誉田哲也のレビュー一覧

  • 新装版 ジウII 警視庁特殊急襲部隊

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    「ジウ」を追い詰めていってるのかと思いきや、むしろ警察側が追い詰められているのかな・・・と感じたときには鳥肌が立ちました。
    また、黒幕が他に何人くらいいるのか、警察内部にいる黒幕は誰なのか気になりますし、この物語がどのように終わるのかも想像がつかず、次の作品を読むのが楽しみで仕方ないです。
    また、この作品を読んで、伊崎は本当にすごい奴だなぁとしみじみ思いました。

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    2021年09月16日
  • 吉原暗黒譚

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    普段著者が描く刑事シリーズが好きでこれも読んでみた。著者初の時代小説ということだが、時代背景に違いがあっても著者自身のスタンスは変わらない印象。江戸時代版刑事小説みたいなミステリー。
    江戸時代の吉原が舞台。描写が細かく違和感なく雰囲気が伝わって来る。面白かった。

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    2021年09月14日
  • 増山超能力師事務所

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    なんかこの表紙の画像しか出てこないんだけど、私が読んだのはコレじゃないのよぅ…studio crocodileのあのイラストでジャケ借りしたのに、中身がけっこう真面目というかシリアスというか、その落差が好きですね。超能力が科学的に証明され、資格として認められた世界という設定が面白い。登場人物それぞれのキャラも立ってるし、抱える事情もきっちり描かれてて納得です。続編…予約しなくちゃ。

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    2021年09月12日
  • 黒い羽

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    旅のお共として。いやー、グロかった。恐ろしい話だった。誉田哲也はこういうスプラッタ・ホラーも書くのか。皮膚病からゴキブリに進化?するとは。いやー、考えるだに恐ろしい。タイトルもそこから来てるのかと。そう思うとSF的でもあるのか?最後、急に田舎のペンションとかで平和に終わったけど、やっぱ恐ろしすぎるわ。でもこれはフリークスにもつながる、異形を排除するということなのか。

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    2021年09月12日
  • 増山超能力師事務所

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     誉田哲也のSF。超能力を題材にした作品は多いがこの視点で書かれたものは初めて読む。
     扱い方によっては深刻になるテーマだけに、軽めのタッチで描いたのはかえってよかった。

     またシリーズ1作目ということで、背景や登場人物の紹介が中心となったが、設定が詳細である割りに退屈させない展開で十分な説得力もあり、プロローグ作品として申し分ない。次作への期待が増す。

     オールラウンダー・誉田哲也の面目躍如の作品。

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    2021年09月01日
  • 武士道ジェネレーション

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    武士道シックスティーンからこのシリーズにハマって、これがシリーズ最終巻になるのかな。
    シックスティーンの時に出会ったがさつで勝利至上主義で剣道一筋の磯山香織と、本来剣道はやりたくて始めたのではなく日本舞踊の延長線上で剣道と出会った西荻早苗の剣道を介して始まった友情と剣道との向き合いがすごく面白く、このシリーズはその後セブンティーン、エイティーンと続いた。
    そして、ジェネレーションだ。
    それまでのシリーズは剣道とこの二人を中心にした様々な試合や部活などの話がちりばめられていて、あっという間に毎回読み切れるハラハラドキドキの楽しい小説だった。いや、今回がそうでないわけではない。
    ただ、早苗が大学生

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    2021年08月29日
  • あの夏、二人のルカ

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    32歳のこじれた女と高校生のガールズバンドの話が並行的に語られる。
    ページが進むにつれて、どうやらこれは現在進行形のパートと昔語りを織り交ぜているらしいと見えてくる。
    けどイマイチ全容が掴め切れないのは、二つのパートの語り部である「私」が別人であり、主人公の内面と外面が微妙に異なる表情を見せるためだろうか。

    二つを繋ぐピースはある。冒頭、殊更意味ありげに示される「ルーカス」とタイトルにある「二人のルカ」。
    ぶつりと途切れた少女たちの不完全燃焼の夏と、その後も熾火の様に燻ぶり続ける焦燥感が、ふぅっと色を取り戻して穏やかに動き始めるまでの物語。

    まぁ何れにせよ。
    瑠香、今からでも絶対お祓いした

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    2021年09月07日
  • 妖(あやかし)の華

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    時間的には『妖の掟』のあとのお話。
    欣治が死んじゃったあとに、ヨシキと出会って、幸せにな時間を過ごした紅鈴。それでもやはり、3年前のつけが回ってきて、、、という感じ。結末、まさかのバッドエンドとは!びっくりだったよ。いやーバッドなのか、どうなのか、微妙だけど、、、。

    個人的には井岡刑事の登場が嬉しくてテンション上がりました。キャラクターがちょっと違っているのも、また良し。
    誉田さんのデビュー作なのね。そんな昔から井岡は登場していたのね。

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    2021年08月03日
  • あの夏、二人のルカ

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    誉田さんは刑事シリーズは素晴らしいけど、武士道シリーズも大好きなので、手に取ってみました。 
    期待を裏切らない、ワクワク感を感じました。

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    2021年07月24日
  • ドンナ ビアンカ

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    「魚住久江」シリーズ二作目。誉田作品の女性警官シリーズとなると当然ながら「姫川玲子」と比べてしまう。
    魚住には姫川にはない優しさというか、尖りがなく全てを包み込むような柔らかさを感じる。その分、姫川とは違いダイナミックさはないけれど、そこが逆にいいのかもしれない。物語にもどこか救いがある。
    魚住と姫川、作品を越えた出会いを是非見てみたいものだが、これからも交わることはないだろうなとこの作品を読んでなんとなく思う。

