西川美和のレビュー一覧

  • その日東京駅五時二十五分発

    Posted by ブクログ

    非常に短い物語で淡々としている。
    戦争を描いた小説…というくことで、なにかしら激しいモノに触れることになるのかと思ったけれど、決してそうではなかった。
    あの時代のひとは兵隊もそうでないひとも、ただ時代に翻弄されたのだなぁと感じた。そして、そうやって人生の一時期を終えてしまうのはやはり、悲しいことだと思う。

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    2015年01月18日
  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    なんでこんな本読もうと思ったのか。
    きっと映画の宣伝か何かでみて気になったんだろうな。
    同じ兄弟ものなら間宮兄弟の方がよかったな。あまり覚えてないけど。


    とにかくみんな暗いよ。。。。

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    2013年03月29日
  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    映画を観る前に本を手に取った。読んだあとは後味の悪さが残る。兄弟の心理を巧く表現していると感じた。
    兄弟というのは友人よりも親よりもちょっとしたことで深い確執が生まれる。表面には出さずとも、深層で親の愛情を取り合うことから始まり、一緒に生活しているうちにお互いの人生について比較しやすい対象となるからだろうか。
    唯一の兄弟として愛しているのに、互いに信頼しきれず相容れないもどかしさが辛い。
    評判の映画も是非観てみたいと思った。

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    2012年12月06日