誉田哲也のレビュー一覧

  • 主よ、永遠の休息を

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    通信社社会部の記者・鶴田吉郎は、コンビニ強盗の犯人逮捕を偶然スクープ。現場で遭遇した男から、暴力団事務所の襲撃事件について訊ねられた吉郎は、調査の過程で、14年前に起きた女児誘拐殺人事件の“実録映像”がネット配信されていたことを知る。犯人は精神鑑定で無罪とされていた…。

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    2018年06月17日
  • ドルチェ

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    元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり…(「ドルチェ」)。

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    2018年06月15日
  • 吉原暗黒譚

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    吉原を舞台にしたダークファンタジー的なミステリー。
    ちょっと宮部みゆきの時代劇x不思議系ミステリーに似た感じの作品です。
    誉田哲也氏の作品の中では、妖の華という作品に少し似た系統かなと思いました。
    彼の時代ものってあんまりイメージになかったですが、違和感なく、物語に引き込まれました。
    女性が魅力的なのはやはりというか、主役は冴えない八丁堀の役人なんだけど、元花魁の彩音というキャラが印象的。色っぽくて強い、やっぱ誉田作品には女性キャラだよなっていう感じです。

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    2018年03月04日
  • ドルチェ

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    しみじみ面白かった。

    誉田さんらしくもありらしくもなく、って感じの短編集。

    主人公の魚住久江は姫川玲子とも東警部補ともまったく違うタイプの刑事。捜査一課への誘いを断り所轄で日々起こる事件に関わることを望んだ刑事。自ら寂しさを抱えながら事件の被害者や加害者に優しさをもって関われる刑事。なんて魅力的なんだろう。

    エピソード自体は誉田さんの刑事ものとしては珍しくバイオレンスもエロもグロもなく、割と小ぶりで地味な事件しか起こらない。その一つ一つに丁寧に対応する魚住久江。淡々と短編が続く中、最後の作品のラストがなかなか泣ける。これはやっぱり誉田さんすげーわ。

    魚住久江シリーズ、続編は長編らしいの

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    2018年02月20日
  • 主よ、永遠の休息を

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    14年前に起きた少女誘拐殺人事件。
    犯人は精神鑑定の末、措置入院という形で社会復帰。
    それだけでも居たたまれないのに、そこにはまさかの「真実」が!
    面白くて頁をめくる手が止まらないが、同時に、同じような事件に遭遇された被害者を思うと儚く、悲しい。
    最後の3頁、涙が滲みます。

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    2017年10月13日
  • Qrosの女

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    駆け出しの芸能記者 矢口。
    芸能記者として、ベテランの域に入っている栗山。
    ブラックジャーナリストの園田。

    週刊誌が、事件をつくる能力が、
    最近もてはやされてるが、その暗部に光をあてる。

    なぜ スキャンダルを おうのか?
    という疑問をもっている。
    栗山には、タレントを自殺に追い込むような記事を書いた
    ことがあることで、一度挫折している。
    それを、バネにして、人間への優しさを確保しようとしている。
    週刊誌の記者なりの矜持があり、
    匿名のネットの暴露に対しては 義憤を感じたりする。

    何れにしても、誉田哲也のオンナを描くチカラを
    物語に 命を吹き込んでいるようだ。
    表に出たがらない貧乳の市瀬真

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    2017年09月28日
  • Qrosの女

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    CMで一躍有名になった謎の美女をめぐって、芸能記者の栗山がひょんな事から謎の美女を匿うことになり、彼女の問題を解決する。芸能事務所と週刊誌の微妙な関係と芸能記者の大変さが垣間見られる。

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    2017年09月06日
  • 吉原暗黒譚

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    「姫川玲子」シリーズで有名な誉田哲也さんの初の時代小説。
    普通の捕物帳とは少々異なり、ピカレスク臭もする。
    だが面白い。息つくひまなく、読んでしまった。
    続編が待ち遠しい。

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    2017年09月03日
  • レイジ

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    やっぱり誉田氏は読みやすいなぁ。
    ラスト畳み掛けるように終わってしまったのがちょっと残念だったけど、概ね良かった。
    どんな音が鳴ってるのか気になる。

