ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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★5 最強の宿敵がニューヨークに現れる!世界トップレベルのプロットに痺れる #ウォッチメイカーの罠
■あらすじ
ニューヨークの高層ビル建設現場、大型クレーンが倒壊して死者がでる大事故が発生してしまう。その後犯人から、富裕層向けの建設を中止せよという脅迫が届き、科学捜査官リンカーン・ライムに捜査依頼がされる。捜査を進めると、どうやら犯人は最強の宿敵、ウォッチメイカーということがわかり…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 安定の面白さ、エンタメ書かせたら世界トップレベルですね。
今回もリンカーン・ライムと科学捜査チームが大活躍。緻密かつ適正、迅速かつ大胆な捜査に胸が躍っちゃうんですが、本作においてはむしろ犯人ウォッチメイカーが主役です。
犯罪への偏屈な愛情、怜悧な頭脳で冷酷無惨という最悪な男。時計や時間について滔々と語るシーンは、まさに偏執狂で恐ろしい。我々一般人とはまるで違う世界に住んでいて、もう理解が追い付かないですね。はー、怖い。
しかし今回は女性とのロマンスがあるんですよ、そして終盤に明かされる動機が何というか切ない。どんなに悪逆な人間でも… 人ひとりの人生をまるっと体験させてもらいました。
チームメンバーが事件に立ち向かうシーンも激熱です!まずは女性刑事のサックス、リンカーン・ライムの右腕で現場捜査のスペシャリスト。テロに立ち向かいひた向きな姿が愛らしい。
特に病院でのエピソードは目が離せませんよ!その現場にいる全員が生命力にあふれてるし、最後にほっこりさせる巻引きはさすが。このシーンを読むだけでも価値がある。
そして巡査プラスキー、通常の警ら業務とともに科学捜査の熟練度も向上してきた若手の彼。働いている人間なら誰しもキャリアや将来性に悩むものなんですが、熱い想いに胸打たれましたね~
そして主役のリンカーン・ライム。散々チームメンバーがカッコいいところを魅せられるんですが、最後の最後に全部もってっちゃう! まさかまさかの展開だし、ラストはエモいし、どうやったらこんな面白い物語を書けるのか。いやーすごかった。
もちろん次々と場面が展開するストーリー、組み込まれたプロットは世界トップレベル。毎回思うんだけど、そのままハリウッドドラマですよね。もしあなたがなんとなくYouTubeの動画やスマホゲームで時間をつぶしているなら、絶対にディーバーの本を読んだほうがいい。世界一のエンタメを体験しないともったいないよ!
■ぜっさん推しポイント
本シリーズはリンカーンをはじめ科学捜査チームや犯人目線で物語が描かれていく。次々と差し迫るシーンが目白押しで目が離せないんですが、ときおり事件を端から見る一般人の目線でも場面が語れるんですよね。こういった工夫でストーリーに抑揚がでてくるし、事件の恐ろしさもリアルに体験できるちゃうんですよね。今回も面白かった! -
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文句なしの大傑作!
ウォッチメイカーとの対決はどれも胸躍るものだったけれど、本作は読んでも読んでも謎が湧いてきて、最後のページまで楽しめること請け合い。最高。
ジェフリー・ディーヴァーの作品は、いつも読む前に「騙されないぞ」と心してかかるのだが、読み進めるうちにストーリーに没頭してしまい、騙されないぞとか思っていたことを忘れてしまう。
忘れたころに「ハッ」としたときには、すでに……ということが多い。学習しないわたし。
でも、その騙されるのが気持ちいいのだ。
本作で嬉しかったのは、訳者あとがきでも触れられている我らがプラスキーの活躍。
いつもライムに「ルーキー(新人)」って呼ばれてたのに!いつのまにそんなに成長して……!と、ずっと読んできた読者としてとても感動してしまった。
サックスも相変わらずかっこいいのだけれど、本作のMVPはプラスキーだとわたしは思う。
犯罪者をおしなべて憎んでいるライムでさえ、憎みつつもどこか敬意を持っているように見える、ウォッチメイカーとの対決。もちろん結末は書けないけれど、またひとつ、新たな物語が始まったように感じ、「ライムチーム」の面々の進化(変化)とも併せて今後が楽しみなシリーズ。 -
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムVSウォッチメイカー!
