黒澤いづみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
Posted by ブクログ
ある日突然自分の子供が異形の生き物になってしまう、という不思議な設定のお話。
ファンタジーなのにリアルな親子関係、人間関係が描かれていて楽しく読めた。
もしも自分の子供がある日虫になってたら変わらず愛せるだろうか…?足の部分が指になってる芋虫が自分の子供でも…?
想像しながら読んでいたけれど、なかなか許容するのは難しい…作中に出てくる何人かの人みたいに、私なら殺してしまいそうだ……
全部でざっと10人くらいの登場人物が出てきたけれどどの人も人柄とかをさらっとしか書いていなくて、その知らない具合がリアルな人間関係っぽくて良いなあと思った。
最後に異形になった子供達の心のうちというか、葛藤とい -
Posted by ブクログ
我が子である萌果に虐待を繰り返す佳奈…ある日突発的気がつくと佳奈が頭を打って死んでいた…。元々大人しく内向的であった萌果だったが、事件後は人が変わったかのように反省の色も見えず反抗的な態度になったこともあり、児童自立支援施設で過ごすことになった…。いったい何があったのか、萌果は萌果ではないのか?…。
内容が内容なだけに終始重い気持ちで読みすすめました。この物語の救いは、施設を変わることでかけがえのない出逢いがあったこと…自身を見つめ直せたことで、その後の人生を誠実に生きていくことこそ贖罪にあたるという思いにたどりつけたことですね!これからの彼女の人生が、明るいものでありますように…そう願わず -
Posted by ブクログ
私の中にいる
黒澤いずみさん。
とても、不思議なお話でした。
家庭環境。ネグレスト。虐待。
負の連鎖。
虐待された子が、親となり、
同じことをする。
本の中に、
羊の絵本。
というお話が出てくる。
奥深いお話。
結末のない、模範となるべき正解が存在しない物語。それは、まさしく、人生と同じものであるともいえた。
いろいろ考えさせられる本でした。
環境によって、
とても酷い負の連鎖になることもある。
でも、
出会った中で、手を差し伸べてくれる人達もいる。
考えさせられた本でした。
罪に対する1番の贖罪とは、
誠実に生きて死ぬこと以外にないと思う。
償いの意識を持ち、自分が最も善いと思