ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • ハンティング・タイム

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    SL 2023.10.29-2023.11.1
    懸賞金ハンター、コルター•ショウシリーズ。
    第一部は3作の事件が続けて起こっていることに驚いたけど、今回はもう3年も経っていることに驚く。
    ジェフリー•ディーヴァーと言えばドンデン返し、特に今作は20回超えとか宣伝されているので、やっぱりということもたくさんあった。やられたということもたくさんあったけど。
    お父さんの事件にケリがついて今回の事件はシンプルでわかりやすかった。

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    2023年11月01日
  • ハンティング・タイム

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    懸賞金ハンター・ショウシリーズ。
    DVで刑務所に入っていた、元刑事が早期に釈放される。
    元妻を殺すと追いかけ始める。ショウは逃げる妻と子を探し、逃げ切れるのかというのが今回の展開。
    元妻がコンパクト原子力発電の優秀な研究者で、会社の運命を握る技術の開発者でもある。
    現在の問題も盛り込みながら、スパイも加わって、話は複雑になる。
    元刑事は、同僚の刑事の命の恩人で、ヒーローでもあり警察を味方につけて追いかけているように見える。
    最後は父と母の愛情が痛い物語。
    面白いけど・・・予想のできる結末になってしまった。

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    2023年10月29日
  • ハンティング・タイム

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    ネタバレ

    毎回のどんでん返しに驚いているので今度こそは簡単には騙されないぞ、という思いで臨んだけれど、相変わらずのひっくり返し技にやられてそれでも悔しいという思いはしない。
    夫婦間の感情、父と娘の絆など改めて感じ入るところが多い。
    帯の一行「足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル」とあるように、絶妙なユーモアにもさすが!と思わせられる。
    年中行事の一つと感じさせてくれるディーヴァーの新作、いつも楽しみの数日間。

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    2023年10月18日
  • コフィン・ダンサー 上

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    やっとヒボさんを追ってリンカーンライムシリーズ二弾、コフィンダンサーを手に取りました
    直訳して棺桶が踊ってるのか、棺桶と踊ってるのか、はたまた「棺桶ダンス」という頭の上で手を三角に作ってにょきにょきするニュージャンルカルチャーなのか、TikTokで流行ってるのかなんなのか、タイトルだけでなんかもう脳内がブラック企業

    本書内では「棺の前で踊る」だった。棺の前でTikTokはいかんだろ
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    始まりはフィリップハンセン事件
    悪事の証拠がたんまり詰まったパンドラのダッフルバックを破棄したハンセンが目撃者三人を抹殺するために殺し屋を雇う
    惜しくも一人は亡くなったが、残

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    2023年10月15日
  • スキン・コレクター 下

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    結末が二転三転する素晴らしい良作。てんこ盛りの内容にも関わらず、伏線回収も含め見事なストーリー展開だが、個人的にややスリリングさに欠けるように思えたのは贅沢な要求か。

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    2023年10月08日
  • ハンティング・タイム

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    優秀なエンジニア、アリソンが娘とともに姿を消した。DVで投獄されていた元夫ジョンが突如出所、彼は自分を告発したアリソンを憎んでいるという。元刑事であるジョンは、そのスキルを駆使して逃亡したアリソンを追っていた。ジョンより早く彼女を発見してほしい――コルター・ショウのもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はアリソンの雇い主。彼も事態を深く憂慮していたのだ。しかしほどなくして、ジョンと関係の深い犯罪組織からも二人組の殺し屋が送り込まれたことが判明した――

    逃げる母娘。追う三組のプロ。熾烈な追撃と反撃の末に明らかになる真実とは? 反転する構図、二重底三重底の策謀、伏線と見えぬ伏線、すぐそこにあったのに目に

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    2023年10月04日
  • 石の猿 下

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    リンカーン4作目 再読
    後半のスピード感が良かった
    前半はなかなか追いつかないもどかしさ
    後半はハラハラ

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    2023年10月01日
  • ファイナル・ツイスト

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    リンカーンライムシリーズとはまた違う面白さ。テンポが良くて、良い。あとがきによると、まだシリーズが続くようで、ホッとした。

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    2023年08月20日
  • 魔術師 下

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    音楽学校で起きた殺人事件の犯人を追い詰めた警官隊は、閉じられた空間から煙のように消えた犯人に驚愕する。
    マジックの修業経験がある犯人“魔術師”を追うリンカーンたちだか……。→
    シリーズ5作目。
    犯人はまさかのイリュージョニスト。開けられない鍵はなく、早替えで瞬時に別人になり、あるはずのものを消し、ない空間に物を呼び出す……。
    これは……ある意味タブーでは?となった。捕まえるの無理じゃね?(笑)
    まぁ、きちんと解決するんだけど、読みながら「いやいや無理だろ」
    って気持ちが先立ちなかなか入り込めなかった(たぶん私だけ)

