西川美和のレビュー一覧

  • ゆれる

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    映画とは異なる味わい。これはこれで成立するが、細かすぎる描写が、文章としては、ややくどいかも…とは言え、脚本、ノベライス、映画化をすべてこなせるのは凄い!恐るべし才能、西川監督。個人的には映像作品の方が好き。

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    2012年10月25日
  • 永い言い訳

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    ネタバレ

    第13回本屋大賞第4位

    妻を亡くした夫というのは、こんなふうに一日一日を過ごして行くのかもしれないとリアルに感じた。
    幸夫は、陽一と息子が激しくぶつかりながらも再生するところを見て、初めて自分はもうその相手を失ったことを理解して絶望したのかな。
    幸夫も陽一も好感のもてる人物ではなかった。
    でも冷め切った仲なのに向き合って努力しなかったのは妻も同じだよね?
    亡くなったのが幸夫だったとしても、妻が後悔するんだと思った。

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    2026年05月31日
  • 永い言い訳

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    ネタバレ

    ずっと読みたいリストに入っていてようやく読めた。かなり重い内容の話だったが、伴侶を亡くした人ってこうやって生活していくんだなと思った。途中の幸夫が愛をみつけたとか言っているシーンを見てヤバいかもなと思ったけど大丈夫だった。
    身近な人こそあっけなくいなくなってしまうからたくさん話してたくさん同じ時を過ごしてたくさん思い出を作っておくべきだなと思った。

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    2026年05月16日
  • 永い言い訳

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    妻を失ってから始まる
    あまりに不器用な「愛」の学び_

    読み終わった後…
    深く長い溜息をつかずにはいられない…
    そんな心の奥底を揺さぶられる物語でした

    長年連れ添った妻を
    突然の事故で亡くした人気作家の幸夫
    けれど、彼がその時いたのは不倫相手の部屋…

    涙を流せないまま、世間に対して「夫」を
    演じ続けなければならない
    幸夫の滑稽さと空虚さが
    あまりにもリアルで
    読み進めるのが苦しいほどでした…

    物語が動き出すのは、同じ事故で母親を亡くした
    遺族のトラック運転手・陽一とその子供たちに出会ってから…

    幸夫が「妻を亡くした他人」の家庭に深く関わり
    慣れない育児や家事に奮闘する姿は
    皮肉にも彼がこれまでの結婚生活で
    切り捨ててきた「生活」そのものでした

    自分を守るための「言い訳」ばかりを
    積み重ねてきた幸夫が
    子供たちの純粋な眼差しや
    陽一の剥き出しの悲しみに触れ
    少しずつ「愛すること」の本質に
    気づいていきます

    西川美和さんの綴る文章は
    人間のズルさや弱さを一寸の
    妥協もなく描いていて…

    でもその先には どんなに壊れた関係であっても
    人はそこから新しく歩き出せるのだという
    静かな肯定感に満ちていました

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    2026年03月28日
  • 永い言い訳

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    誰かの死は、基本的に何も生み出さないものだと思っていた。
    けれど、この作品では、主人公が成長していく姿がとても新鮮で印象的だった。

    私はこれまで、「子どもがほしい」と強く思ったことはあまりない。
    もちろん、子どもを可愛いと感じる気持ちはあるけれど、子育てをするよりも、自分の経験にお金や時間を使いたいという考えに近かった。

    そんな中で、思いがけず子どもと関わることになり、本当の愛を知っていく主人公の姿に、どこか羨ましさを感じた。

    子どもは大人にとって、新たな価値観や成長をもたらしてくれる、かけがえのない存在なのだと気づかされた。





    文体が今まで触れてきたものと少し違って読むのにすごく時間がかかった。でも、本とあわせて映画も見て、新しい価値観を得られた気がする。嬉しい。

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    2026年03月22日
  • 永い言い訳

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    失って気付くことが必ずあって、それを実際に何かを失う前に気付かせてくれるのが読書の良いところだと思いました

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    2026年02月28日
  • 永い言い訳

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    突然の事故で妻を亡くした主人公の感情の起伏の幅に驚いたが、人はいつ死ぬか分からない。
    突然、隣にいる人がいなくなるかもしれない。
    生きている間に伝えなくちゃ。
    後悔しないように。
    言い訳にならないように。

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    2026年02月23日
  • 永い言い訳

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    「これはラブストーリーなのか?」
    そう問わずにはいられない。本作は、独りよがりな男が喪失を通じて、ようやく「愛」と「寂しさ」を知る物語だ。
    痛感したのは、「ちゃんと向き合わなければ、愛は生まれない」ということ。向き合うことを怠れば、人は誰かのために生きることすらできない。幸夫は妻を亡くしたことで、皮肉にも人生で初めて、本当の意味で彼女と向き合うことになったのだ。
    オーディブルで池松壮亮さんの軽快な語り口が、彼の醜さも滑稽さもリアルに響かせてくれた。次は映画で、この「言い訳」の続きを確かめてみたい。

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    2026年02月11日
  • ゆれる

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    これどうやって映画にしたんだろ?あ、映画が先?
    死んじゃった女性、気の毒だけど、ちょっとそりゃないよなぁ。

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    2025年11月22日
  • ハコウマに乗って

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    西川美和さんの映画も小説も大好き。
    エッセイは、肩の力が抜けていて、少し物足りない笑

    でも、西川さんの人となりがよくわかって身近に感じられるから、それもよし。
    役所広司は見る映画のたびに、すごい役者だなぁとどんどん好きになるのだが、西川さんの語るエピソードで、やっぱり、このひとは感性も知性もものすごいのだと再認識。

