黒澤いづみのレビュー一覧
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ネタバレ引きこもった子は、親からの目線だと、理解の範囲を超えるという点で、異形の生物に変身したように見えるのかもしれない。あるいは子ども自身が持つ自己認識そのものが異形な生物なのかも。
カフカの「変身」を思わせるような設定であるが、カフカでは、巨大な虫に変身した主人公に対して、最初は優しかった妹が、社会的、経済的に追い詰められて、やがて主人公に冷たくあたるようになる。でも、この本の母親は、過干渉だった自らの行動を反省し、どこまでも子どもに愛情を示している。その点、実際には母親にも様々な葛藤があるだろうし、そこをもう少し読んでみたかった。
引きこもりの問題についての、寓話的な話として、いろいろ考 -
Posted by ブクログ
短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。
●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』
●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』
●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還 -
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Posted by ブクログ
母親を突き飛ばして死なせてしまった小学生の羽山萌果。
小学校ではおとなしく特に印象に残らないような少女だったが、家庭裁判所で悪態をつき施設でも何度も逃走するような問題児。
萌果の中にいるのは誰なのか。
佳奈の記憶では、自分が母親にされていた虐待を萌果にもして鬱憤をはらしていたが、萌果に「しんじゃえ」と言われてカッとなって萌果を突き飛ばし、死んだのは萌果。しかしいつの間にか死んだ萌果と佳奈は入れ替わっており、佳奈の体が死に、萌果の体の中で佳奈の精神が生きている状態になっている。
すごく不思議な話だった。
私は、いつか萌果の人格も表に出てくるのだろうと思って読み進めたが、最後まで萌果の人格は現れ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ知人に勧められてAudibleを試しています。
これは初めてAudibleでフルで聴いた作品。
10時間超…!紙で読めば多分2〜3時間なのに。
居眠りしたりで聞き逃すとすぐに追いつけなくなるし音だけだとわからない単語も多くあって不便な点もあるけど、
声の使い分けや感情表現が豊かなナレーターに出会えればこれはこれで良い体験かもと思いました。
典型的な「悲劇のヒロイン系毒親」が、息子への接し方を悔い改めるまでの話。
私も引きこもりの時期があったので、初期から息子に感情移入し母親の態度に勝手に苛立ってしまった。
異形の姿、想像するとどの子もちゃんと気色悪い。
「虫や動物の〇〇の部分が人間だったら嫌