芥川龍之介のレビュー一覧

  • 羅生門・鼻・芋粥

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    ネタバレ

    名前だけ知ってても一度も手にしたことがない、
    歴史的文豪、芥川龍之介の世界に触れてみよう。このたびやっと決心致しました。

    短編集で各々、読みやすいものから難解なものまで
    用意されていて、出し手の波長の変化を受け取りつつ、
    そして、どれも内容は違うようで横文字混じりの『芥川節』が随所に込められていて、
    それが全体を束ねる、いわゆる芥川色の紐として機能してると思いました。


    表題にもなっている有名な『羅生門』ですが、一見して、
    正直なところ自分には、これの何がそんなにいいのかがわかりかねましたが、
    落ち着いていま考えるとこれは、老婆の言葉尻を捕らえて、
    食うに困るなら相手の道理にならって追い剥

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    2024年06月17日
  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗

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    個人的には「偸盗」がいちばんおもしろかった。
    語駐を最小限にしたのは仕方がなかったのかもしれないが、欄外に古語の語意くらいは載せてもよかったのではと感じた。

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    2024年05月22日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    「芋粥」と、「父」は、とくに面白かったです。どのお話も「人」に触れられていて、心情表現などが、精巧に書かれていて、読んでいてワクワクしました!

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    2024年05月14日
  • 或阿呆の一生・侏儒の言葉

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    西方の人・続西方の人はキリスト教の知識があまり無いのでよく分からなかった...泣

    1番刺さったのは侏儒の言葉。人生生きててふと思い出すような言葉が多くあったと思う。

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    2024年05月12日
  • 河童

    購入済み

    河童忌

    芥川龍之介の晩年の作品である。(晩年と言っても35歳で死んでしまっているのだが)自分自身そして社会に対する諦めににも近い虚無感 徒労感を読み取ることができる。この作品は、芥川龍之介の命日を「河童忌」というように代表作と評価されているが、私はあまり好きな作品ではない。

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    2024年05月03日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    短編がたくさん載っていて読みやすい。
    『鼻』をはじめ、『芋粥』、『煙管』なんかは執着していたものが、ある出来事を機に全く別のものの見方になるところが興味深い。
    『大川の水』は隅田川沿いの地名、橋の名前なんかが具体的で、私も縁がある場所なので楽しかった。川の場所によって水の色が違うかなあ?今度見てみよう。

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    2024年05月01日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    『羅生門』を授業で習ったので読んだ。
    1年ぐらい前に読んだ『こころ』などよりは、この本の方が分かりやすかった。
    難しい漢字には振り仮名があって、こんな読み方をするんだという発見になった。

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    2024年05月01日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    ネタバレ

    平安時代の画師・良秀の生涯を描いた作品。本作は、その卓越した技術と人々を惹きつける独特の魅力を持ちながらも、醜い容姿と傲慢な性格で周囲から疎まれる老画師の姿を通して、美と醜、愛と欲望、そして芸術の本質について深く掘り下げています。

    良秀は一人娘に対する深い愛情を抱いており、彼女の幸せを何よりも優先していました。しかし、その娘が大殿様の目に留まり、良秀は娘を手放すことを拒みました。この決断が、後に彼と娘の運命を狂わせることになります。大殿様からの命令で「地獄変」の屏風絵を描くことになった良秀は、作品に没頭するあまり、次第に狂気に陥っていきました。彼の中で、現実と芸術の境界が曖昧になり、その過程

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    2024年04月30日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    蜘蛛の糸は小学生の頃読んで好きだったなぁと懐かしくなりました。
    地獄変は独特の雰囲気と簡潔で深い物語で好きです。オマージュ作品も多数あるみたいなので少しずつ追っていきたいな。

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    2024年04月29日
  • 歯車 他二篇

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    三作とも暗かった、ただひたすら、暗かった。
    晩年は生きているということが、即、地獄の生活だったのだろう。実母の病気のことはこの本で初めて知った。

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    2024年04月04日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    蜘蛛の糸

    改めて読むと「人間ってこんなもんだろ」と思う様になってしまった。

    激混みする電車のなかで広告として流したらいいと思います。( ᐛ )و

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    2024年04月04日
  • 杜子春

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    大正の”世にも奇妙な物語”ですね。
    中国の原作と最後ののテイストを変えてるらしく、”人の心”を大事にした芥川版、とても良いです

