芥川龍之介のレビュー一覧
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羅生門
『生きる』という人間の本能について書かれた作品。下人は盗人となってしまったが、その行動は否定も肯定もできない。寧ろ自分が下人であれば同じ行動を取ったのではなかろうか。窮地に陥ると人間はどのような行動を取るのか人間の本能や欲望が垣間見えた作品だ。
鼻
人は妬み羨む生き物であると感じた。人はどうしても他者と比べたがる。下を見て安心するのではなく、また他人からの目を気にせず、自分らしく自分がどう生きるのかが大切だと感じた作品。
芋粥
皆似たような経験があるのではないか。例えば、長期休暇に入る前はそれを目標に仕事をがんばるが、休暇に入ってしまうと『すぐに休暇が終わってしまう』と悲しい気持ち -
ネタバレ 購入済み
読み進めているときは赤帽が不気味な印象なのだが、不倫をやめさせた良い奴ともいえそう。実は聞き手(語り手)の「私」が…というラストが気に入った。
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購入済み
物語を終わりに向かわせるために新しい登場人物が出る、という構成と言えばこれが走りと感じています。
学校で習って読み解いた作品ではありますが、改めて読んでみようと思う作品です。 -
購入済み
本作は死のモチーフなど不穏な要素も多いが、妻が笑い飛ばす場面や、最後の場面が日常(生)への帰還と考えると、暗い作品にはなっていないように思われる。
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購入済み
ショートショートを集めた短編集のよう。個人的に印象に残ったのが「三十一 大地震」。酸鼻という感覚を詳細に文字に起こすとこうなるのかという発見があり迫真。
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Posted by ブクログ
『蜜柑』
この短編は学生時代にも授業で取り上げられていたし、大人になってからも何度か読み直す機会があったのですが、歳を重ねるにつれ、娘が投げた蜜柑の色鮮やかさに切ないものがこみ上げてきます。
疲労と倦怠、退屈な人生に辟易している「私」の目に飛び込んできた、心が踊るような暖かな色。走り去る汽車で起きた一瞬の出来事。娘の優しく美しい心に、忘れてしまった歓びがよみがえる。しかしそれも汽車が走り去るように、すぐに消えてしまうのでしょうけど…
さすが芥川。文章だけなのに、蜜柑が落ちる様子から汽車の速度まで情景が浮かび、読後、一枚の写真のように心に残ります。
ところで、こんな画集があるとは知りませんで