ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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優秀なエンジニア、アリソンが娘とともに姿を消した。DVで投獄されていた元夫ジョンが突如出所、彼は自分を告発したアリソンを憎んでいるという。元刑事であるジョンは、そのスキルを駆使して逃亡したアリソンを追っていた。ジョンより早く彼女を発見してほしい――コルター・ショウのもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はアリソンの雇い主。彼も事態を深く憂慮していたのだ。しかしほどなくして、ジョンと関係の深い犯罪組織からも二人組の殺し屋が送り込まれたことが判明した――
逃げる母娘。追う三組のプロ。熾烈な追撃と反撃の末に明らかになる真実とは? 反転する構図、二重底三重底の策謀、伏線と見えぬ伏線、すぐそこにあったのに目に見えていなかった大犯罪――。
壮大な「かくれんぼ」サスペンスを堪能いたしました。 -
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音楽学校で起きた殺人事件の犯人を追い詰めた警官隊は、閉じられた空間から煙のように消えた犯人に驚愕する。
マジックの修業経験がある犯人“魔術師”を追うリンカーンたちだか……。→
シリーズ5作目。
犯人はまさかのイリュージョニスト。開けられない鍵はなく、早替えで瞬時に別人になり、あるはずのものを消し、ない空間に物を呼び出す……。
これは……ある意味タブーでは?となった。捕まえるの無理じゃね?(笑)
まぁ、きちんと解決するんだけど、読みながら「いやいや無理だろ」
って気持ちが先立ちなかなか入り込めなかった(たぶん私だけ)
マジックやサーカスに魅力を感じないタイプだから、ストーリーそのものはあまり好みじゃなかったけど、リンカーンサイドのキャラの絡みは今回も良き。とても良き。
シリーズものとしてはとても楽しい作品。
あと、原題がいいんだよなぁ -
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リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。
もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄惨な事故現場。しかしこの誤作動は、事故ではなく嘲笑する殺人者による狂気の犯罪であるというもの。
主人公のリンカーンより、アメリアと犯罪者との追跡と逃走、犯罪者の駆使するディジタル機器への仕掛けと、それらが誘発する思わぬ展開が見どころとなる。何故エスカレーターは落下したのか? 何故、アメリアの捜査する建物が火焔に包まれたのか? 久々のオープンなアクションとスケールの大きさ、そこにディジタル犯罪という新手の闇が加わることで、本シリーズとしては捜査側が最も攪乱される事件と言える一作である。
誤作動を武器とする犯罪、という一点で連続する、捜査側としてもあまりに予想外の殺人が連続する。まったく予想もできないディジタル・ノイズにより、日頃便利と感じている家電製品や最新建築技術が、人を殺傷する武器と化す。本作は、世界に普及しなお進歩を遂げてゆくディジタル機械に対し警鐘を鳴らすものであり、我々が日頃便利と感じている生活のあれもこれもが、誤作動による思いもかけぬ危険な敵に変貌する有様を描いてゆく。ページを進めるにつれヒートアップしてゆく犯罪と、それを駆使する悪魔のような犯罪者を、ライムとサックスがどのように追いつめてゆくことができるか?
また本作では印象的なゲスト、ジュリエット・アーチャーが登場する。疫学研究者でありながら車いすでライムのラボにインターンとして日参するなかなかの切れ者アシスタントである。ライムのラボにライムとジュリエットの車いすが行き交うという科学捜査本部(?)の様子も本書では犯罪小説とは別個の読みどころとしてシリーズ作品ならではのアクセントも置かれている。ジェフリー・ディーヴァーのサービス精神が相変わらず光る。そう感じさせる作品である。 -
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リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。
もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄惨な事故現場。しかしこの誤作動は、事故ではなく嘲笑する殺人者による狂気の犯罪であるというもの。
主人公のリンカーンより、アメリアと犯罪者との追跡と逃走、犯罪者の駆使するディジタル機器への仕掛けと、それらが誘発する思わぬ展開が見どころとなる。何故エスカレーターは落下したのか? 何故、アメリアの捜査する建物が火焔に包まれたのか? 久々のオープンなアクションとスケールの大きさ、そこにディジタル犯罪という新手の闇が加わることで、本シリーズとしては捜査側が最も攪乱される事件と言える一作である。
誤作動を武器とする犯罪、という一点で連続する、捜査側としてもあまりに予想外の殺人が連続する。まったく予想もできないディジタル・ノイズにより、日頃便利と感じている家電製品や最新建築技術が、人を殺傷する武器と化す。本作は、世界に普及しなお進歩を遂げてゆくディジタル機械に対し警鐘を鳴らすものであり、我々が日頃便利と感じている生活のあれもこれもが、誤作動による思いもかけぬ危険な敵に変貌する有様を描いてゆく。ページを進めるにつれヒートアップしてゆく犯罪と、それを駆使する悪魔のような犯罪者を、ライムとサックスがどのように追いつめてゆくことができるか?
