ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりのリンカーンシリーズ。今回はまぁ豪華な顔ぶれで、デルレイのこっそりファンの私は思わずニンヤリ。
キャサリン・ダンスもチラチラと出てきて嬉しかったですね。
個性豊かなライムの周りの人たち大好きだわ。
事件はというと、私の単純な脳細胞では今回も推理は外れ・・・
そしてウォッチメーカーのあいつがねぇ・・
でも、あのライムとの対決場面で「なんで?トロイの木馬だろうに」と思いながら、ここでやられたら話は終わるからそれはないし、などと一人ブツブツ(笑)
ライムとの二人の対決はとっても感動的ですらありました。
相変わらずワクワクさせてもらえました。
本屋さんで「スキン・コレクター」見かけま -
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Posted by ブクログ
正しく“怪人”のような犯人―巧みな変装や“早変り”で姿を眩ませ、捜査陣を騙すことさえ試みて成功してしまう…読んでいて「途轍もない奴…」と思った…こんなのが実在したら…恐ろしい…―を必死に追う物語である。マジックショーのような鮮やかさで、次々と事件が発生し、「追いつき、逃れられ」という犯人との対決が続く…どうも本作は、作者がサーカス公演を観覧する機会に「こんな犯人とライム達が対決?!」と着想したらしいのだが…
物語は最終盤の方まで「どんでん返し」の連発だ…上下巻の2冊なのだが、あっという間に頁を繰ってしまう…流石に、「人気シリーズの中で、人気が高い」という作品である!!お奨めだ!! -
Posted by ブクログ
“リンカーン・ライム”のシリーズに出逢い、他作品に触れるとすれば、発表順に読むのが好いようにも思ったが、敢えてこの『ウォッチメイカー』を入手した。それは、偶々出逢った『バーニング・ワイヤー』の中で、「過去に対決した経過が在る怜悧な殺し屋の“ウォッチメイカー”の動向の情報が寄せられていて、カリフォルニア州のダンス捜査官を介してメキシコシティーの警察関係者と情報交換をしようというような中、地元のニューヨークで妙な事件も起こっている…」という状況が描かれていたので、“ウォッチメイカー”という敵役がどういう人物なのか、凄く気になったのだ。
非常に興味深く読んだ!! -
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Posted by ブクログ
ネタバレMore twistedの名の通り、捻りの効いたディーヴァー節の短編集。いずれも絶品。
最近読んだ翻訳推理小説で、ストーリーはいいのに過剰な描写で後味の悪さが残ることが続いたのですが、ディーヴァーの小説にはそれがない。
あとがき「恐怖について」を読んで納得した。以下引用(663〜664頁)
「…サスペンス作家としての私の仕事は、読者を恐怖に震え上がらせながらも、嫌悪や不快感を抱かせないようにすることという事実を消して忘れないことだ。度を越した血みどろの描写や、子供や動物に対する暴力があると、読者をいやな気持ちにさせてしまう。サスペンス小説の恐怖がかきたてる感情は、カタルシスや爽快感でなければ -
Posted by ブクログ
面白かった~。
短編集なのだから、キリのいいところでやめればいいのに、ページを繰る手が止まらなくて読み終わったのは今朝の6時。
いつもより1本遅い電車で通勤することになってしまった。
中学の時に星新一を読みまくり、高校でフレドリック・ブラウンにドはまりした私にとって、短編小説の一番の醍醐味は、ひとひねりの着地。
長編のプロットではなく、切り取られた断面でもなく、ひねりのある結末。
それを見て、ニヤリ。
この短編集は、どれもこれも読み始めに見えていた景色が、気づくとどんどん変わって行って、この辺に着地するのではという予想はことごとく横滑りしていって、いっそのことすがすがしい。
必ずしも勧善 -
Posted by ブクログ
神出鬼没の殺人鬼”魔術師(イリュージョニスト)”とライムたちの追走劇を描く下巻。
この小説を例えるとするなら荒れた海の浜辺。何度も大きな波がやってきて、それが引いたと思いきやまた大きな波が来る。息もつかせぬツイストのオンパレードに夢中になります。
こうした小説に関しては残りページ数で「もう一山ありそうだな」といろいろ勘ぐってしまうのでページ数の実感が湧きにくい電子書籍で読みたくなりますね。(勘ぐっても十二分に面白いのですが)
そして自分のそうした考えすらも逆手に取ったどんでん返しも最後に用意されていて非常に満足。本当にディーヴァ―のツイストへのこだわりと、サービス精神に頭が下がりま -
購入済み
下巻から抜群におもしろい
これはちょっと退屈かなぁ、と思っていたら、下巻の途中から急展開して読む手が止まりませんでした。この著者の書いたものは何読んでもおもしろいなぁ。凄いなぁ。
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Posted by ブクログ
最近読んだ本で、大変面白かった本を紹介したいと思います。
ジェフリー・ディーヴァーの『ウォッチ・メーカー』
(池田真紀子訳、文春文庫、上下)です。
2007年の推理小説ナンバーワンとして好評だったので、
お読みなられた方も多いでしょう。
あるいは、映画『ボーン・コレクター』の原作者と申し上げれば、
「ああ~」と頷いていただける方もおられると思います。
(※映画ではデンゼル・ワシントンが熱演していました。
つまり、ワシントンがリンカーンを演じたのです)
そう、あの四肢麻痺の鑑識の天才、リンカーン・ライムが
活躍するシリーズで、7作目になるそうです。
いつものように、どんでん返しの連続で私たち -
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難解だけどおもしろかった!
天才ハッカーの話なんですけど、PCに詳しくない僕にとって凄く難しくて泣きたくなりました。しかし!難しいところを飛ばし飛ばし読んでも十分面白かったです。こんな難解な話をこんなにおもしろく書けるなんて、やっぱりこの著者は凄いなと思いました。
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購入済み
やられた!
最初、そういう設定でドキドキさせるのか、うまいなぁと感心して読んでいたら、それはドキドキさせるためではなく・・・と、良い意味で裏切られ、2転3転と楽しませてくれる傑作です。