ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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リンカーンライム、シリーズ。
デパートのエスカレーターに巻き込まれて男性が死亡する。事故かと思われたそれは、連続殺人の幕開きだった。
ライムが、大学の教鞭をとっていて、へ、ってなるよ。
まぁ、彼の考えもわからないでもないけど、やっぱりアメリアとしては、ねぇ。
っていう、このぎくしゃくした感じが、うまい。
「オクトーバー・リスト」の時も思ったけど、人の何気ない行動とか仕草を描いて、その人の心情や関係性を描くのがとんでもなく上手いのよね、ディーヴァーって。何なんだろう。メタファーとは違うけど、ちょっとそれみたいな、というか、匂いというか別の質感があるんだよね。
ともあれ、犯人とライムたちの頭脳戦が始まる。
毎度ながら、<今、そこにある危険>って感じに震える。
私たちは、便利という果実と引き換えに、何を失おうとしているのだろう。
そして、驚愕の…。
ディーヴァーなので、びっくりさせられるのは毎度なのだけど、想像の斜め上いってました。
参りました。
でも、これは喪失の物語だったのだろうな、とぼんやり思うのであった。 -
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ついに北京オリンピックが始まりましたね!
わーわー言うてますが日本人なんて始まってしまえば結局熱中しちゃうんですよね
ただ東京に続き今回も無観客ということで残念なことです
結局テレビ観戦の身とはいえやはり現場の歓声が聞こえるのとそうでないのとでは盛り上がりが違います
ちなみに今回の冬季オリンピックでなにかひとつ好きな競技を観戦していいとしたら何を選びますか?
自分は寒がりなのでせめて屋内、フィギュアスケートやスピードスケート、アイスホッケーなんかもおもしろそうですが、やはり氷上のチェスとも言われるカーリングなんかいいですよね
各チームの戦略なんか予想しながらゆっくりと観戦したいものです
というわけで冬季オリンピック何かひとつ観戦していいと言われれば『カーリングがいいなー』
さて『バーニングワイヤー』です
今回のチームリンカーンの相手は電気を操る犯人です
目に見えない電気を武器とする凶悪犯に戦々恐々とするチームリンカーンですが、いつもの科学捜査により早々に容疑者が特定されます
はいはい途中で犯人がわかるパターンね
ん?パターン?いやいやいやパターンなんて言葉を安易に使ったらジェフリー・ディーヴァーにまたしてもしてやられるに決まってる!パターンの裏をかいてくるのが…いや裏の裏、違う裏の裏の裏の裏?あれ?裏の裏は表だから…裏の表の裏の裏?
あーもう下巻だ!
(てかそもそも犯人が途中でわかるパターンのやつってなんだよ) -
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ネタバレやってしまった、気付けば平日の深夜1時、終盤に入ってページをめくるのをやめられなくなってしまった。
個人的には石の猿はいまひとつで、前作の魔術師はまぁまぁだったけど、今作は前作以上に良かった。
終盤にセトルが銀行相手にふっかけるシーンは痛快だった。
カウンセラーに化けたボイドの相棒がセトル親子を連行する直前、ラキーシャの挙動が怪しくて、えっ黒幕?!ってまんまと思わされた。でも、その怪しさの理由が明らかになった時は、けっこう辛かったな。
そして、リンカーンの小さな勝利には驚いた!サックスが気付く前に反応できた自分を褒めてやりたい笑 -
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1882年に生まれ、1967年に亡くなった、エドワード・ホッパーというアメリカの画家の17の作品を題材にして、17人の作家が、それぞれの絵に対しての短編物語をつくるというコンセプトの本。要するに、エドワード・ホッパーの17の作品に対して、17編の短編が書かれ、本書はそれを収めた短編集だ。
アイデアを思いつき、物語をつくることに参加を呼びかけたのは、ローレンス・ブロックである。ローレンス・ブロックは私の最も好きな作家の一人なので、読んでみることにしたのだが、ローレンス・ブロックが書いた短編だけではなく、面白い短編が多かった。ローレンス・ブロック以外にも、マイクル・コナリー、ジェフリー・ディーバー、スティーブン・キングなどの有名な作家が短編を寄せている。
エドワード・ホッパーという画家は知らなかったが、とても独特なタッチの絵を描く作家だ。アメリカでは名の知れた画家なのだろう。
また、絵を題材に物語をつくるという試みは成功している。思いもよらない物語を寄せている作家も多い。 -
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20世紀を代表するアメリカ人画家の一人であるエドワード・ホッパーの作品は、写実的だが郷愁を感じさせるタッチ。現代的な孤独感。描かれる人物の物憂げな表情。ありふれた構図なのだが何故か惹かれるものがある。