もうこれだけで読まずと★5のシリーズ第n弾!(調べる気なし)
でも一応読みました!
★5でした!
一応読んで良かった!
リンカーン・ライムシリーズで一番好きな登場人物と言えばライムの弟子ニューヨーク市警巡査ロナルド・プラスキーなんですが、今回はなんとライムから正式な後継者として指名されます
すげー!すげーよロナルド。゚(゚´Д`゚)゚。
そして後継者の名に恥じない大活躍!
行動力が凄まじいのよ
んでライムとは正反対に熱いのよ
でも相変わらずちょっぴり間抜け
でもそこが好き
ウォッチメイカーとの最後の対決と銘打たれた今作
読む前からええええ!そんなんばらしちゃうの!って思いましたが、それさえも伏線のように思います
二重三重四重に張り巡らされた罠と衝撃の結末を堪能あれ! -
Posted by ブクログ
とてつもない「どんでん返し」だと思う
絶対面白くないと思ったんです
時間を遡っていくサスペンスだって言うんだもの
まぁ、実験的な内容なんだろうなって思うじゃない
「完成度はイマイチだけど、こういのも書き切ることで経験値が積み重なりディーヴァーの他の作品に生かされるわけだよね」なんて偉そうなレビューを書いてる自分を想像しながら読んでたんですよ実際
読んでみたらすげー面白かったー
さすがっす
絶対面白くねーって思いながら(ディーヴァーコンブのために)読み始めたけど、すげー面白かった
これ以上の「どんでん返し」ありますか?ってね
でまぁね、実はわいくらいのミステリー巧者になるとね正直結末は見えてたのよ
時系列を遡って最後(物語としては最初)に読者をびっくりさせるにはこのオチしかないやろうなーって
んでそれはまぁほぼ読み通りだったのよ
まぁ、せやろなーって
でもねディーヴァー好きなら分かってもらえると思うんだけど、その時点でまだがっつりページが残ってるのよね
いやまだ終わらないんかい!っていうね
わいの読みなんかあっさりと超えてくるさらなる「どんでん返し」がちゃんと用意されてました
さすが魔術師ディーヴァー! -
Posted by ブクログ
(下巻でもやっぱり)
パーシーをブン殴りたくなり、アメリアにいたっては羽交締めしてビンタしたくなること度々。
そんなジャジャ馬娘たちですが、バッチバチに「しごでき」女子を見せつけて読者を魅する活躍をします。
物語は前作同様どんでん返しの連続で、犯人はコイツ黒幕はアイツ、オチはこうなる…なんて予想はバンバン覆され、いくつも敷かれていた伏線に気付き「え"っ?!ちょっと待ってよ!」と回収される前に何度もページを遡って確認しに行きたくなります。な る は ず!!
ちなみに、
今作初登場(次回作以降レギュラーになるのか未読なので分からないけど)のローランド・ベルに当てはめる脳内配役はマッツ・ミケルセンで。原作の設定をガン無視しているのは重々承知です。
原作設定ガン無視の脳内配役というなら前作からずっとトムは吉沢亮だしね(笑
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Posted by ブクログ
1997年(日本では1999年)に刊行され、その後に映画化ドラマ化もされたようです。
リンカーン・ライムシリーズ(というかジェフリー・ディーヴァー作品)お初でしたので、このスリリングなジェットコースターサスペンスを素直に楽しめました。次から次にドキドキハラハラして「怖い!怖い!」「えーっ!?」「マジかよっ?!」の連続。
細かに差し込まれる横道エピソードが、そこに繋がるのかという伏線回収。
アクションありのスリルサスペンスモノが好き、鑑識、科捜研モノが好き、安楽椅子探偵モノが好きな人にオススメ。
25年の時を経て初読したシリーズが、現在、15作も刊行(昨年最新作が本国で発表されてるらしい)されているなんて…!オラワクワクスッゾ
ちなみに
映画でのアメリア・サックスはアンジェリーナ・ジョリー。
私の脳内配役としても完璧すぎるほど!
