誉田哲也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
天才的な音楽センスを持つ柏木夏美の物語
柏木夏美19歳はロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト
いよいよメジャーデビューという矢先、夏美が敬愛するボーカルの城戸薫が亡くなってしまう
警察によると自殺という事だが、致命傷となる傷以外にも手に不審な傷があったという
また、名前も偽名の可能性があるという指摘
夏美は薫の死の真相と来歴を調べるために行動に出る
続編の「ガール・ミーツ・ガール」を先に読んでしまっていたので
それぞれのキャラクタ性はある程度把握済み
芸能事務所 フェイスプロモーションの宮原裕司
夏美と視点が交互に描かれるので、夏美の物語に客観性が加わる
それにしても、新潟の懐かしい地名がいくつか
湯沢はまぁそんなに馴染みはないけど、小千谷の駅のショボさは知ってるし、黒崎PAなんて懐かしすぎ
新潟は結構長いので、地理を把握しているとどれだけ無駄に移動しているかがわかる
続編を先に読んでしまったわけだけれども
今作を読めば、打ち込みではなく生演奏、ソロではなくバンド、ピアノでテレビ出演できる理由がわかる
あと、一番不思議なのが真緒の立ち位置
続編ではそんなに活躍の場がないし、今作でもそんな結末でいいのかと思うくらいに許されてる不思議 -
Posted by ブクログ
ロックなギタリスト柏木夏美の青春音楽物語
序盤、前のバンドで自殺云々と出て来てて、中盤でその真相の探偵をしたというあたりで「もしかして前作があったりする?」と思って調べたらシリーズ2作目だった
気付いたときには時すでに遅しだったので、前作も後追いで読む予定
タイトルか表紙裏のあらすじにでも続編だとわかるようにして欲しいなぁ……
デビュー予定の柏木夏美とマネージャーの宮原祐司の視点で交互に描かれる
ミュージシャンを手掛けるのは初の芸能事務所フェイス・プロモーション
自分の知らない間にデビューのあれこれが進行している状況
打ち込みでななく生演奏、ソロではなくバンドにこだわる夏美
6年前に失踪した父親からの連絡
合わないと思っている島崎ルイの事務所移籍の可能性
さらにバックバンドとしてギターの演奏のオファー
島崎ルイの所属事務所の社長兼プロデューサー兼恋人の秋吉とのいざこざ
大晦日に生演奏のテレビ出演という離れ業実現のためのあれこれ
ってか、井場さんの演奏聞いてみたいw
定番の振りをぶっ壊す親父のオチ
真緒の物語上の役割ってどんな立ち位置なんだー
色々とご都合な展開もあるけれども、こんな話は結構好き
島崎ルイを最初は気に入らなかったけど、接していく中で違いを認識しながらも親しくなる過程
武士道シリーズの香織と早苗を思い出しますねぇ
前作では自殺者がいるので人が死なない話ではないようですけど
私はこれ系の誉田哲也が好きなようだ -
Posted by ブクログ
魚住久江。
警視庁練馬署の組対課強行犯係所属。階級は巡査部長で年齢は 42 歳。まさに油の乗った捜査官だ。その女性警察官の活躍を描く警察サスペンス。シリーズ2作目。
◇
外食チェーンの専務が誘拐された。犯人は専務の携帯を使い、身代金2千万を要求するメールを社長の携帯に送りつけてきたという。さらに店長の村瀬も専務とともに拉致されているこもわかった。
事件を所轄する中野署に本庁との合同捜査本部が設置され、他の所轄にも1人ずつの応援要請があった。練馬署から召集された久江が捜査本部に駆けつけると、かつて同僚だった金本の顔が。はからずも懐かしいコンビが復活し、極秘裏に聞き込み捜査が始まった。
序章及び終章と本編24章段からなる。
なお物語は、久江と村瀬、双方の視点で交互に描かれる。
* * * * *
キーパーソンになったのは、不法滞在の中国人女性。本名は楊白瑶で27歳。( 作品タイトルは「白の女」という意味で白瑶を指す。)
白瑶は留学のため来日したものの、学業が続かず退学。在留資格を失っても帰国せず、瑶子という源氏名でキャバ嬢をしながら日本に留まり続けていました。仮に不法滞在が発覚すれば強制送還となります。そこで浮上してくるのが偽装結婚。
ここまでは、他の警察ミステリーでもよくある設定です。
でも誉田さんはそこにきちんと味付けをしてくれました。
偽装結婚の関係のはずの2人に純愛を絡ませ読み応えのあるストーリーに仕立てているし、副島専務の小悪党感も2人の愛を引き立てるのに十分。さすが誉田さんです。
白瑶の純愛の相手となるのが天涯孤独な41 歳の村瀬邦之。まじめではあるが人生に対してさしたる希望もなく、とりたてて社交的ではないという面白みに欠ける男です。
本来なら村瀬は影が薄い存在だっただけに、この純愛ストーリーは村瀬の存在感を格段に引き上げたと思います。
そして、主人公の魚住久江について。
姫川玲子のようなキビキビ (暴走?)した行動力は見せないものの、捜査対象者に配慮しながら相手に心を開かせていく独特の人間力を発揮する捜査官です。想像力と洞察力に富むところは、天祢涼作品の仲田蛍巡査部長に通ずるものがあります。
そのうえ、玲子を下品にしてデリカシーを失わせたような相方、金本巡査部長のイラチぶりにもさほど動じないところが頼もしい。
派手さはないけれど、そんな久江の人間性がきちんと味わえる作品だったと思います。
さて、その魚住久江巡査部長。
殺人事件が起こる前に動きたいということで所轄の強行犯係に配属されていたけれど、ついに本庁の捜査一課殺人犯係に異動することに。しかも姫川玲子班に入れるなんて、誉田哲也さんのサービス精神に謹んで感謝の意を表します。
玲子−久江 コンビ。アクセルとブレーキを完備した最強レディース捜査官。もう楽しみしかないですね。 -
Posted by ブクログ
「オムニバス」(姫川シリーズ)読んで、最後に登場しそうなこと書いてあったので、魚住シリーズも完読!