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    2024年03月13日
  • 地獄変・偸盗(新潮文庫)

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    天才は狂気、なるか。自殺者 芥川龍之介
    「地獄変」はおぞましい。こういうストーリーで自分を追い込み服毒自殺?皆々さまお気をつけ召され

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    2024年03月01日
  • 羅生門・鼻

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    久々の芥川龍之介の再読。大河ドラマ(光君へ)で関心を集めている平安時代初期の時代背景に注目。近代小説家(自然派と言われた人々)の有名人の一人である芥川龍之介の作品から王朝物文学の傑作を読む。良く勉強しているのにはただただ驚くばかり。

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    2024年03月01日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    “地獄変”はアーティストとは?という問いを芥川が投げかけているようだった。自分もアーティストとはどんな人なのかよく考える。類まれな才能があって、ストイックで、人生より芸術に重きを置いている人、私生活や人付き合いを犠牲にしてでもただひたすら、独りで何かを考えたり作り上げたりしている人なのかなと思う。例を出すと、ハリウッドの巨匠、スピルバーグや毎日コントを上げているジャルジャルとかかな。

    ただ地獄変の絵師、良秀は娘を殺されてまでも、自分の求める芸術を追い求め続けた。作中の高僧は仏教的な立場から、いくら芸に優れていても、人を殺してはダメだ的なことを言っていたが、実際はどうなんだろう。自分もこれはや

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    2024年02月26日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    最晩年の短編集。幻覚を見、狂気の中に書かれたと思われる「歯車」では、発狂寸前の内面の描写と、ギリギリのところで社会と接している「彼」の描写とが、明確な境界を持たずに迫ってくる。まるで、自分の狂気を原稿に絞り出す様子のパラレルを思わせる。そして、ギリギリで保たれていた正気が力尽きていく最後は、理由は分からないが引き込まれるものがある。

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    2024年01月30日
  • 乙女の本棚7 蜜柑

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    芥川龍之介の作品は子どもの頃以来かも。
    蜜柑を汽車の窓から弟達に向かって投げる少女(おそらく)とその光景が文章から鮮やかに目の奥に浮かび上がるのだが、この絵本がさらに鮮やかなものにしてくれる。
    辛い別れの場面なんだろうが、暮れゆく夕焼け空と金色の蜜柑、本当に綺麗な絵だ。

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    2024年01月25日
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)

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    タイトル作「河童」

    芥川晩年の作品。生活やお金、宗教、芸術などに関する芥川の考えが記されているような作品。河童の設定が絶妙に近未来的でとてもSFチック。職工屠殺法の部分が衝撃で印象的。

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    2024年01月17日
  • 蜘蛛の糸・杜子春

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    芥川龍之介と言えば羅生門を教科書で読み、地獄変、蜘蛛の糸を思いだしたんです。

    こちらは少し物語がやさしい、わかりやすい感じでした。

    その中でもはじめて読んだ蜜柑にとても惹かれました。

    これは…好みのやつだ。

    どの時代も、平然たる、日常の、生活での感情の機微は凹凸があるのだと思うが、作品そこにトリップしたような後読感で気持ちよかった。

    こういう生活感があって、そこでのちょっとした非日常がすきなのかも。

    龍之介目線。

    列車でどこぞへ向かうのだが、ほぼ客のない列車内で、発車まで座席でなにを思うでもなく退屈に待つ龍之介。

    やっと発車の笛がなる中、一人の娘が乗り込んでくる。
    身なりがいか

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    2024年01月13日
  • 侏儒の言葉 文芸的な,余りに文芸的な

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    十代の頃、新潮文庫で初めて「侏儒の言葉」を読んだ時、閃光のようにきらめく知性と厭世的なポーズに酔いしれ憧れた。二十代で再読した時には、頭でっかちで底の浅いひ弱な精神しか見出せなかった。不惑を過ぎて「文藝的な、余りに文藝的な」と合わせて改めてこの箴言集を読み、芥川がなぜ自ら命を絶たねばならなかったのか少し分かるような気がした。

    詩人兼ジャーナリストでありたいと願った芥川は詩的精神と知性をともに追い求めた。だが彼の知性は詩人に徹することを肯んぜず、その詩的精神は散文芸術としての総合性とあい入れなかった。芥川の中の詩人とジャーナリストがギリギリのバランスを保つことができたのがアフォリズムという形式

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    2023年12月29日