美しい肢体で激しいアクションを立ち回る彼女のどハマりなこと!
でも、単なる警邏巡査にあそこまでのポテンシャルがあるもの??とか、犯人逮捕、事件解決のためだからとはいえ、そこまでやらかして後はどうなったの?!とフィクション相手にツッコミたくなるところがチラチラあります(苦笑 -
Posted by ブクログ
ジェットコースターに例えれば、上巻はカタカタカタと車両を高い位置に持ち上げる言わば準備段階で、下巻がまさにアトラクションのメインの部分。急降下もあればループもあったりいろいろな仕掛けが施されているスリル満点のアトラクション。
犯罪の全貌が見えたかと思えば、実はそれは一部に過ぎず、外側に別の目的がある、ということが数回繰り返される。ライムたちは犯人に翻弄されるが、ギリギリのところで先手を打って最悪の事態は逃れる。
まさかあの人物が黒幕だったとは。そして「ボーン・コレクター」からつながっていたとは。
そしてウォッチメイカーは続編にも登場するライバルになっていくのかな。
本作で特に活躍が印象的だったのは尋問のプロであるキャサリン・ダンス。彼女なくしては本作は成立しなかった。と思っていたら彼女主役のスピンオフ作品があるんですね。 -
Posted by ブクログ
ディーヴァーの主力シリーズのリンカーン・ライムが、全身麻痺で動けないヒーロー(現代版アームチェア・ディテクティヴ)であるのに対し、近年になって登場したコルター・ショウはひとところに落ち着くことのない動く探偵である。初期シリーズであるジョン・ペラムに似ているが、そちらはロケ・ハンターという職業で、本シリーズ同様、米国内のあちこちに活躍の舞台を移していた。作者としてはペラムの進化型として、コルター・ショウのようなひとところに定住しない放浪型主人公を新たに生み出したのではないだろうか。
当初三部完結と言われた本シリーズの三作目タイトルも『ファイナル・ツイスト』であり、内容的にもコルター・ショウの父や兄との関わりを軸に置いた作品であったこともあったことから、四作目の本書の登場は嬉しいサプライズであった。ショウの出生から父による特殊教育、兄との関係など、プライベイトな側面までもが明らかにされた『ファイナル・ツイスト』だったが、この『ハンティング・タイム』は、そうしたコルター・ショウが過去の因縁から放たれて、またも自由に仕事を請け負い、新たな土地フェリントン(架空?)を舞台にその個性的な活躍を見せてくれる、まさに超の付くほどのエンタメ作品である。
ページを開いたら、止まらなくなる面白さは、そもそもディーヴァーの得手とするところだが、本作は近年のディーヴァー作品の中でもちょっと群を抜いたページターナーぶりを発揮しているように思う。それというのも、いつも追跡の側に立つコルター・ショウが、本作では命を狙われる母と娘を守るというガードマンの役割に追われる。彼らを追うのは、三年間の刑期を終えて娑婆に出て来たばかりの元夫であり父であり元刑事でもあるけっこう凄腕のジョン・メリットという不気味なキャラクターで、その複雑な人物造形は、本作の肝であるかもしれない。ジョンの他、二人組の残忍な殺し屋の追跡も受けることとなり、八方ふさがりのショーと母娘の逃避行は、母と娘と、父(追跡者)との愛憎の軋轢なども重奏的に加わって、実に読みごたえがある。
今回はのっけからの逃走・追跡劇。しかも劇中、どんどん加わってゆく新たなキャラや、見た目通りではないキャラクター像と、思っていた通りではない数多くの真相により、読み手を嘲笑う如き騙しのテクニックを駆使しつつ、どのページも相当なノンストップ・アクションで終始している。「ドンデン返し20回超え(小社調べ)」との帯の宣伝文句が告げるように、ディーヴァーの最も得意とするところの作品である。アクションシーンも多いが、全体を締める緊張感がたまらない。久々に凄まじいまでのページターナー作品に出くわした思いである。 -
