日の大石内蔵之助(最初の話)が読みづらい。
その後の戯作三昧からおもしろい!
開化の殺人からいくつか、登場人物が被ってるみたいだけど前の話で経験してるはずの衝撃をスルーしてて、なんか不思議な感じで良かった。
雛はお兄ちゃんと母の関係に切なくなった。お父さんも本当は雛売りたくないんやな。
あばばばばは、娘さんの変化がわかりやすくて、恋ではない視線でその変化を冷静に捉えてるのが新鮮で良かった。
一塊の土はお民さんが先に亡くなるとは思ってなくて、お住さん可愛そう、家事全部やるのもおばあさんにはきついだろうなぁと思ったけど、それを抜け出せないつらい