西川美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の幸夫があまりにもダメな夫で、男で、
なっちゃん(妻)が可哀想でこんな人には絶対なりたくないと思ったのが、最初に読み始めたときの感想です。
しかし、そんな幸夫が陽一と出会い、子供たちと出会っていく中で、自身の葛藤のなか、変わっていく様子に心打たれなんども涙しました。
愛する人は愛したいときに愛さないと後悔する、だったら精一杯生きているうちに愛しきりたい。
はじめて西川さんの作品を読みましたが、
あまりにも人間臭くてフィクションなのにフィクションじゃないような、私自身が、
自分で気づきたくないような腹黒さまで
気づいてしまうような
読んでいて恐ろしくもなりました。
そのリアルさも合間っ -
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Posted by ブクログ
映画『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売る二人』『永い言い訳』はそれぞれ複数回何らかの方法で視聴、、
『素晴らしきこの世界』はコロナ対策万全に映画館に足を運んだことを懐かしく思い出しました。
映画の素晴らしさはもちろんのこと、小説家・エッセイストとしても一流の西川先生、一生ついていきます!
===本の紹介===
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔
「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が -
Posted by ブクログ
現代日本社会はコンプライアンス遵守へ向かうべく様々な試行、改善が課題となって動き出している。バックラッシュが少なからずありながらも、弱者やマイノリティへの救済は人道的に優先される時勢にある。"昔は…" と自身の愚行を肯定しがちなのは、戸惑いや理解不足からくるもので、そこを謙虚に受け止めて自省し変えていく勇気こそ、社会を変えていく源流になる。筆者・西川美和もまた旧態依然から進まない日本映画界に嘆き、自らを変えていくことの大切さを語っていく朴訥さに感嘆する。劇的な変革を望まなくてもいい、その方向性の持続こそ次世代に受け継ぐべき務めなのだ、そしてその姿勢は映画界に限らず社会に生き