夕木春央のレビュー一覧

  • これが最後の仕事になる

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    一生本を読んで暮らせるなら、
    人生と引き換えでもよいか?

    そこで得た報酬を娘たちに残し
    サラッと宇宙へ旅立てる?

    ふとそんなことを考えた。

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    2025年02月14日
  • サーカスから来た執達吏

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    爽やかな読後感。ミステリーには違いないけどミステリーと言うよりは青春小説(?)に近いような印象を受けた。絞首商會と同じ世界線で同じような雰囲気と世界観。方舟や十戒が好きで手に取った人には物足りないと感じるかもしれない。(私はどちらの路線も好きだけど)
    紀子さんが大好きになった。我ながらチョロ。

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    2025年02月09日
  • 絞首商會

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     面白かった!夕木春央さんの作品は『方舟』に続いて2作目だが、どちらも最後の謎解きシーンが鮮やか。『方舟』は割と一直線で進み一撃で仕留める構成に対し、本作は謎が多すぎて一体何が起こっているのかわからないまま読み進めた。しかしあらゆる謎が太い一本の紐のように収斂していくのが気持ちよく、視界が晴れていくようだった。こちらの方が個人的には好み。
     また、「探偵」という役割の欺瞞や無責任さが繰り返されていたことが印象に残っている。蓮野は仕方なく巻き込まれる形で探偵役を引き受けることになるが、真実を突きつけ糾弾するわけではない。あくまでも傍観者である。つじつまを合わせるのは真実を知った当事者である。その

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    2025年02月01日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    見たことのある名前の作家さんがたくさんの、ぜいたくな1冊。
    私は呉勝浩さんのお話が1番印象的だった。他の本にもあたりたいと思う。
    多崎礼さん、岸田奈美さん、米澤穂信さんは何作か読んだことがあり、短編でも“っぽさ”が出るなと感じる。様々な「これが最後の仕事になる」が読めて良かった。

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    2025年01月21日
  • サロメの断頭台

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    大正時代の画家の話。
    少し怖い描写もあったけれど、ホワイダニットがスッキリとして良かった。
    方舟や十戒とはまた違った雰囲気だったけれど、好きな作品。

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    2025年01月14日
  • サーカスから来た執達吏

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    大正時代を舞台にした、どこか江戸川乱歩を感じさせる様なノスタルジックな雰囲気。
    サーカスから来た女の子とお嬢様の財宝探し。
    ぜひ、シリーズ化、映画化して欲しい!
    続編を読みたい!

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    2025年01月02日
  • 絞首商會

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    ネタバレ

    「サロメの断頭台」を先に読んだのでシリーズ1作目の本作を遡り読んでみた。

    気になっていた、井口夫婦や蓮野、峯子らの人物像が深堀出来たことは勿論良かったが、作品自体もなかなか良い。冗漫な前中半を読んでいる時は「あぁ、デビュー作なんで慣れてないんだろうなぁ、しかし長い…」と思っていたのだが、後半、その冗漫な伏線がつながっていく。所謂トリック構成も良いのだが、そのつなげ方が一ひねりあって(詳しくは書けないが、犯人捜しを逆手にとってそう来るかって感じ)面白い。

    話題作方舟とはまた違ったウェット感があるが、このシリーズもまたくせになりそう

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    2024年12月19日
  • サーカスから来た執達吏

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    全然タイプの違う2人の少女の仲睦まじさが良かった。財宝探しという1つのことだけを探してると見せかけて、話が進む内に複数の謎解きが待ってたのもドキドキして良かった。この作者の本、他にも読みたい

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    2024年11月29日
  • 絞首商會

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    方舟で話題になった著者のデビュー作
    方舟とはまた違ったテイストで面白かった
    でもちょっとだけ読みづらかったかな?

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    2024年11月11日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    蓮野の、やる気がないけれど紛れもない探偵役になってしまって、やるしかないので仕方なく推理をして解決していく感じがすごく良い。まだまだ続きを読んでいたい。

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    2024年10月15日
  • 方舟

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読後に最初に浮かんだ感想が、
    麻衣ちゃん、好きになってくれた男がクズばかりで可哀想、
    でした。

    犯人に全く嫌悪感がわきません。
    どうしましょう?

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    2024年10月14日
  • サロメの断頭台

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    なんか自然に、捕まった泥棒が仲間に入ってるなと思ったらそもそも蓮野さんがメインのシリーズものなのね。
    『方舟』→『十戒』から来ての今作だったので全く知らずにみなさんの感想で知った。
    なので最初は時代背景も現代だと思ってたのに、宝石入った時計が五千円〜とか言い出したあたりで急いで描く脳内背景を修正した。

    盗作犯を見つけるはずが次々と殺人事件も起こり、これは盗作と関係あるのか?なぜ『サロメ』に屍体がなぞらえてあるのか?
    推理パートはちょっと読むのがだれてくるところもあった。
    たまに出てくる岡嶋あやはなんでこんな絵のモデルになったくらいで高飛車なの?と思ってたけど解決パートでめちゃくちゃ事件の中心

