芥川龍之介のレビュー一覧
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物語を終わりに向かわせるために新しい登場人物が出る、という構成と言えばこれが走りと感じています。
学校で習って読み解いた作品ではありますが、改めて読んでみようと思う作品です。 -
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本作は死のモチーフなど不穏な要素も多いが、妻が笑い飛ばす場面や、最後の場面が日常(生)への帰還と考えると、暗い作品にはなっていないように思われる。
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ショートショートを集めた短編集のよう。個人的に印象に残ったのが「三十一 大地震」。酸鼻という感覚を詳細に文字に起こすとこうなるのかという発見があり迫真。
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大正文学の頂点です。
明治文学には見られないテンポの筆致で、驚くほど急速に物語が展開し一気に結末迄読者は連れていかれます。大正文学の頂点と言える作品であり、現代でも全く色褪せません。
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Posted by ブクログ
ネタバレわたしが一番好きな本。
とりわけ、『袈裟と盛遠』『藪の中』が好き。
その作中の女性が好き。
女性は男性に対して唐突に、大胆な事をする。ある種の凄みをもって。
男性はそれを受け入れるしか術はない。
『袈裟と盛遠』は、「盛遠という男性が袈裟という女性の亭主(渡)を殺害する前夜」の話である。
袈裟と盛遠は互いに憎しみあいながらも関係してしまっている。
盛遠は袈裟に言う。
「渡を殺そうではないか」
袈裟はそれを、なんと承諾する。
その時の「いきいきとした」表情に盛遠は困惑するが、この誓いを全うする事を心に決めざるを得ない。
それは何故か??
『藪の中』に登場する女性も同様の突飛さがある。
それは
自分を手籠にした盗人・多襄丸に対しての
「では何処へでも連れて行ってくだい」
であり、
その後、夫を指差して幾度となく叫ぶ
「あの人を殺してください」である。
女性はスキャンダラスだ。
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読みやすい今昔物語の一話
芥川龍之介の代表作のひとつときいたことがあっても、今回初めて読みました。
流れるようなお話の展開に引き込まれ、とってもおもしろかったです。
ダンテの神曲やいろいろな教養から書かれた作品のように感じました。 -
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本能
初めて読んだのは,高校一年生のときだっただろうか。
衝撃的なシーンが目に浮かび,絵の具で羅生門の絵を描いたほどだった。
大人になった今では,そこまでのショックは受けない。
あきらめと,少しの同情。
どうしようもないことを,どうにかしようとするこころ。
それはやがて,醜い本能となる。
生きるとは,何かを奪い続けること。
生きてることこそ,異常事態だ。 -
Posted by ブクログ
芥川さんてこんな作品を書く方だったんだ…と衝撃がすごい(x_x)グワーングワーン
『走れメロス』も『羅生門』も正直あまり細かいとこまで覚えていないし、況んやそれについて自分がどう感じたなんてことをば(日本語真似したいけど下手)
『蜘蛛の糸』とか『犬と笛』とかは私が持っていた芥さん(芥川さんより芥さんと呼びたい)の割りとイメージ通りだったけど、『蜜柑』とか『トロッコ』はこんなにも鮮やかな言葉で心象風景を描けるなんて…と感動した。この二編特に好き。人生で蜜柑みたいな瞬間、ずっと待ってるというかそんな瞬間があるから何とか生きてる、な自分。
『猿かに合戦』の「きみ達も大抵蟹なんですよ」良いですね。ドキリとしました。私は蟹です。