西川美和のレビュー一覧

  • 永い言い訳

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    四十代、人気作家の妻が、高校からの友人とスキー旅行へ行った際、バスが崖から落ちて、友人ともども帰らぬ人となる。友人の夫と初めて会ったのは、被害者の会。八歳ほど若く、まだ三十代のその夫は、まっすぐな激情型で、妻の死を大いに悲しみ、憤っているが、作家のほうは、もうずいぶん前から妻との仲がうまくいっていなかったこともあり、また、元来のひねくれた性格ゆえ、悲しめない。事故の時、若い編集者を家に連れ込んで性交していた負い目もある。作家のほうに子供はなかったが、友人夫婦のほうには小6と4歳の子供があり、作家は、母親を失い、生活の立ち行かなくなった家族を見て、トラック運転手という不規則な仕事をしている父親に

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    2025年10月18日
  • 永い言い訳

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    ネタバレ

    理屈っぽく愛を知らない幸夫と、直情的で愛に生きる陽一の組み合わせがおもしろかった。
    母親を失った子どもたちが幸夫に心を開いていく過程や幸夫が愛の形に気づいていくのは微笑ましかった。
    ただ、幸夫があまりにも自分勝手で子供っぽくて、そのせいで感情移入できないところが多すぎた。

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    2025年09月11日
  • 永い言い訳

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    実写がもっくんと深津絵里だと分かったうえで読んだせいか、あまり感情移入はできなかった。
    それでも、この作家の作品はもう一冊くらい読んでみたいかな。人の性の奥深い部分に気づかせてくれるかもしれない、と感じたから。

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    2025年08月11日
  • ハコウマに乗って

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    西川美和さんの映画も小説も大好き。
    エッセイは、肩の力が抜けていて、少し物足りない笑

    でも、西川さんの人となりがよくわかって身近に感じられるから、それもよし。
    役所広司は見る映画のたびに、すごい役者だなぁとどんどん好きになるのだが、西川さんの語るエピソードで、やっぱり、このひとは感性も知性もものすごいのだと再認識。

    「そんな役所さんがある時、他の人の映画を観て、鋭い言葉を漏らされたことがある。
    『人間はもっと芝居がうまいのでは?』
    その映画の中で、登場人物たちはおのおのが感情を露わにして、スリリングな衝突を繰り返していた。俳優たちの芝居は皆申し分なく達者にも見えた。けれど、役者さんに言われ

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    2025年07月27日
  • 永い言い訳

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    ネタバレ

    映画キッカケでこの作品を知って気になってたのだけど、映画見る前に読んでみた。

    真平とアーちゃんと打ち解けていく過程、4人での何気ない幸せな日常がとても好き。子守初日の主人公とアーちゃんのやりとりが面白かった。

    最後の夫たちから妻への手紙もグッときた。
    身近な人を大切にしたいと改めて思う。いつ何が起こるかわからない。生きてるうちに、今、大切にしないと。

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    2025年07月10日
  • 永い言い訳

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    ☆3.5
    読みやすかった
    よつばと!とかばらかもんみたいなお兄さん?とちっちゃい子のほのぼのライフ好き
    ※この話はただのほのぼのでは無い

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    2025年05月12日
  • ハコウマに乗って

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    西川監督の映画【素晴らしき世界】面白かった。西川さんはほんで読むと普通の市井の方だと感じる。エッセイが身近な感じ。その普通の生活の中に面白いと思う映画を作る才能が隠れているんだ。

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    2025年03月27日
  • ハコウマに乗って

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    エッセイ。
    コロナ禍って住んでいる場所とか職種とかで状況が全然ちがったんだろうなぁ。
    もう何年かしたらあの時の子どもらの語りが出てきたりするのかな、それも読んでみたい。

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    2025年02月17日
  • ハコウマに乗って

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    「人に仕事を助けられるのは、助けてもらえる信頼を築いているから」の箇所を忘れない様にしようと思いました。

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    2025年02月01日
  • ハコウマに乗って

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    西川美和さんのエッセイ集。
    期待しすぎているんだと思う。

    何篇かは、すごくよかった。
    「あおばのみち」とか。

    次はどんな作品を作ってくれるんだろうか。

    だんだんと、業界や後輩のため、というきもちが強くなってきている、という文章があったけど。

    人としてはそれで正解なのかもしれないが、ファンとしては、我儘に自分の作品だけを磨き続けて欲しい。

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    2024年11月19日
  • 永い言い訳

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    妻をバス事故で亡くした作家・津村啓こと衣笠幸夫。妻の親友も同じ事故で亡くなり、その夫と子供2人が残された。残された4人で家族が再生されようとするが、そう簡単にはいかない。衣笠幸夫がダメ男すぎて、自分には許容不可能。感動ストーリーがかなりマイナスされました。