また本作では印象的なゲスト、ジュリエット・アーチャーが登場する。疫学研究者でありながら車いすでライムのラボにインターンとして日参するなかなかの切れ者アシスタントである。ライムのラボにライムとジュリエットの車いすが行き交うという科学捜査本部(?)の様子も本書では犯罪小説とは別個の読みどころとしてシリーズ作品ならではのアクセントも置かれている。ジェフリー・ディーヴァーのサービス精神が相変わらず光る。そう感じさせる作品である。 -
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ネタバレ懸賞金ハンターのコルター・ショウシリーズ第三弾。
前二巻で伏線となっていた父の死の謎が解明されるのがメインです。
逆に、これまでメインだった懸賞金ハンターの仕事はサブになっています。
まずは、組織をバックに持つ兄とのタッグは世界最強と言っても良いかもしれません。
絶体絶命な場面でどんでん返しの後説明があるのですが、運ではなく先を見通したサバイバリストのDNAが凄すぎます。
基本的にはコルター視点で物語が進むのでお兄さんがおいしいところを全部持って行った感じがありました。
一旦、これまでの伏線もすべて解消して、事件解決もしているのですが、続編がありそうなので期待したいと思います。 -
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事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リストって何なの?
読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。
と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわかっているのにどんでん返しがあるのか? と思いましたが。ありました。なんとまあ、そういう仕掛けだったのか! -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻を読み終えて、ここまでなかなかのめり込めていないと記しました。
が、やはりディーヴァー、やはりライム!
ギアを上げたかの如く急激に来ましたねぇ~
という事で、少し本作について触れておきましょう。
本作はニューヨーク州ロングアイランド沖の洋上から始まります。
中国からの貨物船、福州竜丸は不法移民を乗せ嵐の中、ようやく目的地近くまで辿り着きます。
しかし、そんな福州竜丸の動きは既に警察に監視され、沿岸警備隊が待ち受けていました。
警察の目的は国際的に指名手配されている蛇頭のゴーストを捕まえること。
そうです、本作では巻頭よりライム、サックスが追う犯人は明確にされています。
あと一歩(これはある意味いつものパターン)というところで、事もあろうにゴーストは不法移民を乗せた福州竜丸を爆破し、船もろとも多くの人々を沈めてしまいます。
※仕事の為、一旦ここまで※
↓
※続きです※
何とか救命ボートで高波を乗り越え、岸に辿り着いた移民達、しかし、ゴーストはそんな彼等を追い、数名を殺害。
生き延びた10名の移民。
消えたゴーストは生き延びた移民達を皆殺しにする為に追いかける。
ゴーストが移民達を見つけ殺害するのが先か、それともライムとサックスがゴーストよりも先に消えた移民達を見つけるorゴーストを捕まえるのが先か!!
これが本書の大筋です。
姿を表さないゴースト。
そして本書により深みを与えるのが謎の密入国者ソニー・リー。
助演男優賞おめでとう(((o(*゚▽゚*)o)))って感じですよね♪
微細な証拠を積み上げ、知識と推理を総動員して辿り着く驚愕の真実。
上巻のなんだかチマチマした感じがウソのような下巻のスピード感。
そして詰め込まれるどんでん返し。
これぞディーヴァー!これぞリンカーン・ライム!!
積読まみれの読書生活ですが、積読がまだまだある事が嬉しいと思えるシリーズです♪
内容(「BOOK」データベースより)
冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついにゴーストの残した微細証拠物件を発見する―見えざる霧のような殺人者は何者なのか?大人気シリーズ第4弾。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ディーヴァー,ジェフリー
1950年シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる
池田/真紀子
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)