誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前々から原作小説に興味はあって、文庫落ちしてから…と思ってたら先に漫画が出てくれたので(笑)、じゃあこっちから読んでみるかーと購入してみた次第。やはり少女マンガってこともあって、すごく絵が可愛いくて読みやすい。可愛いのに、ちゃんと磯山の気迫の鋭さとか抱えてる想いの重さとかが、充分に伝わってくるカンジ。剣道のシーンも、繊細なりに迫力あって雰囲気満点。原作を知らないのでストーリーについては忠実なのかどうなのかは判じかねますが、普通に“剣道を題材とした青春スポーツもの”と考えれば、まさに“掴みはOK”ってなカンジでしょうか。まだ1巻という序盤なりに、充分に先が楽しみな展開に仕上がっていると思います。
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Posted by ブクログ
誉田哲也さん版の“ブラックユーモア短編集”という感じで、どの話もどこかで見たような、でも読んでみるとちゃんと誉田作品になっている不思議な読後感でした。
短編なのでオチが読めるものもあるんですが、それでも「そう来るか…!」と軽く裏切られる瞬間があって、つい次の話へ手が伸びるタイプの一冊。
表題作「あなたの本」は、設定の面白さに対してラストが“そこだけそうなるかぁ…”という複雑さもありつつ、逆にその割り切り方が誉田先生らしい気もしました。
「見守ることしかできなくて」は、別の誉田作品を思い出すような切なさがあって好きなタイプ。
そして「交番勤務の宇宙人」は妙にほっこりして終わる、短編集の中の癒し -
Posted by ブクログ
姫川玲子シリーズ。
出だしは青春物かと思うような内容。徐々に複雑化して行く。20年前の失踪事件と女子大生殺害事件ともう一つの殺人事件。ここに警察出身の政治家が絡み、悪徳刑事達に何やら証拠隠滅の指示が出される。目まぐるしく展開が変わって行き、混乱してくる。
勝手に暴走する姫川が禁じ手の検察官と情報交換。この検察官が味方か敵か分からず、更に混乱する。
事件は意外な形で結末を迎えるが、スッキリしない終わり方。失踪事件だけ結果が出たが、他の2つは大丈夫なのだろうか。絡んできた政治家の結末や検察官との今後とか、疑問は今後の続きで解消されるのだろうか?
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Posted by ブクログ
誉田さんらしく、複数人の視点からストーリーが進んで、最初はバラバラでどう繋がるのかわからないくらいでしたが、そう繋がるのかと。
ある意味、繋がってほしくないところもありましたが。
フィクションだけどリアリティがある話。
私たちが知らないだけで、今この瞬間もどこかで起こっているかもしれない。
それが良いことなのか悪いことなのか、必要悪と言えてしまうのか、考えても答えは出なかった。
もちろん犯罪を暴くという意味でのメリットは大きいけれど、デメリットというか受け入れられるかどうかの感情論が大きいのかな。
ただ、これも今現在の価値観でのものなので、数年後、数十年後には変わるかもしれない。
安全と安心