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★5 ハラハラドキドキ… 迫りくる追っ手から逃げられるか? 驚愕サスペンス #ハンティング・タイム
■あらすじ
かつて鉄工場で栄えていた街、現在は川や土壌は汚染されてしまい、斜陽の一途をただっていた。原子力テクノロジーの会社に勤める優秀なエンジニアのアリソンは、ある日娘と共に姿を消すことになる。なぜなら、DVの罪で刑務所に入っていた元夫ジョンが出所してきたからだ。彼はアリソンを追い続けている。
勤め先の社長であったハーモンは、アリソンの捜索をコルター・ショウに依頼するのだった。
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい。エンタメなサスペンスミステリーを書かせたら、まぁ世界一です。
ディーバーはどんな作品もそうなんですが、文字を追っているだけなのに、まるで映画を観ているかのように絵が見える。プロットの切り取り方やセリフや情報の出し方が上手い。
さて本作のメインの読みどころですが、ハラハラドキドキが半端ないのよ。追う者、逃げる者の距離感が絶妙。単なる追いかけっこではなく、実は頭脳戦、情報戦なところが熱いんすよ。ついに見つかっちゃう?捕まっちゃう? あーもう怖いし、そわそわしちゃう。でも読みたい。
そして絵にかいたように申し分のない登場人物。おすすめキャラは殺し屋の二人、卑劣で変態、でもどこか芸術的でクールな彼ら。後半にかけて徐々にイライラしてくるのが小気味よく、読み手にとってはニヤニヤしちゃうんですよね。
イチ推しはアリソンの娘であるハンナ。彼女のおかげで物語が面倒くさくなるけど、反比例して味わいも深くなってくるんです。懐かしいドラマTWENTY FOURのキムを思い出してしまいました。私は息子が二人いますが、やっぱり娘が欲しな~。可愛すぎだろうと… でも女の子を育てるのは難しそう。
お得意のサプライズ演出も光ってます。そもそもタイトルのハンティング・タイムの意味も、思っていたのと全然違いました。なるほどなぁ~。そして次から次へと、えっそうだったの?!という展開が読者を楽しませてくれます。終盤は顎が何度も外れましたよ…治すのが大変でした。
■ぜっさん推しポイント
ハンナとコルター・ショウと語る場面がカッコ良すぎて染みました。私は子どもたちにこんな風に思ってもらえるように生きているだろうか。どんなことでもごまかしたりせず、まっすぐ真剣に向き合うことが大事なんでしょうね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ追跡者コルター・ショウの第四弾。
足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル。
そう帯には書いてあった。
それに引きずられたとは思いたくないが、
疑心暗鬼に陥ってしまって、純粋に楽しめなかったのが残念。
とにかく、登場人物を片っ端から疑ってしまう。
元刑事で妻に暴力をふるって刑務所に入っていた男が、
出所し妻を殺そうと家に押しかける。
いかにもな設定に、どうひっくり返すのかを楽しみにしていたら、
やはりだった。
次に裏の顔があるのではと、疑っていたのは、
コルターが雇われた会社の警備担当の女性。
元諜報員だったが、情報漏洩のため暗殺指令が出てしまい、
名前も体形も職業も変えて生きていると言われても、信用できない。
コルターとすぐいい仲になっていたのも怪しすぎる。
だが、一番予想外だったのは、
元刑事の夫が妻の情報を求めて尋ねて行った女性。
富裕層の地区の自宅でサンドレス姿でじょうろをもっていた。
それなのに、妻の行き先のメモを取ってくると言って、
戻って来たときにはショットガンをぶっ放していた。
路上生活者を狙った連続殺人「ストリート・クリーナー」の話は、
今回の作品には関係なかったので、次回の布石か?
それと、コルターに雇われた会社の機密情報を売れと、
しつこく迫っていた男は逮捕されたが再登場するのか?