あらすじ
日本の古典に題材をとった「鼻」「羅生門」「芋粥」をはじめ,「魔術」「トロッコ」など,さまざまな人の心をするどく描き,独特な世界をくりひろげた芥川の短篇を収める.
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Posted by ブクログ
何というか、読後の満足感がすごい。言葉の美しさ、表現の豊かさ。読後感の爽やかなものもあれば、不条理を噛み締めるものもある。一気に読み進めてしまうのが勿体ない。個人的には『魔術』が好き。グローバルに開かれた現代に読むと、甚だ混乱した箇所はあるのだが、それも含めて面白い。
Posted by ブクログ
羅生門、杜子春をはじめ芥川龍之介の短編名作が集合。芥川というと難しいイメージだがそんなことはなかった。もちろん深読みすればきりがないでしょうが。
Posted by ブクログ
いや~、こちらもホントお久しぶりの芥川作品の数々です。 芥川作品はそれこそ KiKi の小学生時代、夏休みや冬休みの宿題、読書感想文の課題本だったり、通常の学期の「○学年課題図書」なんかによくなっていて、ここに収録されているほとんどの作品を学校の課題の一環として繰り返し繰り返し読み込んだ記憶があります。 最後の数行にどことはなしに「道徳的」というか、「説教じみた」ことが書かれているのが、そういう「○○図書」に選抜された理由の1つだったんでしょうね。 子供時代からそういう「大人の好む良い子の条件」みたいなことに嗅覚の効くほうだった KiKi はよくその「読書感想文コンクール」などで、大人が喜びそうな文言を添えることによって賞状をもらったりしたものでした。 ま、実際のKiKi はそんなに素直な子でもいい子でもなかったから、大人からは見えないところでペロっと舌を出したりしていたんですけどね(苦笑)
(全文はブログにて)