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    2021年07月12日
  • 疾風ガール

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    天才ギタリストである夏海が、薫という自殺したバンド仲間の人物像を探し求める話。
    あらすじには青春小説と記載されているが、ミステリー要素も少なからず含まれている。
    『疾風ガール』というタイトルは、音楽という舞台で天辺に向かって走り続ける夏海のことを指しているのだろう。しかし、私は、物語の後半で突然現れる麻紀こそが、「疾風ガール」と呼ぶにふさわしいと考えた。
    夏海が輝くことで、周囲がどのような影響を受けるか。厳しい内容を伝えるだけ伝えると、麻紀は早々に去っていく。脇役なのだが、歯に衣着せぬ物言いで、大事なことを発信する彼女に、とても魅力を感じた。

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    2021年06月29日
  • あの夏、二人のルカ

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    青春ガールズバンド小説!ちょいミステリ、ほんのり恋愛模様、といった作品。

    誉田さんの青春小説が好きです。特に女性ものの。誉田さんの描く女性はとても魅力的なので。「容姿か整っていて、ある面に突出した才能があるけど、どこか抜けてる(変人)」キャラが誉田さん作品には、よく登場する気がする。今回は「ヨウ」が該当してるかな。天才肌というか、爆発的な感じ、が気になり、そこから怒涛の展開からの、終盤は胸にグッときました。天才もやっぱ生身の人間なんやな。

    余談ですが、誉田さんはアイドル(坂道系)のファンなのですが、たまたまかもしれませんが、登場人物の名前がそのアイドルに引っ張られているような気がしました(

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    2021年06月24日
  • あの夏、二人のルカ

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    青春だなあ。。
    大人になって音楽をやり始めたのだけど、高校生の若い時にもやってみたかった。ちょっと彼女たちが羨ましい。

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    2021年06月17日
  • 世界でいちばん長い写真

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    いや、うまい。すごく素敵な高校生の描き方だった。というか、出てくるキャラがこぞって魅力的。テーマもなんかすごくいい。長い写真を撮ろうってただそれだけなのに、熱くなれちゃう高校生のエネルギーが、なんかちょっとだけ伝わってきた。ここが山場ならば、もっとここに物語の全てを集約しちゃってもいい気はした。また、あっちゃんの結婚なんて本当に蛇足。そうじゃない展開が欲しかったなー。エリカも中途半端な描き方されてたから、もっと裏まで覗いてみたかったなー。惜しい!惜しいけど、面白かった。

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    2021年06月15日
  • あの夏、二人のルカ

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    青春と恋愛と癒しが詰まった物語です。女子の複雑な心理描写が秀逸でした。そして、バンドなギターにちょっと詳しくなった気がします。なんか、高校生に戻りたい…なんて思ってしまいました。

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    2021年06月15日
  • あの夏、二人のルカ

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    あの夏に想いを馳せる

    かけがえのない日々を振り返る

    過ぎた時間を語るのに
    そろそろいい頃合のようだ

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    2021年06月11日
  • あの夏、二人のルカ

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    甘く切なくあの頃だけの特別なかけがえのない時期を思い出して味わう懐かしさといったものを感じる作品が、けっこう多いですね、氏の作品には。

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    2021年06月04日
  • ドンナ ビアンカ

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     魚住久江シリーズ第2弾。本作は長編。
     前作「ドルチェ」同様、派手さはなく地味な展開だが、それだけに人と人との繋がりが丹念に描かれている。
     魚住を中心とする警察関係者の視点と、事件に至るまでと事件自体を体験している被害者・加害者の視点が交互に描かれている。その分、人が人を思う思いや人の性などが描かれ、事件に至る経過が徐々に分かるようになっている。よく犯人逮捕後の自白で事件の真相が見えるという小説があるが、本作はそうした急な流れではなく、徐々に本質に近づいていくという印象。そのため本来なら切羽詰まる誘拐事案ではあるが、そこまでのスピード感はなく、むしろじっくりとした感じを受ける。

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    2021年06月02日
  • あの夏、二人のルカ

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    離婚して東京の谷中に戻った沢口、その近くにお店を構えている乾、女子バンドを作ろうとする高校生・佐藤。3人の視点によって繋がれる、あるグループによる絆。嫉妬や情熱の詰まった青春群像劇。


    誉田さんの作品というと、「ストロベリーナイト」や「ジウ」など警察小説が印象に残っているのですが、「武士道シックスティーン」や「世界でいちばん長い写真」といった青春小説も手がけていて、その幅広さに驚きがありました。

    今回は青春小説で、それもテーマは「音楽」。最後の解説に書いてあったのですが、作家の前はミュージシャンを目指していたそうです。

    なので、ギターの知識や演奏、音楽に対する情熱などが丁寧に書かれていて

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    2021年05月19日
  • ドンナ ビアンカ

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    魚住久江シリーズの長篇。外食チェーン専務副島と大塚店店長村瀬が誘拐される。
    しかしこの誘拐は自作自演。村瀬は副島の愛人、キャバクラ勤めの中国人瑶子と偽装結婚させられていたが、いつしか互いに愛し合う仲になっていた。副島は偽装結婚に関わるヤクザとのトラブルから会社の金を持ち出すために自作自演の誘拐劇を企てる。そして、人質の証拠として村瀬の指を切り落とし、送りつける。
    村瀬と遥子のプラトニックな恋の行方が何とも切ない。ラスト、村瀬と瑶子が本当の夫婦となる未来を予想させる終わり方に何とか救いを得た気持ちとなった。

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    2021年04月24日