黒澤いづみのレビュー一覧

  • 私の中にいる

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    私の中にいる
    黒澤いずみさん。

    とても、不思議なお話でした。
    家庭環境。ネグレスト。虐待。
    負の連鎖。

    虐待された子が、親となり、
    同じことをする。

    本の中に、
    羊の絵本。
    というお話が出てくる。
    奥深いお話。
    結末のない、模範となるべき正解が存在しない物語。それは、まさしく、人生と同じものであるともいえた。

    いろいろ考えさせられる本でした。

    環境によって、
    とても酷い負の連鎖になることもある。
    でも、
    出会った中で、手を差し伸べてくれる人達もいる。

    考えさせられた本でした。

    罪に対する1番の贖罪とは、
    誠実に生きて死ぬこと以外にないと思う。
    償いの意識を持ち、自分が最も善いと思

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    2021年01月15日
  • 私の中にいる

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    『人間に向いてない』で衝撃のデビューを果たした黒澤いづみさんの2作目。前作では引きこもり、本作では児童虐待と、現代社会(それも家庭内)の暗部を題材に小説化する手腕は見事で、今回も引き込まれた。10歳の少女が虐待から逃れるために誤って母親を殺してしまうが、直後から彼女の言動に変化が起きる。少女になにが起きたのか、彼女の中になにがいるのかを探りながらの読書となるが、真相とその後の展開は想像を超えてずっと重いものだった。

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    2020年12月05日
  • 私の中にいる

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    ネタバレ

    ・失われた命を別の命で贖うことはできない。罪を犯した者は誠実に生きて生をまっとうするのが償いである。というのを改めて認識した話。

    ・死んだ母親の人格が娘に乗り移った?(解離性同一性障害?)なのかは深堀されなかったけど、つまりはそれだけ主人公の萌果の精神的ショックが大きかったわけで、そうそう簡単に解決する問題では無いですよ、という事なのかな。

    ・そもそも事件がきっかけで人格が変わったのか。本当は殺す前から変わっていた可能性も無きにしも非ず

    ・帯の「致命傷必須」まではいかなかったけど、深堀したくなる小説

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    2020年09月20日