ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • 追撃の森
    殺し屋vs保安官補の手に汗握る一夜の対決

    ノンシリーズであるが、登場人物の設定がしっかりしているので物語にグイグイ引き込まれる。一晩の出来事を追う側、追われる側と視点を巧みに変えて、緊張感が途切れることなく描く手腕はさすが。ディーヴァーならではのどんでん返しもしっかり用意されていて期待を裏切らない...続きを読む
  • 12番目のカード 上
    リンカーン・ライムシリーズ第六作。

    犯人の動機や容疑者が二転三転して、面白かった。
    被害者の女子高校生ジェニーヴァの両親が、
    いつまでも旅行先から帰ってこないのはおかしいと思っていたが、
    まさか彼女が一人暮らしをしているとは考えつかなかった。
    どうりで「高校」が彼女にとっての「心のよりどころであり...続きを読む
  • 12番目のカード 下
    (上巻より)

    それに、高校に刑事が高校生として、潜入捜査しているのも面白かった。
    しかも札付きの少女として。
    生徒たちが大人びているアメリカの高校ならでは、という気もするが。
    あと、ちらっと前回の主人公、イリュージョニストが出てきたのも良かった。

    ハッピーエンド好きの自分としては、
    当然、ジェニ...続きを読む
  • クリスマス・プレゼント
    "16の短編集。ジェフリー・ディーヴァーさんの作品を初めて読む。映画化されたボーンコレクターは、好きな作品の一つだが、原作者を意識したことはなかった。
    本書に収められているいずれの作品もひねりのきいた作品ばかりで、最後まで読まないと、どんなお話になるかがわからない。
    私の好きな作品は、「ノクターン」...続きを読む
  • ボーン・コレクター(下)
    上巻はなかなか波に乗れずダラダラと読んでしまったのだけれど、下巻に入り一気にスピードアップ。
    犯人がわかった時は思わず『え!』と声を出してしまった。
    ライムとサックスの恋とも友情とも言えない関係性がなんとも言えず良い。
    介護士のトムも口うるさいお母さんみたいで好感が持てる。
    ライムの状況が少しでも良...続きを読む
  • 12番目のカード 下
    シリーズ第6弾。女子高生ジェニーヴァが襲われそうになるところから始まる。現場に残された一枚のタロットカードの意味は。その後も狙われるジェニーヴァ。ライムたちはいつも通りひとつひとつの謎の検証していく。その捜査、推理から見えてくるもの。犯人の工作とライムたちとの駆け引きの面白さ、二転三転する展開。14...続きを読む
  • 魔術師 上
    リンカーン・ライムシリーズ第五作。

    イリュージョニストのお話。
    犯人の狙いがくるくると変わって戻ってきたのには、
    ちょっとがっかり。
    前作で実力を認めていた中国の刑事を死なせてしまった反省からか、
    新人イリュージョニストに手を貸す場面は余計な気もする。

    (下巻へ続く)
  • 魔術師 下
    (上巻より)

    いろいろなマジックの種明かしがあるのも面白かったし、
    ライムが犯人に襲われて、
    アメリアが事情聴取する場面は面白かった。
  • 石の猿 上
    リンカーン・ライムシリーズ第四作。

    前作がNYを離れた事件で、
    その土地柄を生かした作品だったので、
    NYに戻ったこの作品はちょっと刺激性が足りなかった。
    中国文化や近代史がその刺激性だったのかもしれないが、
    日本人には未知の世界ではなかったからかも。

    そもそも、表紙の絵が孫悟空に見えない。
    ...続きを読む
  • 石の猿 下
    (上巻より)

    警察が先回りしているという展開に慣れてきたからかも。
    それと、ライムが手術を受けるか受けないかという話が、
    二作目からひっぱられていたからかも。

    病の父親が息子に一服盛って、
    自分が殺人犯と対決しに行った話が切なかった。
  • スリーピング・ドール 下
    いつものジェフリー・ディーヴァーのやり方だとわかりつつも、まんまとハマって一気読み。
    リンカーン・ライムシリーズ以外の作品は初めてだけど、海沿いの風景描写が新鮮。モンテレーのラッコはググって癒されました。

    そして下巻では、筋書きとの関連が見出せなかった「スリーピング・ドール」の意味も判明。細かな伏...続きを読む
  • エンプティー・チェア 下
    (上巻より)

    昆虫オタクの少年の家族の自動車事故までが故殺だったとか、
    NY刑事の従兄弟の保安官が悪者とか、
    殺人現場に花を手向けに来たために少年に攫われた女性も悪者とか、
    サックスに熱をあげていた保安官補も悪者とか、
    全く予想がついていなかった自分は、本当に騙され過ぎ。

    なにより、都会のNYよ...続きを読む
  • エンプティー・チェア 上
    リンカーン・ライムシリーズ第三作。

    舞台はNYを離れ、ノースカロライナ州へ。
    いわゆる南部。

    ライムが脊椎手術を受けるために訪れていたので、
    その手術の行方、受けるのか受けないのか、
    成功するのかしないのかも山場だが、
    陸にあがった魚なライムとサックスが追う犯罪の方も、
    山あり谷ありで面白かった...続きを読む
  • コフィン・ダンサー 上
    リンカーン・ライムシリーズ第二作。

    FBIの重要証人が殺され、因縁のある殺し屋だということで、捜査をすることになるライム。
    捜査そのものよりも、罠の張り合いが山場かな。

    守るべき重要証人であり、殺し屋の罠の餌、凄腕の女性パイロットを、
    アメリアは勝手にライバル視しているところが、
    ちょっとかわい...続きを読む
  • コフィン・ダンサー 下
    (上巻より)

    殺し屋と言えば、ゴルゴ13的な固定観念の持ち主としては。
    なんだか不安定な殺し屋だとは思っていたが、
    まさかそれも囮だったとはまったく気がつかなかった。

    高度を下げると爆発する爆弾を避けるため、
    高度のあるデンバー空港に着陸したのは面白かったけど、
    コロラド州は砂漠の州?
  • ボーン・コレクター(上)
    ネットで見かけて。

    同じタイトルだったにもかかわらず、
    昔見たことのある原作だとは全く思っていなかった。
    さすがに読み始めたらすぐ気が付いたが。

    映画で究極の安楽椅子探偵ライムの相棒を演じていたのは、アンジェリーナ・ジョリー。
    映像映えを考えて、美女にしたのかと勝手に思っていたが、
    原作もそうだ...続きを読む
  • スリーピング・ドール 上
    リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ
    人の動きから本性を見抜く
    人間嘘発見器の女性捜査官
    キャサリン・ダンスが主人公
    いきなり極悪なカルト教祖の男の脱獄を
    許してしまう…これだけでキャリアが崩壊しそうだけど…大丈夫なの!?…下巻へ
  • コフィン・ダンサー 下
    ライムシリーズ二作目
    卑怯なくらいどぎついどんでん返しを
    仕掛けてきて、思わず二度見した。
    コレは…と思いつつ面白くて読んでしまう。
    ボーンコレクターとの合わせ技で
    シリーズを全巻読むことを決意させられた作品
  • ロードサイド・クロス 上
    ディーヴァーさんに
    求めるレベルが高くなりすぎて
    ちょっとエンプティ・チェアーのときみたいな
    ダレた部分もあったけどやっぱ
    ツイストしてくるあたり流石火星人
  • ボーン・コレクター(下)
    ページをめくる手が止まらなかった。
    あ〜、面白かった。
    早速次のコフィン・ダンサーが読みたくなった。