ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズ。
NY地下で拉致された女性は、毒の針で刺青をされ死亡していた。
まずは、殺害方法にいやあな気分になる。
つか、ディーヴァー、こういう感覚を共感させるのが上手いんだよね。上手いくせに、追いつめたりはしないから、もう続き読めないってなったりせずに、むしろさっさと解決を読んですっきりさせたいと思う。
こうなると、テクニックですね。
ライムとアメリアの関係は問題ないのだけど、かつてボーンコレクターに拉致されていた少女パム(長じてアメリアと疑似親子みたいになっている)との関係がぎくしゃくしている。
なんか、常になにか周りで問題が起こってるよね、アメリア。
ライムが基本動けないから、物語の狂言回しの役割として仕方ないところがあるのだろうけど、もうちょっと彼女に平和があってもいいと思うのだが。少なくとも、髪の毛をかきむしる癖は何とかしてあげてほしいよ。
犯人は、どうやらライムの著書を熟読していて、ライムの手の内を理解している。
なんで操作は遅々として進まず。
この壁に蟻の穴をうがつような操作っぷりが、ライムシリーズの魅力だよね。
うん。個々は小さなものだけど、それが重なって連なって、壮大なシンフォニーになる。そんな感じがする。
で、<ドンデン返しの魔術師>と帯に書かれているディーヴァー、こっちもどうくるかと構えて読んでいるのだが、今回はこうきました。
ドンデン返しって、ただひっくり返すだけが芸じゃないのよ。
伏線はしっかりあったし、ん、って思ってもいたのだけど、やられました。
…事件を解決するごとに、ライムとアメリアの周りが人間的になっている気がする。いや、ライムが人間的なことを受け入れているのか。殺伐とした案件の後だから、余計そう思うのかもしれないが、結局のところ<人間>の存在とは何なのかということを、突き詰めようとしている気がする。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズ。
NY地下で拉致された女性は、毒の針で刺青をされ死亡していた。
まずは、殺害方法にいやあな気分になる。
つか、ディーヴァー、こういう感覚を共感させるのが上手いんだよね。上手いくせに、追いつめたりはしないから、もう続き読めないってなったりせずに、むしろさっさと解決を読んですっきりさせたいと思う。
こうなると、テクニックですね。
ライムとアメリアの関係は問題ないのだけど、かつてボーンコレクターに拉致されていた少女パム(長じてアメリアと疑似親子みたいになっている)との関係がぎくしゃくしている。
なんか、常になにか周りで問題が起こってるよね、アメリア。
ライムが基本動けないから、物語の狂言回しの役割として仕方ないところがあるのだろうけど、もうちょっと彼女に平和があってもいいと思うのだが。少なくとも、髪の毛をかきむしる癖は何とかしてあげてほしいよ。
犯人は、どうやらライムの著書を熟読していて、ライムの手の内を理解している。
なんで操作は遅々として進まず。
この壁に蟻の穴をうがつような操作っぷりが、ライムシリーズの魅力だよね。
うん。個々は小さなものだけど、それが重なって連なって、壮大なシンフォニーになる。そんな感じがする。
で、<ドンデン返しの魔術師>と帯に書かれているディーヴァー、こっちもどうくるかと構えて読んでいるのだが、今回はこうきました。
ドンデン返しって、ただひっくり返すだけが芸じゃないのよ。
伏線はしっかりあったし、ん、って思ってもいたのだけど、やられました。
…事件を解決するごとに、ライムとアメリアの周りが人間的になっている気がする。いや、ライムが人間的なことを受け入れているのか。殺伐とした案件の後だから、余計そう思うのかもしれないが、結局のところ<人間>の存在とは何なのかということを、突き詰めようとしている気がする。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
この作品の何がすごいって、プロローグが終わったと思ったら、いきなり『羊たちの沈黙』を思わせるような凶悪犯との息詰まる尋問シーンが始まり、ハリウッド顔負けの爆破シーンや逃走シーンが入るってところだと思う。
しかも、それを50ページで収めてしまう……。そんな出だしをやられたら、引き込まれずにいられないじゃない……。
そこからは、もう安心のディーヴァーブランド! 裏の裏を読み合う心理戦に、緊迫の追走劇。凶悪犯の目的や協力者の正体にどう迫っていくか、と読ませるツボをこれでもかと突いてくる。
それでいて、登場人物の個性やキャラも立たせているのは、さすがディーヴァー!
キャサリン・ダンスをはじめとした警察側の面々や、ダンスの家族の個性はもちろんなのですが、凶悪犯ペルが、どのように協力者を支配下に置いていくか。その辺のやり口もリアルで、これがさらにペルの個性を際立たせる。
さらに過去や現在のペルの協力者の女性たちの描写もリアル。ペルの事件を取材するジャーナリストや、過去ペルに一家を殺害された女の子、それぞれを単に物語の駒にするだけじゃなく、きちんと成長や変化を描いているっていうのがすごい!
そして、物語が核心に迫っていくたびに、次々と明らかになる真実と、ディーヴァーが仕掛けた罠とどんでん返しの数々! やっぱりディーヴァー作品は面白い!
サスペンスとして読ませるのはもちろんのこと、キャラの魅力でも読ませるディーヴァーは、やっぱり当代きってのエンタメ作家なんだろうなあ、と思います。
2009年版このミステリーがすごい! 海外部門5位