ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    20世紀を代表するアメリカ人画家の一人であるエドワード・ホッパーの作品は、写実的だが郷愁を感じさせるタッチ。現代的な孤独感。描かれる人物の物憂げな表情。ありふれた構図なのだが何故か惹かれるものがある。
    そんな魅力に惹かれる作家も多く、この本の編者であり著者の一人が、これまたアメリカ探偵小説の雄ローレンス・ブロック。ホッパーの作品から発想された短篇小説を創り出すというアンソロジーの企画に賛同したのは、彼と交友関係のある多彩なアメリカ人文筆家達。
    18枚のホッパーの作品に、ブロックを含め、17人の作家が描く17編の短編は、ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、スパイモノ、ホラー、ヒューマンドラマ

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    2021年03月07日
  • クリスマス・プレゼント

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    面白い。どの話も、最後にどんでん返しが用意されていることが多く、話としてもしっかりまとまっていて面白い。

    ジョナサンがいない 叙述トリックというべきか、男の正体と女の目的がわかった時のスッキリ感

    ウィークエンダー 
    サービス料として
    ビューティフル 美しさ、というものが時に人生を狂わせることも…面白い
    身代わり 
    見解
    三角関係 これぞ叙述トリック
    被包含犯罪 シリーズ化して欲しい。すっきり
    宛名のないカード 嫌ミス系かな。
    クリスマス・プレゼント どんでん返しからのどんでん返し、からのどんでん返し。すっきりします。
    超越した愛 この小説をここまで読んだ人は、割と序盤にオチに気づくかな。

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    2021年03月01日
  • ウォッチメイカー 下

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    リンカーン・ライムシリーズ第7作目下巻。

    今シリーズ初めて犯人を取り逃した。
    しかしまたその犯人がシリーズ中に出てきそうな余韻を残している。

    今作は文句なしにとても面白かった。
    キャサリン・ダンスの出現も興味深く、また出てきてくれるのが楽しみだ。

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    2021年02月13日
  • スティール・キス 下

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    リンカーン・ライムシリーズ十二作目
    毎回、レベルが高いので
    「面白いから後で読もう」と、いつも買ってから読むまでかなり間が開く。

    個人情報、電気、刺青など毎回ワンテーマで一作仕上げてくるのが定番化しています。

    今回の敵は、家電や自動車、エスカレーターなどをリモート制御(スマートコントローラー)する未詳40号
    プロの殺し屋というわけでもない、ちょっとだけ目立つ風貌の若者?なので派手なアクションを期待してなかったものの見せ場アリ、下巻に入ると上巻で仕込んだアレやこれやが炸裂してきます。

    サックスと一作目で別れたニック(犯罪に手を染めたが無実を証明するために奮闘)との復縁?や…ライムにも同じく

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    2021年01月27日
  • ウォッチメイカー 下

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    芸能界の読書家とも言われる石坂浩二さんへのインタビュー記事で絶賛されてたウォッチ・メイカー。そんなに面白いならと疑い半分で読むと想像以上のどんでん返し続きの展開で上下巻となかなかのボリュームだが、全く長いと感じさせないくらい面白かった。他のシリーズもぜひ読んでみたい。

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    2021年01月23日
  • 青い虚空

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    ハッキングで得た情報を素に殺人を犯す天才ハッカー『フェイト』と協力者『ショーン』、対抗の手段として警察は服役中の天才ハッカージレットを捜査に加えた。彼らはお互いの先を読み、更にその先を読み、更にその先を…パソコンさえあれば、そんな事やこんな事、あんな事までやってのける。出版された20年も前からすでにその危険が始まっていた恐怖。2人のハッカーの過去、ジレットと刑事ビショップ、ジレットと元妻のエピソードと読みどころも多い。ハッカー達の攻防の末の、ラスト100ページの畳み掛ける展開が凄まじかった。
    ちょっと泣かせてくれるエピローグまで満足させれくれたこの本、早くも今年のベスト5入りか!?

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    2021年01月11日
  • コフィン・ダンサー 下

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    リンカーン・ライムシリーズ2作目下巻。
    どんでん返しの王と言われてるけど、下巻の途中で「いやいやいや、それはありえんでしょう‥」となったが、終盤に向けてそこからまた二転三転。
    最後まで夢中で楽しめた。
    サックスとの続きも気になるし、早く次作を読みたい。

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    2020年12月30日
  • コフィン・ダンサー 上

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    ボーン・コレクターに次ぐリンカーン・ライムシリーズ2作目、楽しみながら読んだ。お馴染みのメンバーで、ずっと読みやすくもなった。
    相変わらず手に汗握る。楽しい。

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    2020年12月30日
  • クリスマス・プレゼント

    mac

    ネタバレ 購入済み

    精神障害の真贋

    一部ご紹介します。
    ・精神障害とみなされることが、ある人の有利に働くことがある。責任能力を問われずに済むということで。
    例えば戦うことを厭う兵士。保険金詐欺犯。罪を犯した者。もしくは罪を犯そうとする者。
    ・幽霊というのは、正気の人間が他人に対し、狂気を偽ろうというときに使用する古典的な幻覚だ。
    幽霊や霊魂とはいかにも妄想の産物だ。しかし、正気を失った者には理解できるものではない。
    本当の精神病患者というのは、実在する人間が自分に話しかけていると思い込む。
    幽霊の声が聞こえるのではない。実在する人間の声がじかに聞こえるのである。
    本物の精神病患者は、頭の中で声がする、などとは決して

