芥川龍之介のレビュー一覧

  • 河童 他二篇

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    「河童」は河童の世界の物語。高度な風刺なんだろうなと思いつつ、何を意味しているのかはいまいち分からなかった。他の作品と比べると巧みな表現というのは少なかったかな。自分の感受性が乏しいだけなんだろうけど、、、

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    2018年02月02日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    芥川龍之介の作品は羅生門と河童くらいしか知らなかったのだが、今回短編集を二冊通して読んでみて大正解だったと思う。名が売れてる作品はやはり面白いし、それ以外のものも軒並み読み応えがあった。芥川作品全体に漂う薄い絶望感や、人間や世間に対する諦観・皮肉が、神経質なほど緻密に、そして丁寧に作り込まれた文章で、過不足なく表現されている。作品ごとに落差を感じることがあまりなかったのは、彼の短い人生によるものだけではないだろう。産みの苦しみはいかほどだったかと考えさせられると同時に、感謝を覚えた、そんな短編集だった。

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    2018年02月01日
  • 歯車 他二篇

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    面白くはない。暗い。陰鬱。主人公が長生きしない感満載に見えるのはその後を知っているからなのか、劇中夫人が問うた通り、滲み出るものだからなのか。。

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    2017年12月16日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

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    「地獄変」がお気に入りでこっちのほうを買ったが、マイナーなほうなのか。
    語り手の丁寧語がこの先の結末へのほの暗い予感を醸し出しているし、想像通りに物語のクライマックスの、気狂いじみた感じがよい。
    加えて、この語り手は客観的中立な体をしているが、これも一つの主観のような気がする。良秀はただの頭のおかしい人なのか?本当に大殿様と良秀の娘はなんでもないのか?

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    2017年09月25日
  • 蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

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    芥川が小説、随筆、童話、戯曲と、その才気にまかせて様々のジャンルで試みた作品の中から、広い意味で「子どもむき」と考えられる作品を選び収めた。この作品群から、機智や逆説や諷刺、そしてまた、そうした理智の鎧で固められた奥にひそんでいる作者の、少年のような純潔で素直な魂を感じとることができる。

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    2017年09月15日
  • 羅生門(まんがで読破)

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    今昔物語を題材に描いた「王朝もの」と呼ばれる作品全3編、個人的には「藪の中」が構成展開とも面白いと思う。
    芥川龍之介の入門書としてはいいのではないだろうか。

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    2017年08月30日
  • 或阿呆の一生(まんがで読破)

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    芥川の自伝的小説の漫画化ということで、その繊細さと精神的な闇と病みの一端がうかがい知れる内容。
    しかし文豪と言われる人は何故こうも、女や薬や自堕落に身を任せていくのか、と思うのは単なるひがみやっかみか。

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    2017年06月26日
  • 舞踏会・蜜柑

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    久しぶりに純文学を読んだ。読むのにエネルギーが必要なのでなかなか一気に読めない。

    蜜柑を読んだのは久しぶり。
    特別好きではないけどよく言われるように色彩表現が良いから印象に残るね。

    「魔術」が他と趣向が違っていておもしろかった。

    全体的に作者が模索している感じが伝わってくる

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    2016年11月03日
  • 蜘蛛の糸・地獄変

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    ネタバレ

    短編集でクモの糸が入っている。地獄変では、娘を牛舎に入れて燃やしてしまう。絵のために。
    毛利先生は、不器用ながら教えるのを生きがいにした先生の話。
    犬と猫は欲がない主人公が家臣を助けて犬をもらい幸せになる話。
    どの話も人間味があってよいと思う。

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    2016年10月10日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

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    ネタバレ

    地獄変、道祖問答、袈裟と盛遠、竜往生絵巻、六の宮の医者。二人のこまち、が入っている。中でも印象的なのは、二人のこまち。と藪の中。
    ふたりのこまちは、死にたくないあまりに女の武器を使って使いをたぶらかす。死なないように説得する。
    おいて後悔する。使いは二度とだまされない。ように取り扱わない。女は怖いという。
    藪の中は、、それぞれの視点から事件が語られる。殺された人は例として話される。面白いと思う。

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    2016年10月10日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    有名な羅生門はもちろんおもしろかった!
    ひょっとこ、父、煙草と悪魔がおもしろかったなー