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    2017年07月22日
  • 警官の貌

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    『常習犯』今野敏ーこんな世の中だといいのに、と願ってしまう敏ちゃん節。
    『三十九番』誉田哲也ーうぁー、あるのかもー。抑圧ってこうはじけるのか。
    『シザーズ』福田和代ー長編向き?城氏の家庭の事情がそうとう邪魔な気が。
    『見ざる、書かざる、言わざる~ハーシュソサエティ』貫井徳郎ーふむ。設定がこうだとしたら、こう進むかもな。でも海外に弱いから、日本人。

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    2017年06月13日
  • 主よ、永遠の休息を

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    ネタバレ

    主人公(男性)、主人公(女の子)、親(女の子のお父さん、犯人のお母さん)の3つの視点に立ってみると、みんな何とか最善を尽くそうとしていたのだと思う。特に私は心理描写のない親の気持ちを想像して、胸がキリキリした。

    子供(大切な人)がこんな状況になったとき、「正しい」選択ができるのだろうか・・・きっと出来ない。だからこそ、この話は「救いようがない話だ」と感じてしまうのだと思う。

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    2017年03月14日
  • 主よ、永遠の休息を

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    ネタバレ

    ほとんどイッキに読み終えたとき、周りの空気が一瞬薄くなったような気がした。
    そして何より、まったくこの話のとおりではないにしても、似たような被害にあった子供や稲垣みたいにな人間がいるという現実に気が滅入る。

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    2017年02月26日
  • 主よ、永遠の休息を

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    誉田作品初です。
    想像以上にキツイ内容でしたが、一気読みでした。
    読みやすい文章で、入り込みやすかったし途中、ほんとにドキドキしたり怖くてたまらなかった。
    何日か引きずりそうです。

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    2016年12月20日
  • Qrosの女

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    芸能界って面白い!

    いやいや、この本が面白かった!

    全く興味を持たない芸能界。CMがどのように作られて、芸能雑誌がどのように作られているかなんて待ってく知らないし、まずもって興味がわかない。

    読み進めていくと、いつものごとく話が頭の中で繋がっていかない。

    登場人物は少ないが、なぜ?となっている中、半分を過ぎた頃から、「もしや」とい思いが

    そして、ふむふむと言う思いに。

    しかし、最後にどんでん返しが。

    いやー、楽しませて頂きました。

    さわやかな文章で、人間の内面を描く、この作風にも共感を持てました。ありがとうございました。

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    2016年11月03日
  • Qrosの女

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    ネタバレ

    わずかなきっかけでアパレルブランドQrosのCMに出演することになった、女性。
    CM出演を秘匿にしたため、謎が謎を呼び一躍謎の美女「Qrosの女」としてネットで騒がれることになる。

    本人、追うマスコミ、章毎に視点が代わり描かれていく。
    真犯人がイマイチな感じだったのと、「Qrosの女」本人がもっと孤高のタイプの方がよかったかな。

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    2016年10月30日
  • Qrosの女

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    作品終盤に掛けて、様々な伏線を回収し謎が解けるミステリー。安定感のある文章で面白い作品。誉田哲也氏の好きな方の作品。

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    2016年10月27日
  • Qrosの女

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    いただいた本です。ストロベリーナイトとか怖いイメージがあったけど、今回はグロさはなかった。すごく楽しく読めました。

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    2016年10月14日
  • 主よ、永遠の休息を

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    初めて読んだ誉田作品。
    交互に視点が変わるけど、ちゃんと頭が切り替えれるので、読みやすかった
    最後は、そうなるかぁ、、、って思ったけど、そうならないと、救いが無いと思った。(消去法的な意味で。)

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    2016年09月12日
  • レイジ

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    音楽を通した青春小説。
    場面がテンポ良く変わっていくのもいいですね。
    二人が最後に分かり合えるというのも、礼二が復活するのも、べたではあるけれどいいですね。
    若い時のつながりというのは、いいものです。
    友哉の結末は、ちょっと拍子抜けだけど、暗く重くなりすぎないということでいいかもね。

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    2016年08月15日
  • 武士道シックスティーン

    購入済み

    青春って

    いいなぁ東京思います

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    2016年06月13日