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    2022年09月30日
  • ポーカー・レッスン

    mac

    ネタバレ 購入済み

    ロカールの交換原理

    一部ご紹介します。
    ・動機は犯罪捜査を支える最も弱い部分。
    とはいえ、動機が明らかになれば、それが指針となって、有罪を立証できるしっかりした証拠にたどりつける場合もある。
    ・目撃証人の証言は本当に信頼できるのか。
    どんなに正直な証人であっても、勘違いはする。
    何かを見逃したりもする。見たものの解釈を誤りもする。
    ・ロカールの交換原理:犯人と犯行現場、または犯人と被害者の間で必ず塵のような微細証拠が好感される。
    どれほどはなかいものであれ、そのつながりを証明できれば、犯人は見つかり、犯罪は解決して、
    これから起きるかもしれない悲劇を防ぐことができるかもしれない。
    しかし、その結

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    2022年09月30日
  • バーニング・ワイヤー(下)

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    電気がテーマですが、途中からぐんぐん引き込まれます。ハラハラ、そしてスッキリ。最後は希望が持てますね。

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    2020年09月12日
  • コフィン・ダンサー 下

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    いやー、すごかった!途中から、文字を読んだ記憶がない。ライムやサックスたちが動き回る映像はばっちり残っているのだが…。息もつかせぬ、なんだってー!の連続。いやー、いい体験した。

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    2020年06月16日
  • コフィン・ダンサー 上

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    うーむ、スリリング!犯罪者VS科学捜査の極限の闘い。特徴があるようでない、万能の殺し屋コフィンダンサーか。上巻で決着がついたかに見せて、そんなわけはないと思うが…続きが気になる。

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    2020年06月14日
  • 追撃の森

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    大転換の連続
    どんでん返し
    ハラハラドキドキ
    余韻を残した 素晴らしい結末 最高
    でも 女性は恐ろしい

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    2020年05月12日
  • 悪魔の涙

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    筆跡鑑定士のパーカー・キンケイドとFBI捜査官マーガレット・ルーカスが「完全犯罪」に挑む
    予想の上を行く完全さで2度びっくり

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    2020年04月26日
  • クリスマス・プレゼント

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    クリスマスにふさわしい気の利いた短編集で、ページを開くのが楽しみだった。ただ、ディーヴァーの短編というのは知らなかったので、海外フェアに入っていなかったら読まなかったかもしれない。
    ビギナー向きだったし、すぐに読めそうだったが、文庫で600ページ近く、読み終わるのに時間がかかった。


    短編というと最後のどんでん返しとが、気が利いたコント風とか、パズルを解く楽しみとか、短い中にも遊びがあるものが多い。

    これはディーヴァーらしくというのか、短編といえどもストーリー性があって、読んでいると物語が出来上がる、それが面白いこともあれば何か少し気合が入りきらないものもあった。

    「ジョナサンがいな

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    2019年12月26日
  • エンプティー・チェア 下

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    いやーーー、後半は「これでもか、これでもか---!!」ってくらいにいろいろ出てきた。一気読み。
    ほんとに、スズメバチの多い小さな町だわ。

    リンカーン シリーズ、何年ぶりか思い出せないほどご無沙汰だったけど、こんなに面白かったっけ。
    第4弾は、間を開けずに来月くらいに読んでみよー。

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    2019年11月27日
  • エンプティー・チェア 上

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    ずーっと本棚にあって、やっとリンカーン ライムの第3弾読んだ。
    えーーー、このシリーズ、こんなに面白かったっけ? って再発見!
    相変わらず、リンカーンのいばりくさった感じと、興味をそそる事件の持っていき方がいいねー。
    下巻が楽しみだ!!

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    2019年11月27日
  • スキン・コレクター 上

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     リンカーン・ライムシリーズ。
     NY地下で拉致された女性は、毒の針で刺青をされ死亡していた。

     まずは、殺害方法にいやあな気分になる。
     つか、ディーヴァー、こういう感覚を共感させるのが上手いんだよね。上手いくせに、追いつめたりはしないから、もう続き読めないってなったりせずに、むしろさっさと解決を読んですっきりさせたいと思う。
     こうなると、テクニックですね。

     ライムとアメリアの関係は問題ないのだけど、かつてボーンコレクターに拉致されていた少女パム(長じてアメリアと疑似親子みたいになっている)との関係がぎくしゃくしている。
     なんか、常になにか周りで問題が起こってるよね、アメリア。
     

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    2019年10月22日
  • スキン・コレクター 下

    Posted by ブクログ

     リンカーン・ライムシリーズ。
     NY地下で拉致された女性は、毒の針で刺青をされ死亡していた。

     まずは、殺害方法にいやあな気分になる。
     つか、ディーヴァー、こういう感覚を共感させるのが上手いんだよね。上手いくせに、追いつめたりはしないから、もう続き読めないってなったりせずに、むしろさっさと解決を読んですっきりさせたいと思う。
     こうなると、テクニックですね。

     ライムとアメリアの関係は問題ないのだけど、かつてボーンコレクターに拉致されていた少女パム(長じてアメリアと疑似親子みたいになっている)との関係がぎくしゃくしている。
     なんか、常になにか周りで問題が起こってるよね、アメリア。
     

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    2019年10月22日