ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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上巻を読んでいた時にずっと感じていたのは、140年前の冤罪事件が、なぜ現代の女子高性を殺害しなければならないことに繋がるのかが理解できなさ過ぎたこと。
ただ単に「殺してやる」くらいの殺意ではなく、腕利きのプロの殺し屋を雇ってまでなぜ殺さねばならないのか。
しかも、プロのくせに、どうも共犯者との連絡がうまく取れているように見えない。
それぞれが自分の判断で勝手に動いているように見える。
そういうやり口のプロなの?
最初はレイプ目的を偽装して殺そうとした。
次は、テロリストたちの見てはいけない何かを目撃したからという理由で。
それらの違和感は、読んでいるうちにすっかり解消した。
全てに納得し -
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博物館でマイクロフィルムを閲覧していた16歳の少女が、襲われる。
直前に気づいた少女の機転で、なんとか逃げ出すことができたが、代わりに図書室長が射殺される。
会話の最中に室長が狙撃されたことにより、刑事ロン・セリットーは精神的に大きな打撃を受ける。
狙撃犯の狙いは少女・ジェニーヴァだが、彼女が閲覧していたマイクロフィルムが持ち去られたことにより、事件の裏には別の動機があるのではないかとライムたちは考える。
問題のマイクロフィルムにはジェニーヴァの曽祖父について書いた記事があり、公民権運動の旗手でありながら犯罪者として追われたジャニーヴァの祖父が抱えていた秘密とは何か?
というのが大きな謎で -
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「これまでの作品の中で最高の”どんでん返し度”を誇る」と著者が豪語したらしいけど、これ、フェアですかね?
たしかにどんでん返しだったけど。
それまでに何らかの伏線あった?
シリーズを考えると、いい話ではあった。
魔術師の師弟コンビだけではなく、ライムとサックスの師弟コンビについても、それぞれの今後を考えさせる。
弟子はいつか師の元を離れて自分の足で立たねばならない。
そしてその時師は、きちんと弟子を送り出すことができるか。
今回は事件の捜査と並行して、サックスの昇進試験があった。
いつまでも平の巡査ではなく、現場での裁量範囲を広げるためにもサックスは昇進したいと思っていた。
で、結果は、市 -
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二重に鍵をかけていても部屋に入ってくる。
手錠をして身柄を拘束しても、するりと抜け出してしまう。
そして、ライムの家に忍び込んで部屋に火をつけることさえ難なくできてしまう犯人。
これは手ごわい。
今回は、実行犯の後ろにいる人はなんとなくわかるんだけど、事件の本来の目的がわからないので、どう関わっているのかがまったく不明。
あと、ローランド・ベルが抱えている事件から引きはがされてライム率いる捜査チームに入って来たけど、代わりにライムがベルの保護対象者がいつどこで狙われるかを注意することになった。
この二つの事件は、どこかで交差するはずだよね、物語的に。
そして、サーカスもどこかで関わってくる -
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これは、すっかり騙されました。
第1作の『ボーン・コレクター』こそ犯人の目星がつかないまま最後の直接対決まで読んでしまったけれど、2作、3作と実行犯の後ろにいる黒幕はわかったので、今回も余裕をかましていたのですが。
今回は黒幕であるはずの”ゴースト”が実行犯でもあるので、混乱したのです。
2作目も3作目もライムが実行犯を追い詰めて、その後ろから黒幕があぶりだされるというパターンでした。
しかも、黒幕はライムのわりと近くに現れる。
ところが実行犯のゴーストはライムから逃げているのですから、黒幕としてのゴーストはライムのそばにいられない。
だから、誰がどうやってライムの動きをゴーストに教えてい -
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タイトル通り「驚愕の結末」が待っているミステリ短編集。短くても充分すぎるほどの盛り上がりと反転が楽しめる作品ばかりです。
ライムシリーズである「完全犯罪計画」にはどきどき。ライムの命を狙う何者かの存在。敵はいったいどのような攻撃を仕掛けてくるのか……そしてここから「真夜中の密室」へ繋がるようです。そういえばまだ読んでいなかった「真夜中の密室」。
多くの人物が登場する群像劇「魔の交差点」にもやられたなあ。まさかこんな展開だったとは。人間は一面から見ただけではわからないよね、という気分です。「麗しきヴェローナ」「どんでん返し」も一筋縄ではいかない物語。どんでん返しがあるだろうと予測はしていたものの -