    ひょっとこの、息を吸うように意味の無い嘘をつく男には、自分を重ねてしまう。。
    虚しくて、寒々しい。でも、そこが妙に惹きつけられる。

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    2016年07月15日
  • 羅生門・鼻・芋粥

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    芥川が二十歳そこそこで書いた作品に触れ、只々、感嘆してしまう。
    若い青年の書いた文章のわりに、大人びてというより老けすぎていて、なんだか生き急いでいるようで、ちょっぴり哀しくなってしまった。

    本書は表題3作品の他プラス15作品収めてあり、その中でも私が印象に残った作品は『葬儀記』。
    これは夏目漱石の葬式の記なのです。
    大正5年12月に胃潰瘍のため死去した漱石先生の死顔に、たくさんの文学青年たちが最後の別れを惜しんでいる様子が伝わってくる。
    その文学青年たちの中でも若いほうであった芥川が、忙しない葬儀中にあたふたとしている姿に、やはり年相応の幼さがあり、あんなに大人びた作品を書いている反面、『

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    2016年06月24日
  • 河童 他二篇

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    不思議の国アリスを連想します。河童の国に転がり込み、河童の国のルールに混乱しつつも、いつしかなじんでいることに気付かず、人間の国に帰りたいと願い、戻ってきたら、自分は狂人扱いにされている。アリスは夢から目覚めまた退屈だなと思う毎日の暮らしに戻って行き、大人になって冒険談を忘れてしまうのだろうといったその先を予測できるのですが。

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    2016年05月14日
  • 侏儒の言葉・西方の人(新潮文庫)

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    「侏儒の言葉」
    ここまで人や世界が見てしまうと、そりゃぁ自殺したくもなるわなぁ…という感想。

    「西方の人」
    キリスト教的な前提知識が無きに等しいこともあり、晦渋過ぎて意味が全くわからなかった。

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    2016年05月07日
  • くもの糸・杜子春 (新装版) 芥川龍之介短編集

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    私は最後、カンダタは自分のことしか考えていなかったので、おシャカ様は残念なお顔をしたんだと思います。だから、相手のことを考えるということは大切なんだなと思いました。

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    2016年03月23日
  • 歯車 他二篇

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    今まで読んできた芥川とはかなり違う文体。だが頭を使わないと読めない所は変わらない。三篇とも面白かったが特に題名にもなっている「歯車」は秀逸だ。人間の奥底の黒い部分を的確に表しているのではないか。やはり短編は素晴らしい。

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    2015年11月10日
  • 歯車 他二篇

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    龍之介の遺稿集。亡くなる約半年前頃に書かれた作品集で、死臭漂う「玄鶴山房」、ジャンキーの夢を描いたような「歯車」、日記形式で支離滅裂な「或阿呆の一生」を収録。来るところまで来た時期の話だが、暗さや重さはそれほどなく清々しささえ感じる。

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    2015年06月13日
  • 河童 他二篇

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    龍之介が既に薬物依存症になった頃の作品だが、「河童」は社会風刺などを別にファンタジーとして読むのも楽しい。当時のお洒落小説風「蜃気楼」はともかく、「三つの窓」は意味不明で理解できなかった。

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    2015年06月13日
  • 地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇

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    これも王朝物のセレクション。未完で尻切れ作品の「邪宗門」のような作品もあるが、芥川の短篇の代表作「地獄変」と「藪の中」の完成度がやはり高い。京の都なのに死体が道端に放置されているのが珍しくない時代なので全体的に重い雰囲気だが、戯曲形式の喜劇作「二人小町」が一番面白かった。芥川のユーモアのセンスが光る小作品だが傑作。

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    2015年05月29日
  • リライトノベル 邪宗門

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    リライト小説って、なに?
    芥川龍之介の邪宗門なのに、現代の中学生がタイムスリップして平安時代に??でも、邪宗門と地獄変をモチーフに??
    読めばわかる、リライト小説。
    元のものとは、全く別物です。
    でも、読みやすく、そのエッセンスが入って、最後にはハッピーエンド。

    読まずして拒否するより、読んで、別物として楽しんだらいいのでは。そして後、芥川龍之介に手を伸ばしてくれる生徒もいると思う。

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    2015年05月09日