誰かの死の謎を解き明かすことより、誰かが生きていてくれることに、喜びを感じる。
そういう刑事さんなんで、血ドバドバは少な目なのは、残念な気もする(^^;;
しかし、捜査一課のラブコールを何度も受けるだけあって、鋭い洞察力はさすが!
今回は、誘拐事件を解決!
しかし、身代金2,000万とか、小悪党過ぎて何か、犯人に知的さが…
何か、はじめから、魚住さんに色々気付かれて、解決される運命にあった感じの稚拙さが寂しい。
まぁ、彼女の本来の目的は達成できてるから、ええんかな。
さて、これで、姫川シリーズ絡みのは、ほとんど読んだ!
次から、彼女も絡んだ作品待ってま〜す!
いつでもかかって来い!笑 -
Posted by ブクログ
久しぶりのミステリー、それも裏表紙にはノンストップ恋愛ホラーサスペンスと書いてあった。作者のシリーズには「妖」があるので、それが近いかも知れない。
プロローグで、主人公の探偵が1才にも満たない赤ん坊を殺し、自ら警察に電話して捕まったとある。探偵の友人は赤ん坊にミカンを食べさせたことで主人公の行動が急変したとのこと。
本編では猟奇的な殺人事件が2件続き、意外なところから犯人を知る女子高生が現れ、調査が探偵に依頼される。謎が謎を呼ぶ。どうやら親の人格が子供に継承され、人格重複が行われるというホラーな現象が根本なよう。
確かに恋愛要素もあるが、自分が愛した女性の記憶が子供に移管されて、その女性は自殺するのではどうなのだろうか? 殺人鬼も自分の子供に自分を移管するのは不気味。
あまり展開が複雑すぎて、プロローグは忘れて読んでしまったが、全て終わったあとで読み直すとプロローグの意味がわかった。 -
Posted by ブクログ
今回のは、何か壮大な話というより、セブンの仕事ぶりみたいな短編集。
全てのタイトルに◯◯御法度って、御法度が付いてる。
意味は、「法律によって禁じられていること、一般に禁止されていること」を指します。
セブンのやり方も御法度やけど、ここでの意味は、歌舞伎町でのあかん事なんか。
なので、あかん事するヤツを闇に葬るほんまの仕事人みたいな話で進んでいく。
セブン(7人)が基本なんやけど、この間、一人やられたので、新メンバー登場!
まぁ、この人も話の中では、ちょくちょく出て来るので…秘密(^_^)v
このメンバーの参加で、揺り籠から墓場まで!になった!ばれたか^^;
後半になって来て、何か怪しい予感が…
また、あの組織と対決するんかな?
次も楽しみ!
もう少し、東さんも活躍して欲しかったな〜 -
Posted by ブクログ
歌舞伎町を守る伝説の殺し屋『歌舞伎町セブン』。
悪を闇に葬るのにはスカッとする。
上岡の後釜の7人目は、誰⁇
東⁇
土屋昭子⁇
と、思っていたら、以外な形で決着。
ジロウ、市村、杏奈…のメンバーにスポットを当て、物語が展開していく…
最後には『NWO』につながっていく。
『歌舞伎町セブン』と『NWO』、どう決着をつけるのか…
いよいよ『歌舞伎町セブン』を潰しにかかるのか…
土屋昭子は『歌舞伎町セブン』にどうかかわっていくのか…
東は⁇ 赤坂署に異動となり、何をしているのか⁇
『NWO』により左遷されたのか⁇
『ジウX』が楽しみだ。
誉田哲也には嵌められ続けている。
-
Posted by ブクログ
オムニバスの最後の辺で、彼女の名前が…
新たな女刑事やな!って感じで、既に手元にあって、積読本の中から、優先度を最高にして読んでみた。
捜査一課のラブコールを断り続ける彼女。死んでからやなく、生きてるうちに何とかしたいという思い。
はっきり言って、姫川さんと比べると、派手さはない!(断言)
あんなに、大物をガッサガッサ取りに行くような感じやない。
地味です〜
姫川シリーズとか、ジウ(歌舞伎町)シリーズとか、派手やし、グロいし、エグい!
でも、ホントはこんな感じなんかもね。
でも、彼女の動きを見ていると些細な事に気づく…
やはり、姫川さんとは反比例する?
論理が飛ばない〜
でも、なかなか読ませてくれて、こっちも面白い!(「でも」が多い^^;)
血ドバドバ派としては、合間に読んで中和しよ〜
武見検事と姫川さんの会話
「やっぱり怖い系なのかね。取調べが得意ってことは『落としの魚住』みたいな通り名があって」
「いや、そういう、脅かして落とすとか、そういうんじゃないと思います。それよりもっと『人情派』みたいな…」