黒澤いづみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
母親を突き飛ばして死なせてしまった小学生の羽山萌果。
小学校ではおとなしく特に印象に残らないような少女だったが、家庭裁判所で悪態をつき施設でも何度も逃走するような問題児。
萌果の中にいるのは誰なのか。
佳奈の記憶では、自分が母親にされていた虐待を萌果にもして鬱憤をはらしていたが、萌果に「しんじゃえ」と言われてカッとなって萌果を突き飛ばし、死んだのは萌果。しかしいつの間にか死んだ萌果と佳奈は入れ替わっており、佳奈の体が死に、萌果の体の中で佳奈の精神が生きている状態になっている。
すごく不思議な話だった。
私は、いつか萌果の人格も表に出てくるのだろうと思って読み進めたが、最後まで萌果の人格は現れ -
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Posted by ブクログ
引きこもりがかかるという「異形性変異症候群」によりキモい虫の姿に「変身」した優一と家族の物語
将来への期待、世間に説明できる息子像、普通の家族という幻想
これらは息子が虫になったから失われたんじゃない
「異形」という分かりやすい差別化で「受け入れられるか」という試練として家族に降りかかる
人の価値は何で決まるのか
誰が決めるのか
人の体は食べたものでできているように、自分が成したことは未来に返ってくる
息子が虫になったのは、家族それぞれの過去の選択の結果
異形化はファンタジーだけど、家族の苦しさは現実そのもの
不気味でキモいけど切なくて優しい作品だった -
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Posted by ブクログ
思わず「ジャケ買い」してしまった本作。
物語は、読み始めてすぐに、主人公の息子がグロテスクな異形へと変化してしまう『異形性変異症候群』を発症するところから動き出す。これは、ニートや引きこもりといった社会的弱者とされる10〜20代の若者たちが、ある日突然、異形の怪物になってしまう病気だ。
社会から「役に立たない」と見なされた若者が異形化していく世界を通して、引きこもりや家族の無理解といった現実の社会問題が具体的に浮かび上がってくる。単なるホラーにとどまらない、重厚な「家族小説」として非常に見応え(読み応え)のある良作だった。
ただ、中盤の家族会「みずたま」での活動シーンは、裏で何かが起こり -
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