ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • スティール・キス 下

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     リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。

     もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄

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    2023年08月06日
  • ファイナル・ツイスト

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    ネタバレ

    懸賞金ハンターのコルター・ショウシリーズ第三弾。

    前二巻で伏線となっていた父の死の謎が解明されるのがメインです。
    逆に、これまでメインだった懸賞金ハンターの仕事はサブになっています。
    まずは、組織をバックに持つ兄とのタッグは世界最強と言っても良いかもしれません。
    絶体絶命な場面でどんでん返しの後説明があるのですが、運ではなく先を見通したサバイバリストのDNAが凄すぎます。
    基本的にはコルター視点で物語が進むのでお兄さんがおいしいところを全部持って行った感じがありました。
    一旦、これまでの伏線もすべて解消して、事件解決もしているのですが、続編がありそうなので期待したいと思います。

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    2023年08月01日
  • オクトーバー・リスト

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    事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リストって何なの?
    読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。
    と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわか

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    2023年07月30日
  • カッティング・エッジ 上

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    ネタバレ

    元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第14作。

    今作も複数回のどんでん返しがあり、楽しく読めるが、犯人が毎回早々と明かされてしまうため、フーダニットの楽しみが少ないのは残念。
    ウォッチメイカーの影がちらつくが、本人の再登場はまだ先のよう。

    人間関係の変化として、リンカーンとプラスキーとの掛け合いが親密さを増しているのが微笑ましい。

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    2023年07月18日
  • カッティング・エッジ 下

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    毎回毎回、よくこんなストーリーを思いつくなあと感心します。
    ダイアモンドとその背景に関する雑学が盛りだくさんで
    勉強になった。
    ラストのラストで宿敵が出てきて、ライムとの直接対決がいつになるかはわかりませんが楽しみです。

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    2023年07月14日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    リンカーン・ライムシリーズ10作目。これも終盤に怒涛の展開が。本当に悪いヤツは誰だ?と考えさせられる。
    最初に11作目を買ってしまい、ずいぶん長い間積んだままになっていたけど、ようやく追いついた。

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    2023年06月27日
  • スティール・キス 下

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    現状の設定をあえて替え、そこから発生する事件や、他の事件が散りばめられ最後に収束する展開はさすが。
    エスカレーターや裁判、自動車の小ネタも盛りだくさんで勉強にもなる。

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    2023年06月24日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    ネタバレ

     ニームは人の本能の名残だ。のちにホモサピエンスとなる生物の心理的構成の一部で、生存に不可欠なものだった。初期の原人には、現代なら悪とか、犯罪と認識されるような行動が必要な場面がたびたび訪れた。つまり暴力に訴えたり、怒りや衝動、加虐的な気分、欲に屈服したりせざるをえない場面があった。しかし共同体が生まれ、発展するにつれ、そのような有害な衝動の必要性は薄れた。共同体を治める機関や軍隊、警察機関が、生存本能がそれまで果たしていた役割を引き継いだ。暴力や怒りなどの負の衝動は、不要になっただけでなく、共同体の利益違反するものとなった。

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    2023年06月18日
  • 石の猿 下

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    ネタバレ

    上巻を読み終えて、ここまでなかなかのめり込めていないと記しました。

    が、やはりディーヴァー、やはりライム!

    ギアを上げたかの如く急激に来ましたねぇ~

    という事で、少し本作について触れておきましょう。

    本作はニューヨーク州ロングアイランド沖の洋上から始まります。

    中国からの貨物船、福州竜丸は不法移民を乗せ嵐の中、ようやく目的地近くまで辿り着きます。

    しかし、そんな福州竜丸の動きは既に警察に監視され、沿岸警備隊が待ち受けていました。

    警察の目的は国際的に指名手配されている蛇頭のゴーストを捕まえること。

    そうです、本作では巻頭よりライム、サックスが追う犯人は明確にされています。

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    2023年06月12日
  • 真夜中の密室

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    リンカーン・ライムシリーズ久々の作品。とあるミスからニューヨーク市警の顧問を解雇されてしまうライムですが、そこは回りの協力もあって、ロックスミスなる新たな敵との丁々発止のやりとりは今まで通り。複数の事件が交錯しながら、あっと驚く展開に今回も脱帽。ライムのシリーズは犯罪者との知的な駆け引きが抜群でどれも最高です。