そんな魅力に惹かれる作家も多く、この本の編者であり著者の一人が、これまたアメリカ探偵小説の雄ローレンス・ブロック。ホッパーの作品から発想された短篇小説を創り出すというアンソロジーの企画に賛同したのは、彼と交友関係のある多彩なアメリカ人文筆家達。
18枚のホッパーの作品に、ブロックを含め、17人の作家が描く17編の短編は、ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、スパイモノ、ホラー、ヒューマンドラマ、コンゲーム、ラブロマンスと幅広いジャンルの作品が揃う。
翻訳陣もニクイ。スティーブン・キングには白石朗、マイケル・コナリーには古沢嘉道と、過去に夫々の作家の翻訳を手掛けた人を起用している。
贅沢な一冊。
個人的にはロス市警を退職し私立探偵となったハリー・ボッシュが登場するマイケル・コナリーの『夜鷹 ナイトホークス』が一押し。 -
Posted by ブクログ
面白い。どの話も、最後にどんでん返しが用意されていることが多く、話としてもしっかりまとまっていて面白い。
ジョナサンがいない 叙述トリックというべきか、男の正体と女の目的がわかった時のスッキリ感
ウィークエンダー
サービス料として
ビューティフル 美しさ、というものが時に人生を狂わせることも…面白い
身代わり
見解
三角関係 これぞ叙述トリック
被包含犯罪 シリーズ化して欲しい。すっきり
宛名のないカード 嫌ミス系かな。
クリスマス・プレゼント どんでん返しからのどんでん返し、からのどんでん返し。すっきりします。
超越した愛 この小説をここまで読んだ人は、割と序盤にオチに気づくかな。
パイんクリークの未亡人 強い女。これもどんでん返し系だけど、最後のところはやはりもうここまで読んだ人は気づくかな。
ひざまずく兵士 ブラックジョークが聞いたオチで秀逸。 -
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リンカーン・ライムシリーズ十二作目
毎回、レベルが高いので
「面白いから後で読もう」と、いつも買ってから読むまでかなり間が開く。
個人情報、電気、刺青など毎回ワンテーマで一作仕上げてくるのが定番化しています。
今回の敵は、家電や自動車、エスカレーターなどをリモート制御(スマートコントローラー)する未詳40号
プロの殺し屋というわけでもない、ちょっとだけ目立つ風貌の若者?なので派手なアクションを期待してなかったものの見せ場アリ、下巻に入ると上巻で仕込んだアレやこれやが炸裂してきます。
サックスと一作目で別れたニック(犯罪に手を染めたが無実を証明するために奮闘)との復縁?や…ライムにも同じく車椅子で生活する弟子が出てきたり…
ちょっとライムとサックスの関係にひびを入れるために、設定をひっくり返そうとしてないか?と思いきや
このニックが、ムショにいた間の技術の進歩とスマートコントローラーの話題が少しリンクして違和感なく技術について触れるので見事としか言いようがない。
毎度のことながら気づいたら一捻り、ふた捻りと展開が動く。
以前は登場人物一覧の常連だった
懐かしい面々(この人が出てくると先の展開が少しわかるみたいな事も…)も
登場して、久しぶりに昼休みも返上して読みました。 -
ネタバレ 購入済み
精神障害の真贋
一部ご紹介します。
・精神障害とみなされることが、ある人の有利に働くことがある。責任能力を問われずに済むということで。
例えば戦うことを厭う兵士。保険金詐欺犯。罪を犯した者。もしくは罪を犯そうとする者。
・幽霊というのは、正気の人間が他人に対し、狂気を偽ろうというときに使用する古典的な幻覚だ。
幽霊や霊魂とはいかにも妄想の産物だ。しかし、正気を失った者には理解できるものではない。
本当の精神病患者というのは、実在する人間が自分に話しかけていると思い込む。
幽霊の声が聞こえるのではない。実在する人間の声がじかに聞こえるのである。
本物の精神病患者は、頭の中で声がする、などとは決して言わない。自分は絶対に正気だと言い張るのだ。
・真正の精神障害の場合、化粧がまず最初におかしくなる。患者はただ塗りたくるのだ。
これは自分の正体を隠そうとする行動と関係してくる。
・精神医学において、ユーモアは日常体験に基づく概念の皮肉な並置と定義される。
精神障害のある者の思考プロセスとは真逆だ。頭のおかしい人間は冗談を言わないのである。
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ネタバレ 購入済み
ロカールの交換原理
一部ご紹介します。
・動機は犯罪捜査を支える最も弱い部分。
とはいえ、動機が明らかになれば、それが指針となって、有罪を立証できるしっかりした証拠にたどりつける場合もある。
・目撃証人の証言は本当に信頼できるのか。
どんなに正直な証人であっても、勘違いはする。
何かを見逃したりもする。見たものの解釈を誤りもする。
・ロカールの交換原理:犯人と犯行現場、または犯人と被害者の間で必ず塵のような微細証拠が好感される。
どれほどはなかいものであれ、そのつながりを証明できれば、犯人は見つかり、犯罪は解決して、
これから起きるかもしれない悲劇を防ぐことができるかもしれない。
しかし、その結びつきを確立する前提として、捜査官が微細証拠を発見し、同定し、
その意味するものを正しく解釈する必要がある。