    マジックやサーカスに魅力を感じないタイプだから、ストーリーそのものはあまり好

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    2023年08月15日
  • スティール・キス 上

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     リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。

     もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄

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    2023年08月06日
  • スティール・キス 下

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     リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。

     もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄

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    2023年08月06日
  • ファイナル・ツイスト

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    ネタバレ

    懸賞金ハンターのコルター・ショウシリーズ第三弾。

    前二巻で伏線となっていた父の死の謎が解明されるのがメインです。
    逆に、これまでメインだった懸賞金ハンターの仕事はサブになっています。
    まずは、組織をバックに持つ兄とのタッグは世界最強と言っても良いかもしれません。
    絶体絶命な場面でどんでん返しの後説明があるのですが、運ではなく先を見通したサバイバリストのDNAが凄すぎます。
    基本的にはコルター視点で物語が進むのでお兄さんがおいしいところを全部持って行った感じがありました。
    一旦、これまでの伏線もすべて解消して、事件解決もしているのですが、続編がありそうなので期待したいと思います。

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    2023年08月01日
  • オクトーバー・リスト

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    事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リストって何なの?
    読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。
    と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわか

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    2023年07月30日
  • カッティング・エッジ 上

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    ネタバレ

    元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第14作。

    今作も複数回のどんでん返しがあり、楽しく読めるが、犯人が毎回早々と明かされてしまうため、フーダニットの楽しみが少ないのは残念。
    ウォッチメイカーの影がちらつくが、本人の再登場はまだ先のよう。

    人間関係の変化として、リンカーンとプラスキーとの掛け合いが親密さを増しているのが微笑ましい。

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    2023年07月18日
  • カッティング・エッジ 下

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    毎回毎回、よくこんなストーリーを思いつくなあと感心します。
    ダイアモンドとその背景に関する雑学が盛りだくさんで
    勉強になった。
    ラストのラストで宿敵が出てきて、ライムとの直接対決がいつになるかはわかりませんが楽しみです。

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    2023年07月14日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    リンカーン・ライムシリーズ10作目。これも終盤に怒涛の展開が。本当に悪いヤツは誰だ?と考えさせられる。
    最初に11作目を買ってしまい、ずいぶん長い間積んだままになっていたけど、ようやく追いついた。

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    2023年06月27日
  • スティール・キス 下

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    現状の設定をあえて替え、そこから発生する事件や、他の事件が散りばめられ最後に収束する展開はさすが。
    エスカレーターや裁判、自動車の小ネタも盛りだくさんで勉強にもなる。

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    2023年06月24日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    ネタバレ

     ニームは人の本能の名残だ。のちにホモサピエンスとなる生物の心理的構成の一部で、生存に不可欠なものだった。初期の原人には、現代なら悪とか、犯罪と認識されるような行動が必要な場面がたびたび訪れた。つまり暴力に訴えたり、怒りや衝動、加虐的な気分、欲に屈服したりせざるをえない場面があった。しかし共同体が生まれ、発展するにつれ、そのような有害な衝動の必要性は薄れた。共同体を治める機関や軍隊、警察機関が、生存本能がそれまで果たしていた役割を引き継いだ。暴力や怒りなどの負の衝動は、不要になっただけでなく、共同体の利益違反するものとなった。

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    2023年06月18日
  • 石の猿 下

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    ネタバレ

    上巻を読み終えて、ここまでなかなかのめり込めていないと記しました。

    が、やはりディーヴァー、やはりライム!

    ギアを上げたかの如く急激に来ましたねぇ~

    という事で、少し本作について触れておきましょう。

    本作はニューヨーク州ロングアイランド沖の洋上から始まります。

    中国からの貨物船、福州竜丸は不法移民を乗せ嵐の中、ようやく目的地近くまで辿り着きます。

    しかし、そんな福州竜丸の動きは既に警察に監視され、沿岸警備隊が待ち受けていました。

    警察の目的は国際的に指名手配されている蛇頭のゴーストを捕まえること。

    そうです、本作では巻頭よりライム、サックスが追う犯人は明確にされています。

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    2023年06月12日
  • 真夜中の密室

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    リンカーン・ライムシリーズ久々の作品。とあるミスからニューヨーク市警の顧問を解雇されてしまうライムですが、そこは回りの協力もあって、ロックスミスなる新たな敵との丁々発止のやりとりは今まで通り。複数の事件が交錯しながら、あっと驚く展開に今回も脱帽。ライムのシリーズは犯罪者との知的な駆け引きが抜群でどれも最高です。

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    2023年05月23日