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    2023年05月23日
  • エンプティー・チェア 上

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    今作はいつもとは違う場所でのお話。いつメンはライムとアメリアとサムだけ。ライムがいつものキレッキレの指示を出せないのが窮屈そう(笑)

    田舎町ならではの犯人はわかっている……からの!
    うわぁぁぁぁ!ラスト!ラストよ!いいところで区切るね〜(笑)
    これは下巻が楽しみ!

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    2023年05月10日
  • ブラック・スクリーム 下

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    今回は意外さは控えめ。でもその分、イタリアの捜査機関の人たちが魅力的で、中でもスピロ検事は、最初は嫌なやつでしたが、だんだんすごくいいやつに思えてきました。今後のシリーズでも、エルコレとともに、どこかで絡んで欲しいなと思いました。また意外さは控えめと言いながらも、ストーリーも安定の面白さで、やっぱり大好きなシリーズです^_^オマケ収録の『誓い』も、シリーズのファンには必読の内容。舞台となるイタリアのベッラージョ。思わず調べましたが、行ってみたい!

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    2023年05月05日
  • ボーン・コレクター(下)

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    四肢麻痺捜査官のリンカーンライムシリーズ。
    いわゆる安楽椅子探偵もの。

    被害にあう様子があまりにエグくてグロで、なかなか読むのが進まなかったけど、下巻はまさに一気読み。犯人、そうきたか!!!!
    ほかのシリーズも読んでみたい!

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    2023年04月29日
  • オクトーバー・リスト

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    時間軸を逆にしたからこそ面白い。
    そうでなければ、ディーバーが好むジェットコースターにも、大どんでん返しにもならなかったと思う。
    こういう小説の校正、大変そう。

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    2023年04月28日
  • ボーン・コレクター(上)

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    本の雑誌・どんでん特集で、ディーヴァーは基本と書かれていて、実際取り上げられていた作品も多かった訳だけど、そういえば読んでないなってことで、まずは大前提の本作から。オールタイムベスト級ってことで。確か映画版は観た気がするんだけど、内容は完全に忘却の彼方。ライムってこんなキャラなんだ⁉って、ちょっとイメージと違ったりもしたけど、内容はさすがのクオリティ。後半も楽しめそう。

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    2023年04月26日
  • ブラック・スクリーム 上

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    久々のライムシリーズ!堪能しました。今回の舞台はイタリア。エルコレ、ロッシなど魅力的な刑事たちが登場。いつもとメンバーが違っていますが、面白さは健在。この作家の面白さは下巻にありますので、今から楽しみです!

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    2023年04月23日
  • ソウル・コレクター 下

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    データマイニングという言葉は初めて聞きました。
    なかなか興味深い内容でした。
    犯人は殺し屋ではないですが、ある意味最強ではないでしょうか。

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    2023年04月16日
  • 真夜中の密室

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    相変わらず一気に読めた。本作も十分面白かったが、リンカーンライムシリーズも15作目となると、どうしても同じような印象で初期のようにドキドキしながら読むことはなくなった。でもこれだけ長く高い水準を維持しているのはさすが。

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    2023年04月08日
  • 007 白紙委任状(下)

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    ディーヴァー作の現代的なボンドストーリー。ダニエル・クレイグボンドのイメージで読めて、ディーヴァーらしいどんでん返しが楽しめる良作。敵のキャラクターも007的気持ち悪さがあって、違和感はない。007という決まったフォーマットであっても、圧巻のクオリティで素晴らしい。

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    2023年04月08日
  • ウォッチメイカー 下

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    ネタバレ

    相変わらず魅力的な犯人に、今回は魅力的な捜査官も登場してその対決がなかなか面白かった。
    アメリカの刑事ドラマによくある、二つの事件を同時進行させながら、やがては交錯するとゆう展開にさらに一捻り。キネシクスのうんちくも興味深い。
    ウォッチメイカーの今後の登場に期待。

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    2023年03月26日