芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻・芋粥

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    短編集で読みやすい
    羅生門は教科書ぶりに読んだ
    これを機に、教養として日本文学をまた久々に読みたいなと。

    羅生門は、生きていくために必死な人間の、
    さまざまな悪の部分を垣間見た。
    誰にでもこういった部分があるのかな、人間の本質を見た。

    鼻は、滑稽

    芥川龍之介の物語は奇妙。
    でもなぜか引き込まれてしまってそれもまた奇妙!

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    2025年03月09日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    今日3月4日は、半村良のご命日
    龍ちゃんのレビューしている時では
    ないのですが、龍ちゃんと仲良しは誰?論争に
    どうしても参戦したくなってしまったのです

    時は平安
    事実とみなされる事は二つ
    侍が死体で発見された事
    結婚したばかりの嫁の行方がわからぬ事

    この侍の死を巡る七つの証言や告白で小説と成す
    検非違使に問われたるは
    死体を発見した木樵
    死ぬ前の夫婦を見た旅法師
    侍を殺したと思われる盗人を捕らえた放免
    不明の嫁の母親

    そして盗人の自白

    不明の嫁らしき女の清水寺での懺悔

    殺された侍の死霊が巫女を通し告白

    何回か読み直すたびに発見がある
    そしてそれぞれが語る状況が見事に折り合わない
    その全くどこも合わなさがすごいんだろうなあと

    男女盗人それぞれが自分の精神のきよさを主張
    懺悔する女の生命力の強さに感心するけれど
    あくまで懺悔
    侍は言い訳したいだろうけどもはや死霊

    イラストはおくさん
    和的テイストが多いらしい
    ちょっと愛らしさを感じる人物達が魅力的
    小説ととても折り合っているなと思います

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    2025年03月04日
  • スラよみ!現代語訳名作シリーズ 羅生門

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    『巴里マカロンの謎』に芋粥がでてきて、再読。
    芋粥は、羅生門や地獄変みたいな凄まじさが一見ないから、フワッと読める。でも解説を読むと、自分の感想よりずっと深くて怖い話。自分と五位が重なってへこむ。どうやら私って“幻想を追いかけてるだけ、そのことにも気づいてない”らしい。ということが重ねて重ねて書かれている。厳しい!(涙)
    芥川さんの王朝もの5編。どれもすごくいい。
    羅生門 鼻 芋粥 地獄変 竜

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    2025年05月06日
  • 舞踏会(乙女の本棚)

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    砂糖菓子のような美しく豪華ながら優しい色彩のイラストと、夢のような物語。
    比較的暗い話の多い乙女の本棚シリーズのなかでは、明るく懐かしくロマンティックな一冊。
    目の保養になるなぁ。

    話自体が短いためか、今回は全ページにイラストあり。作品によっては文字だけのページが多いこともあるが、その点、すべてにイラストがついているのもポイント。

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    2025年02月26日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    内容も好きだし、今まで読んだ乙女のシリーズの中で一番絵本っぽくて良かった。

    3人のうち誰を犯人と思うかで、その人の思考タイプが分かりそう。

    (皮肉なる微笑)とか、厨二心擽る表現してくれる芥川龍之介大好き。笑

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    2025年02月19日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    河童の出産のシーンが最高でした。
    カワウソとの戦争はアニメーションで見てみたい。
    きっと可愛いから。

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    2025年02月02日
  • 奉教人の死(新潮文庫)

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    悪魔の賭けと煙草の伝来を描いた「煙草と悪魔」、題の通りさまよえるユダヤ人当人の語った話を描いた「さまよえる猶太人」、「ろおれんぞ」と呼ばれる少年がキリスト教寺院を追われ薨るまでを描いた「奉教人の死」、悪の権化として単純に描かれがちな悪魔の奥行きを描く「るしへる」、「強い者に仕えたい」と考え、高名な王、王が恐れる悪魔を経て主上へとたどり着く山男の「きりしとほろ上人伝」、黒衣の観音像とそれに纏わる親子の祈りの話を描く「黒衣聖母」、キリスト教の伝来を阻害あるいは侵食しようとする日本の神々の攻防のさまを描く「神神の微笑」、大泥棒の恩返しと、更にその恩に報いる男の「報恩記」、洗礼を受けた少女と養父母の信仰的転落を描く「おぎん」、息子の病の治癒を求めて神父を訪れた女の心変わりを描く「おしの」、細川ガラシャの最期を描く「糸女覚え書」を収録している。
    いずれもキリスト教の伝来に伴っての伝説、また信者の興味深い話について描かれたもので、時折古風な文体に苦労させられつつも楽しく読めた。しかし、表題作「奉教人の死」のオチについては、現代的価値観によるものではあろうが、「ろおれんぞ」が隠し通したかったであろう秘密を、その身体性とともに暴いている様子にやや不快さを覚えた一方で、話としては確かに面白く、複雑な腹立たしさを感じた。
    細川ガラシャに興味を抱いていたため、「糸女覚え書」については、その内容の壮絶さはさておき面白く読めた。

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    2025年02月01日
  • 羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版

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    ネタバレ

    教科書以外で芥川龍之介作品を読むのははじめてだった。時台背景とか言葉が難しく感じるところは多々あったけど、情景の丁寧な切り取り方とか読むと長く愛されてきた理由が分かる気がした。

    羅生門は突如暇を出されてしまったかわいそうな下人が老婆の出現によって印象がコロッと変わってしまい、その卑小さというか弱さがとても人間らしくて、自分の弱さも目の前に突きつけられた感じがした。