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    2024年09月24日
  • 絞首商會

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    方舟と十戒を読みたくて作者初読

    動機がめちゃくちゃで面白かった!
    泥棒が探偵のも発想が良かった。
    大正時代だけど、読みづらくはない
    シリーズ追って行きたいです。

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    2024年10月15日
  • サロメの断頭台

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    油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れ添い、祖父と縁のあったオランダの富豪•ロデウィック氏の来日を出迎えた。美術品収集家でもあるロデウィック氏は、アトリエで井口が描いた絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と言う。未発表の絵を、誰がどうやって剽窃したのか?盗作犯を探すうちに、井口の芸術家仲間の贋作疑惑や戯曲『サロメ』に見立てた連続殺人が発生して…

    盗作事件から端を発して、贋作事件及び見立て殺人に連鎖し、果ては冒頭に書かれた孤独な芸術家の自殺にリンクしていく、謎が謎に繋がっていく見せ方が上手い。
    剽窃、瑕瑾、閨房など見慣れないワードが出てくるため読みやすくは無い(国語の勉強にはな

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    2024年08月18日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    『方舟』が面白かったので、買い漁ったうちの一冊です。

    蓮野のキャラクターがいい。
    どうみても探偵の立ち位置にいるのに「なるべく推理はしたくない」「はずれてたら困る」「この状況で望ましいのは、逃げることと警察を呼ぶこと」「犯人なんかみつけなくていい」ときっぱり言うところが面白い。
    そりゃそうだ、と思ってしまった。

    最初の美術館のお話や誘拐事件はとても楽しくて夢中で読んだけど、正直徐々に失速した印象。
    特に最後の連続盗難事件のお話は又聞きの又聞きで、ひたすら事件の詳細を聞かされるだけの時間が退屈に感じてしまった。

    でも蓮野のキャラが本当に魅力的だし、井口との関係性も面白いのでぜひシリーズ化し

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    2024年02月26日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    元泥棒の蓮野と画家の井口コンビの連作短篇集。一作目からミステリならではと言いますか、人間心理の逆説と「物語」ならではのスケールがあって面白い。
    また、連作ではありがちなストーリーパターンに陥る事なく、毎話、シチュエーションを変えた舞台設定と謎の提示が良くできている。かれらは「職業探偵」ではないため無闇矢鱈とアカの他人から事件を持ち込まれる筈はないので、事件のとっかかりが井口の周辺の人物が絡みながら展開していくわけですが、そこが逆にこの「連作」として意味がある布石になっていてそこも良い。
    厭世気味のキャラ好きなので、この蓮野のシリーズは続きがでると嬉しいなぁ。

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    2024年02月25日
  • サーカスから来た執達吏

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    ユリ子ちゃん、凄い!鞠子ちゃんもただのお嬢様じゃない感じで良かった。
    解説読んで、ユリ子ちゃんの知り合いの元泥棒が誰か分かった。またかつよさんも一緒に事件を解決してほしい

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    2023年09月22日
  • 絞首商會

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    大正時代、海外の古典ミステリーを読んでいるようで小気味よい。
    謎解きも、この時代だとなんだか新鮮である。

    このシリーズ、次作長編を読むのが楽しみだ。

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    2023年09月13日
  • サーカスから来た執達吏

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    大正時代を舞台にした物語。
    主人公の華族の子女、鞠子ちゃんと、奇抜な服装をした元サーカス団員のユリ子ちゃん。
    対照的な2人が、ある途絶えた華族家の隠された財宝を探す謎解きミステリー。
    めちゃくちゃ派手な物語では無いけれど、キャラクターが躍動していてワクワクします!

    2人が可愛らしくて読んでいて楽しかったです!!
    鞠子ちゃんには2人のお姉さんがいて、そのお姉さん達と鞠子ちゃんの関係性が、なんだか少し胸にきました…
    鞠子ちゃんとユリ子ちゃんの物語が終わってしまうのが寂しくて最後めっちゃゆっくり読んでしまいました笑
    また2人(+かつよさん)のお話が読める日が来ると嬉しいな…!

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    2023年09月03日
  • サーカスから来た執達吏

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    華族のお嬢様が借金取りとしてやってきたサーカスの少女と組んで、悪辣な伯爵以下のライバルたちと宝探し競争をする羽目になるという痛快冒険活劇!、の形を借りたミステリ。この手のお話ではミステリ要素は欠かせないものの、通り一遍というか、形ばかりのものになるのが通例である。ところが本作ではその部分が異様に力が入って、クライマックスでが活劇としては異形の「名探偵」による謎解きが、ちゃんと関係者一同を集めて始まったりする。大ネタがつるべ打ちされるこの謎解きは圧巻。実に楽しい。それはそれとして、一応活劇の形を借りたのだから、もう少し手に汗握らせてくれてもよかったかなという気はしないでもない。

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    2023年08月25日