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「私は花火のことを考えていたのです。我々の生のような花火のことを」秋の夜の鹿鳴館舞踏会で、露台に出たフランス海軍将校は明子に教えるような調子で言った。……夜空に消える一閃の花火に人生の空しさを象徴させた名作「舞踏会」、ほのぼのとした小品「蜜柑」。ほか「葱」「路上」「鼠小僧次郎吉」など大正8年度作品を収録。
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Posted by ブクログ
●蜜柑● すべては汽車の窓の外に、瞬く暇もなく通り過ぎた。が、私の心の上には、切ない程はつきりと、この光景が焼きつけられた。
「蜜柑」誰が何と言おうと、この作品が好きです。この作品に出会えたから、私は、芥川龍之介の全作品を読めたんだと思います。
大正八年度作品集と裏には記されている。但し解説によればこの時期芥川は作品の美的完成を見るのに大層苦心していたそうである。作中主体から客体への転落(芥川は停滞或いは退歩と呼ぶ)、恐らくは青年期特有の輝く感性の死。其処から熟成していくことは彼にはできず、狂気へと転落しながら喘いでそれでも作家たろうとして...続きを読むいたのだろう。その生き様には感服する。真似はしないしできないが。 それにしても短編というものは、連作でもない限りひとつひとつの余韻が大きく次へ進むまでに間が必要なように感じる。そういう意味では決してこの作品群も「無駄」とは言えないと思う。
五感に語りかけてくる。話の筋はなんてことないのに、心に残る清々しさと、蜜柑の残り香に惹かれて、何度でも読み返してしまう。
久しぶりに純文学を読んだ。読むのにエネルギーが必要なのでなかなか一気に読めない。 蜜柑を読んだのは久しぶり。 特別好きではないけどよく言われるように色彩表現が良いから印象に残るね。 「魔術」が他と趣向が違っていておもしろかった。 全体的に作者が模索している感じが伝わってくる
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