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    2025年01月11日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    図書室。芥川を紐解きたくて。
    「奉教人の死」がとても良かった。イエスキリストとはこういう人だったのかも。
    「地獄変」も良かったな。

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    2024年12月26日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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     <乙女の本棚>シリーズの一冊。といっても、「乙女」には似つかわしいとは思えない内容だ。強盗、レイプと殺人の話だから。表紙イラストも血の付いた小刀をかざしている絵だ。ただ他のイラストもそうだが、本の内容に合った怪しい絵ではある。

     黒澤明監督の『羅生門』は、この短編『藪の中』を原作としているが、タイトルや設定は同じく芥川の『羅生門』を元にしている。

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    2024年12月25日
  • あばばばば

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    店番の若い女性

    店番の若い女性への観察が、微に入り細にわたっている。そして、観察者は彼女に対してずいぶんな思い入れがあるように感じられる。ところがしばらく店で彼女を見なかったら、今度は赤ん坊をつれて登場してきた。そして、恥じらっていた以前の面影はなく、強い母親になりきっていた。表題の「あばばばば」に主人公そして作者の哀惜の念が込められていると思う。

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    2024年11月17日
  • 孔雀

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    寸鉄

    おとぎ話や昔話を題材にして洒落た話やウイット アイロニーに満ちた作品にするというやり方は、多くの近代作家がやっているが、芥川龍之介もその代表的な作家である。イソップ物語の多くのエピソードの中からこのエピソードを拾い出し、寸鉄人を刺すような短文に仕上げている。

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    2024年11月17日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    学生時代に読んだ『羅生門』と『鼻』であるが、他の2作については読んだことがなかったので手に取った。平安時代が背景ということで敬遠していたが、これが中々どうして面白い。とりわけ『偸盗』が響いた。緊迫感や苦悩がありありと伝わって臨場感を強く感じられる。登場人物の個性が魅力的で、かつ陰鬱とした前半からスッキリとしたオチへと導かれて発生するカタルシスも気持ちが良い。

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    2024年11月08日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    妖しげな姫様(?)の絵が好みでジャケ買い。近代文学史に名を残す文豪たちによる怪作集。「桜の森の満開の下」「芋虫」「夢十夜」は以前読んだことがありましたが、今回も変わらずおもしろくて好きな作品です。個人的には「白蟻」のいい意味で「何を読まされているんや…?」という気持ちになり印象的でした。

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    2024年11月05日
  • 【語注付】地獄変

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    読んだのはこの表紙の集英社文庫ではないです。(すみませんが、この表紙絵は好きではありません。)

    口絵に芥川の小さい頃の写真等や黒澤監督の地獄変の映画シーンの写真があり良いです。巻末の注釈もありがたいです。

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    2024年10月29日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    改めて読むと、夏目漱石や江戸川乱歩の文章のなんと読みやすいことか。

    個人的には夢野久作の瓶詰地獄が、短編のなかに、考えさせられる構成の工夫があり、謎解きのようで面白かった。
    わかりやすさや時系列がシンプルな今時には見られない昨日だった。、

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    2024年10月27日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、芥川龍之介さんとおくさんのコラボ作品『藪の中』です。おくさんのイラストは初めて見ました!なんとも、この作品にピッタリなイラストですね♪

     藪の中で、武士の遺体が発見されたことをについて、それぞれの立場から証言を引用している感じなんですけど、証言の内容が合わないんです。その真相はいかに…??

     なんか、古さを感じさせない作品ですよね!そのままドラマになってもよさそうな…そんな面白さを感じました。誰かが嘘を??でも、何のために?そして、どうして??とか、突き詰めたくなる…けど、真相は「藪の中」です^^;

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    2024年10月25日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    この作品には以下の6編が収録されている

    「偸盗」、「地獄変」、「竜」、「往生絵巻」、「藪の中」、「六の宮の姫君」

    個人的に一番印象に残ったのは「偸盗」かなー。芥川が放つ独特の世界観と物語が折り重なっているような気がした。出てくる登場人物たちはどこか歪んでいる人が多いのだけれど、時折見せる人間味も垣間見えて全員を憎むことはできない。
    最後は、兄弟の絆かそれとも愛をとるのかという選択を読者に見せつけてくれた気がして、とても感慨深かった。

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    2024年10月15日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    平安時代、とある侍の死をめぐる短編。
    死骸の発見者の木樵り、強盗を捕らえた放免、侍の妻の母親らの証言から始まるミステリ仕立てで面白かった。
    また、捕らえられた強盗、侍の妻、侍の死霊によって語られる内容も三者三様の矛盾ばかりなため、殺害事件の真相は一切の不明。
    藪の中ではほんとうには何が起こっていたのだろう?真犯人は誰なのだろう?と、謎が多くて闇深さがあり、とてもワクワクさせられるラストだった。
    挿絵もたっぷりで、セリフ一文だけの頁も結構あってめちゃ贅沢。
    芥川が地の文に書き添える『(皮肉なる微笑)(陰鬱なる興奮)(快活なる微笑)(昂然たる態度)(突然迸るごとき嘲笑)』とかが、なんか厨二っぽくて笑ってしまった。

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    2024年10月09日
  • 本所両国

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    懐かしい雰囲気

    東京下町の典型として本所両国界隈を題材に描き出された、芥川龍之介のエッセイである。大正年間に明治時代や江戸時代の名残を「懐かしい雰囲気」と表現しているところが、いつの世も変わらない解雇のセンチメンタリズムを漂わせているところが面白い。令和時代の今日、本所両国界隈を歩けば、大正年間は愚か昭和時代の名残でも「懐かしい」という評価になるのだろうな。

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    2024年10月01日