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中国からの密航船に乗船している、国際手配中の犯罪者”ゴースト”を逮捕するため、ライムたちは密航船の位置を特定し拿捕しようとした。
しかしそれに気づいたゴーストは、船を沈没させ、証言者となり得る密航者たちを殺したうえで逃亡を図る。
ゴーストの手から逃れた密航者を執拗に追いかけるゴースト。
密航者たちを救出し、ゴーストを逮捕したいライムたち。
生き延びるために姿を消した密航者たちの居場所を、どちらが先に突きとめるのか。
それから、謎の、ゴーストの手下の正体も。
前回延期となったライムの手術が、近々行われる予定になっている状況での捜査。
ライムの詰めが時折甘くなるのと、サックスの集中が途切れがち -
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“逆行”するミステリー。
映画の「メメント」が好きな自分にはかなり刺さる設定だった。 いままで知らなかったのが悔しくなったほど。
本作は、通常なら最終章にあたる結末部分から始まり、そこから過去へと遡っていく構成になっている。冒頭を読んだ時点では、ここで終わるの? この先どうなるの?という不安とわくわくが同時にあった。しかもここから“過去”へ遡っていくため、未来側の情報はもう増えない。本当に全部繋がるのか半信半疑だった。
その不安は杞憂だった。必要な情報が絶妙なタイミングで配置されていて、逆行する構成そのものがどんどん気持ちよくなってくる。
ふだんは細かい伏線確認のために読み返したりは面倒臭 -
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最後の最後まで真相がわからず、ハラハラしました。
上巻の時点で予想していた黒幕については合っていましたが、目の前の事件と黒幕が全然繋がっていかなくて。
殺人や誘拐の犯人と目されていた少年の無罪を信じて、サックスは少年を刑務所から逃がすのだけど、無罪を信じた決め手というのがよくわからなかった。
後にライムが少年と会った時にも、サックスが無罪を信じた理由がわかったというようなことが書いてあったけど、それもよくわからなかったなあ。
サックスの暴走により、地元の警察官に何人もの死者が出てしまったことで、うまく事件を収めることができるのか。
登場人物表に出てこない”宣教師”とは何者なのか。
なぜ敵は -
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ニューヨークから離れてノースカロライナ州に来たライムとサックス。
成功の可能性は限りなく低い、最先端の脊椎手術を受けるために。
そこへ地元の保安官から、少年を殺害し、少女を誘拐した少年を探してほしいと依頼を受ける。
地元からは札付きの悪と言われているギャレットは、追っ手を撹乱するための罠をいくつも仕掛けていて、警察官が一名死亡する。
手術までのわずかな時間だけ協力することにしたライムとサックスは、鑑識の技術を動員して少年を捕まえることに成功したのだが…。
証拠第一主義のライムは、ギャレットの犯人だと決めつけるが、実際にギャレットを捕らえたサックスは、彼は殺人を犯していないような感触を得る。 -
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これぞディーヴァーの超ドエンタメミステリー、気軽に楽しめる短編集 #サプライズ・エンディングス
■きっと読みたくなるレビュー
超ドエンタメミステリーと言えばこの人、ジェフリー・ディーヴァーの短編集『サプライズ・エンディングス 嘘』
ディーヴァーの短編集を読むのは初めてだったんですが、想像以上に楽しめました。思った以上に物語の密度が濃いのにびっくり、読み応えがあるんよ。もちろん驚きを仕込むのも忘れていない。
おすすめは『帰任報告』『ターニングポイント』で、これぞディーヴァーの謎解きですよ。素晴らしかったです。また巻末に収録されている川出先生の解説も、作品の背景が知ることができてありがたいで -
Posted by ブクログ
どんでん返しの名手ジェフリー・ディーヴァーの短編集、結末や如何に… #サプライズ・エンディングス
■きっと読みたくなるレビュー
どんでん返しの名手、ジェフリー・ディーヴァーの短編集『サプライズ・エンディングス 罠』
どの作品もタイトルとおりで、驚きのエンディングが待ち受けてるんだけど、ひとつひとつ技が違うのは流石ですよね。また物語の背景や舞台、アプローチもそれぞれ違うから飽きずに楽しめますね。
好きなのは『魔の交差点』『麗しきヴェローナ』、どちらも映像が目に浮かんでくる。人間像に血肉が感じられるんすよねー。素晴らしかったです。ちなみに続き『サプライズ・エンディングス 嘘』も、この後レビュ