ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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文春ミステリーベスト10の1位発表を見て、リンカーン・ライムシリーズの記念すべき第1作「ボーン・コレクター」を読んだのが2000年。それから約四半世紀の時を経てシリーズ第2作となるこの「コフィン・ダンサー」をようやく読んだ。キャラ設定など覚えているはずもなく、ほぼ新作のつもりで読んだが噂に違わずとても面白かった。
リンカーンは安楽椅子探偵ならぬ車椅子探偵だ。しかも最先端の機器を駆使して超微細証拠物から科学的な推理を行う。この一見「静」にも見える行動は非常にアクティブで「動」的だ。またアメリアを始めとする動けるキャラクターたちも銃撃戦はあるわ、飛行機は落ちそうになるわで全てが「動」に満ちた作品になっていて、安楽椅子探偵ものという事を忘れそうにさえなる。そして最後までどんでん返しが続くところも巧さがあり、長期シリーズ化されているのも頷ける内容だ。
安楽椅子探偵もので有名どころといえばミス・マープルや隅の老人か。私は歴史系の安楽椅子探偵ものが好きで「時の娘」や高木彬光の「成吉思汗の秘密」はお気に入りの作品だ。
リンカーン・ライムは既に安楽椅子探偵の代表の一人になっているようなので、これから他の作品も読んでみようと思う。 -
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初めてリンカーン・ライムシリーズに挑戦。
面白かったけど、これほど有名で評価の高いミステリー小説のわりに読みづらくてしんどく感じました。
カタカナの登場人物がたくさん登場するのに、姓名のどちらも使われているので誰が誰だか、というのは海外小説なので仕方ないとして、過去の事件や物語の中の小説が出てきたり、専門用語が多く何のことだかわからなかったり。そして一番困惑したのはこれまで読んだどのミステリー小説よりも鑑識現場などの情景がイメージしづらく感じたところです。
展開はスピード感があり、どんでん返しも面白かったです。
映画も有名なためか、いかにもハリウッド映画らしいシーンを何度も想像しながら読みました。
他のリンカーン・ライムシリーズを今後読むかは悩み中。 -
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博物館内にある図書室で解放奴隷の記事を読んでいたジェニーヴァは何者かに襲われた。現場に残された証拠品から強姦目的かと思われた事件はやがて様相を変えていき……140年前と現在を繋ぐ事件の行方は→
アメリカの黒人奴隷解放や憲法成立が語られるシリーズ6作目。
“5分の3の人間”という意味が最初わからなかったんだけど、読み進めていくと「あぁ」となるし、マジ選挙行こうって思った(本筋と関係なし)
物語としては今作も見事にひっくり返してくれる。何度も。マジで何度も(笑)→
今作は私の推しであるベルが出ずっぱり(ジェニーヴァを警護する係なので)で嬉しい。もう一人の推し、デルレイもいいとこで登場するし、キャラ小説としてもホクホク。
あと、ラストがとてもいい。物語のベースが辛いだけに、ラストの主要キャラの決心には光が見えてとても良い。 -
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ネタバレ毎回、作者のドンデン返しの妙と言ったら、全くもって他の追随を許さない次元にあると思う。
と、思うのだが、そこは逆に愛読者所以の悲しさか、巧みにミスリードされてはいても何とは無しに匂ってしまうのだ。誤導へのいざないが(笑)。
だから、今作の恐らく最も大きなドンデンは『だよね!』だった(と、嬉しがる所がガキだよな…)。
ただ、
驚きでは無いけれど、ある人物の死については意外だった。
私の覚えている限りでは作者の過去作(ライム、ダンス、今シリーズは全て既読)に於いて、作中私が好感を抱いた人物に起きた悲劇は『石の猿』のかの彼ひとりを襲った1件のみだったから(確かトムさんもシリーズ1作目で亡くなった筈だが、次作以降シリーズ化に伴い復活!)。
なので、手放しのハッピーエンドとはいかなかった。
とはいえ、最高にスリリングな冒険譚!
とにかくショウがヤバいほどカッコええ〜て
そりゃモテるわ(嫉)!
で、立ち止まれない男の物語は続く模様。
勿論、ライムにも会いたいけれど、ショウの今後も期待大!