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    2024年09月28日
  • 永い言い訳

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    ネタバレ

    衣笠幸夫(津村啓)
    二浪して大学に入学する。就職活動の帰りに美容室に入り、田中夏子と再開するし、のちに結婚する。四年勤めた出版社を辞めた。小説家。

    衣笠夏子
    幸夫と大学で同じ語学クラスで顔見知りになったが、まもなく大学を辞めた。美容学校へ通い、美容師の資格をとった。旧姓田中。旅行のバスの事故により死亡。

    栗田琴江

    大友辰彦
    スタイリスト。

    ゆき
    高校を卒業して以来、毎年二人旅をしている。再婚後、出産育児で中断していたが、下の子の灯が、二歳半になるのを待って再開した。旧姓橘。旅行のバスの事故により死亡。

    大宮洋一
    ゆきの夫。


    ゆきの娘。

    真平
    ゆきの上の子。

    アリムラタイチ

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    2024年09月21日
  • スクリーンが待っている

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    得も言えない満足があった 生殺与奪の権利 舌鋒鋭いクールガイ 柔らかくも同意見 作り物ならではの甘い泣かせどころを木っ端微塵に粉砕する 自分の事を一顧だにせずに他の誰かとくっついたり 気軽に関わりを保てる関係性は年々収斂されていった 組の為に滅私奉公を誓う 分厚い鉄扉の横には配膳口が有り 駈け込み訴え 「侮辱」と読むのも浅慮なのかもしれないが 人間の中に巣食うどうにもならないものばかり探っている気がする 日本橋の上に被さった首都高速道路が 江戸・東京のアイデンティティの臍をぶっ潰したようなあの珍妙なふう自体 清濁合わせ呑む東京の緩い懐に その尋常ならざるカタストロフに明らかに興奮していた 参加

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    2024年07月02日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • ゆれる

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    映画の方は何回か観ていて好きな作品だったので小説も読んでみました。

    文章だと映画とはまた違った味わいがあるように感じましたね。

    上手くいえないけど、終盤の展開はグッとくるんですよね。

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    2023年09月17日
  • きのうの神さま

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    僻地医療とかそれに関わる医師とかを題材にした短編5編。
    「ディア・ドクター」アナザーストーリー。
    地方の田舎の医療の現実的に面白く読みました。僻地医療と映像は相性が良さそうですね。
    人の毒を持った部分をウィットに富んだ文章でそこここに挟んできます。
    「ノミの愛情」は、優秀な心臓外科医の妻が、強かで、しなやか。賛否ありそうな小説だけど、世の奥さんは、ざっくりこんな感じよって思いました。
    短編で物足りない感じはありますが、それぞれのラストが良いところに着地して、読み手によって印象が変わる作品かと思います。

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    2023年05月15日
  • 夜更けのおつまみ

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    ネタバレ

    アンソロジー どれも読みやすいし、初めての方に出会えるので、こういうのは好き。 三浦しをんさんはやはり酒が好き。 料理のイメージが全くないからか、簡単なレシピでもすごくめずらしく感じる。 お酒好きには嬉しい一冊。こんな時だから、家で飲むことの楽しさをもっと知りたいと思う。

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    2022年10月10日
  • 夜更けのおつまみ

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    ビール好きへというポップをみて購入しました。
    さくっとよめて、お腹が空く作品でした。
    お酒、いいですね。

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    2022年10月09日
  • 夜更けのおつまみ

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    ちょっと一杯の人も
    ちびちび、ずーっと飲む人も。
    31名の物書きさんたちが
    それぞれの愛する肴一品を紹介。

    この「ちょっとずつ」感がいい。
    一応、簡単なレシピがついているから
    自分で作ってみるのもアリ。
    酒は妄想で味わうだけですが
    肴って飲まない人間の舌にも合うのよね〜。

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    2022年06月10日
  • ゆれる

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    ネタバレ

    兄弟って
    血が繋がってて同じ所で育ってきたから
    ある程度何を考えとるか分かるし、
    でもそれぞれプライドとか嫉妬とかもあって
    素直な気持ちも大人になるにつれて
    伝えにくくなっていって
    ある意味1番複雑やなと思う

    自分が思い描いていたこととは
    大きくかけ離れたことが起きる度に
    それぞれの登場人物の気持ちがゆれていくのが分かった

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    2022年01月11日