芥川龍之介のレビュー一覧
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ネタバレ何気にちゃんと読むのは初めてかもしれない、芥川龍之介。短編作家だったんですね。
100年読み継がれる、は言い過ぎじゃない。さすがの一言。
芥川賞作品を読みまくる前に、芥川を読もう。
・蜘蛛の糸
地獄にいるカンダタは、罪人だが蜘蛛を殺さなかった。その慈悲として、お釈迦様は蜘蛛の糸をたらす。
千載一遇のチャンス、掴むか逃すかは自分次第。
・トロッコ
良平はトロッコに乗って山を下ってくる土工に憧れ、トロッコを押したいと思う。ある日それが叶うも…。
1人だけの帰り道の心細さ。外から見た憧れと、実際に経験することの差が短い中に見事に描かれていた。
・鼻
ある高僧は、顎まで垂れ下がった大きな鼻を嫌 -
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ネタバレ芥川の晩年の作品のうちの一つ『歯車』を読んで感じたのは、霊的なものや人間そのものの怖さといった類いではありません。ただただ、言葉では表現しがたい不気味さを孕んだ闇でした。
『歯車』は全6章から成る作品ですが、第1章の「レエン・コオト」からして、とにかく気味が悪いのです。実際に読んでみると分かりますが、この作品は、言葉の水面下にイメージを結びつけることが非常に巧みです。まず「レエン・コオト」というキーワードそのものに、どことなく不吉な気配を忍び込ませておき、章末の一節でその正体を明かすことで、読者の胸に積み上げてきた不安を一気に噴き出させます。
もちろん、視覚的な表現も見事です。第6章終盤の -
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芥川の初期の“王朝物”を集めた短編集
収録作品は羅生門、鼻、芋粥、運、袈裟と盛遠、邪宗門、好色、俊寛の8篇。
芥川が教師時代に選書した短編集(英米怪異・幻想譚)が面白かったのでこちらを手に取る。
芋粥と好色が好き。邪宗門も未完ならではの面白さが良き
芥川は教科書で蜘蛛の糸を読んだっきりだったので8作品全て初見。
前半は「教科書に乗りそうな“ザ・文学”って感じだなー。まぁ、芥川賞が純文学だしなー」って思いながら読んでたから、邪宗門で「おや?」となり好色で「これは話が違う(真顔)」ってなったよね(笑)
いやもう、すごいな、癖が笑→
好色読みながら、いや、そういう読み方をする私が汚れているのか… -
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年少文学と言われる作品集
短編で其々の作品の世界観に合わせた文体、どの作品も読みやすい。解釈は色々あると思いますが、教訓を感じられるお話が多かったです。
自分なりに一部まとめ
蜘蛛の糸:見られているからではなく、良き行いをすると運が現れる。幸福は独り占めしてはならない。
杜子春:お金は尽きてしまう。大切なのは愛、自分の望みを捨ててでも愛を選ぶべき時がある。
トロッコ:他人への甘えを捨てて自分の人生に責任を持つことが成長(大人)である。後戻りは簡単ではない。
犬と笛:「いく子さんに献ず」とタイトル横に書いてありました。誰なのか気になって調べると、芥川妻の親戚、15歳の女の子のようです。終わ -
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芥川龍之介の作品の中で、年少文学といわれているものが主に集められています。(「蜘蛛の糸」「犬と笛」「蜜柑」「魔術」「杜子春」「アグニの神」「トロッコ」「仙人」「猿蟹合戦」「白」)
この中で小学生のとき読んだのが、「蜘蛛の糸」「杜子春」。特に「蜘蛛の糸」は“罪人たちが、うようよ這い上がってくるところ”“蜘蛛の糸がプツンと切れてしまうところ“が心に残って、夢に出てきそうでした。
高校生の頃、模擬テストの文章で出会ったのが「蜜柑」「トロッコ」。「蜜柑」は窓から投げられた蜜柑の情景、「トロッコ」は少年の心理描写が記憶に強く残っています。
本書で初めて読んだ作品もありました。今回感動を覚えたのが、 -
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目次
★偸盗 ちゅうとう
地獄変
竜
往生絵巻
★藪の中
六の宮の姫君
藪の中最高
偸盗=こっそり盗むこと(=窃盗)
「 その上、貌も変れば、心も変った。始めて娘と今の夫との関係を知った時、自分は、泣いて騒いだ覚えがある。が、こうなって見れば、それも、当り前の事としか思われない。盗みをする事も、人を殺す事も、慣れれば、家業と同じである。云わば京の大路小路に、雑草がはえたように、自分の心も、もう荒んだ事を、苦にしない程、荒んでしまった。が、一方から見れば又、すべてが変ったようで、変っていない。娘の今している事と、自分の昔した事とは、存外似よった所がある。あの太郎と次郎とにし