ダンスやパーカーみたいにまさかの共演なんてことも…。
今後の共闘確率は…40パーセントか?
結びに、
本筋とは異なるが、作中非常に興味深い一節があった。
それはある精神科医の考察で、
人間とは原初的な不安や恐怖を抱いており、それらを相殺し払拭する為に種々の感情を使役していると云うもので、作中のある人物の場合はその感情は怒りであった。
内省的な不安、恐怖のみならず、実際的なスーパーネガティヴに晒されている2023年の世界に於いて、それでも前に進む為には、たとえ一時しのぎ的なものであったとしても、私は怒りや悲しみではなく、喜びや楽しさを使役する事でそれらを払拭したい。
最近目にしたスピリチュアル系の記事に『争いを望まないのであれば反戦に怒りを燃やすのではなく、ひたすら平和を想起、イメージする事だ』とあった。
先の考察からすると、このメッセージもあながち荒唐無稽なものでは無いと思った。
ささやかではあるが、今作の様に良質な作品を読むことも私の心に光を灯し前進への手引きとなってくれる大切なサバイバルツールなのだ。
さしずめ
『闇にとどまるべからず』かな。
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実は読み終えてたんです下巻
最近とても慌ただしくて、移動時間だったり 長引く美容院でだったり 休憩時間だったりにコツコツと読み進めていました 正に点滴穿石
そしてこのレビューはなんだか眠れないそんな15の夜にヒャッと綴っているので変態仕様です
ダンサーとの最終決戦
内容が記憶中枢からやや漏れ出しているのは否めないのだが、完全に鼻血ブーした事だけはしっかりと覚えている それはもう上巻のレビューを読むと赤面しちゃう程に
私は飛行機に全く興味が無いのだが、本書はダンサーのターゲットであるパーシー・クレイを主軸とした要所要所で中々濃密な飛行機描写がある
確信したが、私は飛行機に興味が無いのではなく ただ単純に全く理解できない事に気付いた
エンジンの話をされても、機材の名称を並べられても知識として存在していない
いつもフルスクリーンの脳内社畜が全く機能しない いきなりの休日をどう過ごせと?
という私の低スペック脳を受け止め、状況把握を捨て、愛情は全てライムとダンサーに捧げる事にした 比率は3:7くらい
決着は一瞬
勝負がどんなに長引こうとも、首を摂られる時は一瞬だ しかしなんとまぁ、ライムの戦いはまるで将棋みたいだ
静かで激しい読み合いの心理戦
ライムが放った「王手」の一声は、確実に「勝利」の二文字に変換される
この瞬間、飛ぶぞ
因みに、下巻を読み始めてすぐ書き留めていたメモにこんな物がありました
【残りの生存者パーシーの存在がサックスとライムの仲を掻き回す!うひょ!】
この時の自分のテンションが思い出せません -
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終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト
■あらすじ
怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っている、そして身を案じる仲間たちが娘を連れ戻しに行ったのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
終わりから始まるミステリー。
なかなかのパワーワード、どんな物語なんだ?と思われるかもしれませんが、実はそのまんまです。最終章である「第36章」から時間が巻き戻るように物語が綴られていき、ラストは「第1章」で幕を閉じるという作品。私が大好きな映画「メメント」に近い進行ですね。
本作、漫然と読み進めてしまうと混乱しがちなので、ノートに人物と関係性を書くのがオススメです。人物は多くないので手間がかかるほどでもないですし、人間関係を理解できたほうが絶対楽しめますよ。
さて物語ですが、とにかく分からないことばっかりなのに、常に差し迫った状況なんです。しかもさらに不安を掻き立てるような情報が交錯してくるから、さらに胸騒ぎが大きくなっていく。
こいつ何者なの?何故こんなことするの?オクトーバーリストって一体なんなのよ?