    「そんな役所さんがある時、他の人の映画を観て、鋭い言葉を漏らされたことがある。
    『人間はもっと芝居がうまいのでは?』
    その映画の中で、登場人物たちはおのおのが感情を露わにして、スリリングな衝突を繰り返していた。俳優たちの芝居は皆申し分なく達者にも見えた。けれど、役者さんに言われてみれば、確かに実際の人間は日常の中で本心をあらわにすることなど滅多になく、なるべく物事を丸く収めようと取り繕い、愛想良くし、家族に、同僚に、公共の場で、絶えず芝居を打っているものだ。ストーリーを面白くするために、映画の登場人物はしばしば過剰な言動をし、過ちを犯させられるが、現実なら、彼らは何が何でも抗うはずだ。人生を台無しにすまいと努め、相手の機嫌を損ねまいと懸命に利己的な衝動を抑え込む。つまり、『芝居』を打っているわけだ。」

    恐るべし役所広司。ヴィム・ヴェンダースがメロメロになるのも頷ける。

    それから、キャンプファイヤーの小学校教員モッちゃん。こういう人って、重宝されて、一定のファンがいるものだ。子どもって、そういう大人の言いなりなんだよね。違和感を大事にして大人になる子が多いことを祈る。

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    2025年07月27日
  • 永い言い訳

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    ☆3.5
    読みやすかった
    よつばと!とかばらかもんみたいなお兄さん?とちっちゃい子のほのぼのライフ好き
    (この話はただのほのぼのでは無いけど)

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    2026年06月23日
  • ハコウマに乗って

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    西川監督の映画【素晴らしき世界】面白かった。西川さんはほんで読むと普通の市井の方だと感じる。エッセイが身近な感じ。その普通の生活の中に面白いと思う映画を作る才能が隠れているんだ。

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    2025年03月27日
  • ハコウマに乗って

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    エッセイ。
    コロナ禍って住んでいる場所とか職種とかで状況が全然ちがったんだろうなぁ。
    もう何年かしたらあの時の子どもらの語りが出てきたりするのかな、それも読んでみたい。

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    2025年02月17日
  • ハコウマに乗って

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    「人に仕事を助けられるのは、助けてもらえる信頼を築いているから」の箇所を忘れない様にしようと思いました。

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    2025年02月01日
  • ハコウマに乗って

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    西川美和さんのエッセイ集。
    期待しすぎているんだと思う。

    何篇かは、すごくよかった。
    「あおばのみち」とか。

    次はどんな作品を作ってくれるんだろうか。

    だんだんと、業界や後輩のため、というきもちが強くなってきている、という文章があったけど。

    人としてはそれで正解なのかもしれないが、ファンとしては、我儘に自分の作品だけを磨き続けて欲しい。

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    2024年11月19日
  • スクリーンが待っている

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    得も言えない満足があった 生殺与奪の権利 舌鋒鋭いクールガイ 柔らかくも同意見 作り物ならではの甘い泣かせどころを木っ端微塵に粉砕する 自分の事を一顧だにせずに他の誰かとくっついたり 気軽に関わりを保てる関係性は年々収斂されていった 組の為に滅私奉公を誓う 分厚い鉄扉の横には配膳口が有り 駈け込み訴え 「侮辱」と読むのも浅慮なのかもしれないが 人間の中に巣食うどうにもならないものばかり探っている気がする 日本橋の上に被さった首都高速道路が 江戸・東京のアイデンティティの臍をぶっ潰したようなあの珍妙なふう自体 清濁合わせ呑む東京の緩い懐に その尋常ならざるカタストロフに明らかに興奮していた 参加者達はどっぷり日が暮れる迄体を酷使しなければ自らの「奉仕欲」を満たせなかったし 本当はその間何とも誰とも戦ってはいない 裁ち鋏 昭和天皇もマッカーサーも呪いまくる 「同感だよ。宣言は、勝手にするものでしょ。『関白宣言』。解除と言われたって、知った事かよという話。『令』という責任を伴う言葉を敢えて使わず、受け手の問題にすり替えてるんですよ」 この巧妙なレトリックによって日本語のルールが壊され、それをぬるりと受け入れていく事に、気味の悪さを感じている。 体裁を繕っているようにしか思わないのです

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    2024年07月02日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • ゆれる

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    映画の方は何回か観ていて好きな作品だったので小説も読んでみました。

    文章だと映画とはまた違った味わいがあるように感じましたね。

    上手くいえないけど、終盤の展開はグッとくるんですよね。

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    2023年09月17日
  • きのうの神さま

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    僻地医療とかそれに関わる医師とかを題材にした短編5編。
    「ディア・ドクター」アナザーストーリー。
    地方の田舎の医療の現実的に面白く読みました。僻地医療と映像は相性が良さそうですね。
    人の毒を持った部分をウィットに富んだ文章でそこここに挟んできます。
    「ノミの愛情」は、優秀な心臓外科医の妻が、強かで、しなやか。賛否ありそうな小説だけど、世の奥さんは、ざっくりこんな感じよって思いました。
    短編で物足りない感じはありますが、それぞれのラストが良いところに着地して、読み手によって印象が変わる作品かと思います。

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    2023年05月15日
  • 夜更けのおつまみ

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    ネタバレ

    アンソロジー どれも読みやすいし、初めての方に出会えるので、こういうのは好き。 三浦しをんさんはやはり酒が好き。 料理のイメージが全くないからか、簡単なレシピでもすごくめずらしく感じる。 お酒好きには嬉しい一冊。こんな時だから、家で飲むことの楽しさをもっと知りたいと思う。

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    2022年10月10日