誉田哲也のレビュー一覧
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何か帯に、「姫川玲子」シリーズの原点とか書いてあったので。
ついでに、「ストロベリーナイト」から数冊ゲット。「ストロベリーナイト」は、フォローさせて貰ってる人が、ええ評価してたんで。
これで、警察機構を学習して、「ストロベリーナイト」に繋げてんのかな。
内容は、ホラー。デビュー作でもあるんやな。
好みの感じやわ。
この作者の愛読本が、菊池秀行さん、夢枕獏さん、平井和正さんらの本みたいなんで、そら合うわ〜
太古からの種族とか、ワクワクするけど…
実際、何百年も生きたら、どんな感じなんかな?それも、血しかあかんとかしんど〜
最後は、切ない(T . T)
「ストロベリーナイト」の登場人物出てくる -
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ドラマ化された青春ミステリー小説。
4つのストーリーが最後に一つになる展開。
一つは、父親が襲われ逃げることを覚悟した姉妹。妹は盲目であるが、空手の達人。その妹の目になると決心した姉。
一つは、浪人中退で音楽での仕事を諦めた姉。そして自由に音楽を奏でる妹。姉は諦めた後、両親の店の手伝いをする。
一つは、小説を書いていた少女と、その人に興味を持った少女。興味を持った少女は、自分のことを普通な人間だと思っている。小説を書いていた少女に普通も個性だと言われる。2人で小説のために取材しに行く。
一つは、お屋敷にずっといる少女。家の外を歩く綺麗な女性に惹かれる。お屋敷にずっといる少女に対し、外の世界を案 -
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夏美には『東京放置食堂』の工藤綾乃をキャスティング。
ここに描かれているアマチュアバンドのあれやこれやは非常にリアル。さては、誉田哲也。バンドやってたね。
それと、袋界隈や代々木 等、土地勘がある場所が舞台になっていて、ちょっと嬉しい。姫川シリーズを読んでいる時にも思ったけれど、どうやら行動範囲が被っている様子。
衝撃の事件から急転直下、ロックンロール小説からロードノベルに変貌しつつもロック要素多めで物語は展開。
途中、ラノベ風に薄味になるところは個人的にはいただけないが、当世風といえば当世風。テンポ良くストーリーを進めつつ、自由奔放かつ男気溢れるボーイッシュな性格の夏美に惹かれる。 -
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魚住シリーズ二作目。
現在と回想録の二つの章が交互に書かれ、最後には交わっていく書き方が、シンプルで長編でも飽きさせない内容であった。心理描写や内面にフォーカスしているからか、肚という文字が何度か使われており印象的だった。
一部二部とイタリア語の作品名称で続いていることも気になる。
今後色んな誉田作品をみることでそれらも読みとることができれば嬉しい。
客観的には馬鹿げているような犯人だが、こういう狂気にも似た自分勝手な輩は実際の世界でもいないとは思えない。自分は大丈夫だと思っていても、巻き込まれた時は予想外に抜け出せない状況に陥ると思う。そんなリアリティさも感じられた。