先に気になってしょうがないので読み進めるのですが、そうです本作は逆進行。読めば読むほど、むしろ気になることが増えてくるという恐ろしい展開。でも気になるから読み進めちゃう…そしてまた分からないことが増える…助けて。
ただすべてが分からないわけではなく、先に戻ることによって判明することも出てくる。場面も人物も次々切り替わったり、細かい展開もスピーディでストーリーテリングが上手いのよ。めっちゃ楽しく読み進められました。
そして本作は登場人物の距離感が素晴らしいんです。特にメインの男女二人の関係性が見ものなんですよね~ 物語が進行する(遡る)ことによって、気持ちが少しずつ変化して(戻って)いく様子が面白いのよ。
そしてなんといっても物語の終盤(というか序盤)。そもそもどういう事件だったのか、娘の誘拐は何故おこったのか、オクトーバーリストとは何なのか… ついに謎が明らかになった時、あまりに綺麗な真相と収束に、とりあえず目ん玉が飛び出ました。
あっという間に「最初まで」読んでしまった、ドエンタメなサスペンスミステリーでした。
■ぜっさん推しポイント
全て読み終わって、あらためて最初の「第36章」や、各章を飛ばし読みをしてみる。あのシーンはどうだったのか、奴はどうなったんだ…なるほど、そういうことだったのかと唸ること請け合い。
そして本書は、各章の冒頭に関連する写真が添えられているんです。部屋に飾りたくなるような写真ばかりで大好き。私のイチ推しは「第10章 土曜日午前10時30分 45分まえ」の写真。皆さんはどの写真がお気に入りですか? -
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やっとヒボさんを追ってリンカーンライムシリーズ二弾、コフィンダンサーを手に取りました
直訳して棺桶が踊ってるのか、棺桶と踊ってるのか、はたまた「棺桶ダンス」という頭の上で手を三角に作ってにょきにょきするニュージャンルカルチャーなのか、TikTokで流行ってるのかなんなのか、タイトルだけでなんかもう脳内がブラック企業
本書内では「棺の前で踊る」だった。棺の前でTikTokはいかんだろ
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始まりはフィリップハンセン事件
悪事の証拠がたんまり詰まったパンドラのダッフルバックを破棄したハンセンが目撃者三人を抹殺するために殺し屋を雇う
惜しくも一人は亡くなったが、残りの二人をプロの殺し屋ダンサーから守るため、ライムはロン・セリットーから確保の手伝いを頼まれる
珍しく乗り気(ではないが割かしあっさり頼みを承諾した)ライムだが、どうやら過去にダンサーとの因縁があるらしい
「見られたから殺す」という過激派ジャイアン思考のハンセンの動機でライムvsダンサー第二幕が始まった
ライムとサックスは前作を引き継いで、早速仲睦まじい姿を拝めるのだが、やはりしっかりギスギスしている
捜査となると鬼のライム
彼の手足となるサックスはそりゃもうたまったもんではない同情する 金はやらん
しかし、仮にライムの手足が動けばそれだけ必死に動き回るであろう事をサックスもわかっているのだろう
無茶な移動を要求されようが、爆発に巻き込まれようが、チャラい警官に品の無いナンパをされようが、彼女は諦めない
中々頻繁に、そして強めに悪態は着けど、彼の信念を尊敬しその為に動く事に誇りを持っているように感じた 良い関係ですね
上巻はリモートチェスでもしてるのかと言わんばかりの裏のかき合いで平行線のまま幕を閉じた
静かだが壮絶な戦いのせいで忘れかけていたが、目撃者二人の運命と小物感強めな黒幕ハンセンの行く末も見届けたい
何よりも毎朝剃刀負けした顔で出勤する私の最推し、ジェリー・バンクス青年の事で頭がいっぱいなので早く下巻を召喚したいと思います
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【お知らせ】
久々の投稿、最後まで読んで下さりありがとうございました┏○
投稿頻度とログインが激減したにも関わらず、、いえ、自惚れかもしれませんが、いつも久々に投稿すると温かいコメントをくれる皆さんに申し訳がありません。私としてはどんなに間が空いた投稿でも
「あ、いたねこんな変態 またくだらん事書いてはるわ(ノ´∀`*)ぷーくすくす」といつも通り軽めに楽しく読んでいただけたら幸いです。
読書とここのレビュー漁りはやめまてん(´;ω;`)ちゅきだから
これからは何事もなくひょっこりはんするので何事もなく流し読んでくださいでもォォ!忘れないで(´;ω;`)
NORAxx