誉田哲也のレビュー一覧

  • あの夏、二人のルカ

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    姫川玲子、ジウシリーズの著者が書いた、音楽と青春群像ストーリー。刑事・警察ものとは全く異なる著作で、同じ著者が書いたとはとても思えないような、爽快感溢れる青春もので、姫川シリーズ、ジウシリーズを読んできた私からすると、あまりの落差にびっくりした。

    かつて音楽をやっていたという著者だけに、音楽・楽器に対する知識は豊富で、音楽に打ち込む若者の考え方、モチベーション、葛藤、歓びをとても上手く描いていると思う。ジャンルは違うが青春時代から音楽に打ち込んできた私の思い出と重なる部分も多く、とても共感できた作品だった。

    また、高校生だった青春時代の物語と、一見全く異なる現在の物語が最後に一つに収斂する

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    2022年06月23日
  • あなたが愛した記憶

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    ネタバレ

    誉田作品らしい不思議な感覚に包まれる作品。かなり現実離れした設定であるが、絶対にないかと言われるとそう言い切れない設定であった。
    英治が犯した出来事のきっかけになったジュースのくだりはなんとなく予想はしていたが、緊張感のある場面で背筋がひんやりとした
    真弓が岳彦・清彦も自分と同じように何故魂を受け継いでいることが分かったのかがもう少し語られるともっとすっきりしたのだが。しかしそれを踏まえても中々の良作であった。

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    2022年06月19日
  • 歌舞伎町ダムド

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    入りの殺人の描写が気分が悪かったけど、歌舞伎町セブンのダークヒーローの活躍は、ちょっとほっとした。
    悪い奴だけど、カッコいい。

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    2022年06月11日
  • 武士道セブンティーン

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    シックスティーンも面白かったですが、香織も早苗も武士らしく?成長したのか更にアグレッシブで面白かった‼︎特に今回はレナの影響が大きいかな。結局憎めないやつでした。レナは最後まで自分の意志を貫いてるから、私は結構好きです。
    にしても香織と早苗が友達というかライバルというか同志というか…唯一無二な関係性に変化してて読んでて微笑ましかった‼︎

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    2022年06月08日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    スッキリ読めた
    しかし
    歌舞伎町セブン
    ダムド
    ゲノム
    の順で読んで
    間のノワール 硝子の太陽を飛ばした

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    2022年06月07日
  • インデックス

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    ブルーマーダー後のお話。「彼女のいたカフェ」は私的に面白かった!!逆サイドから見ると姫川玲子ってこういう風に見えてるんだなぁ〜、、
    「夢の中」と「闇の色」話は読み進めていくうちに繋がりがみえてきて、犯人側に同情してしまい涙が出てしまった、、

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    2022年06月01日
  • あなたが愛した記憶

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    誉田哲也さん、お初でした。
    連続監禁殺人事件の犯人を追うサスペンスものですが、ファンタジー要素が加わり、非現実的なお話です。そういうのは好きではないのですが、これは凄く面白かったです。ファンタジーなんだけど、現実でもきちんと説明が付くというか… 突飛すぎない微妙なラインがお上手! 特にラストが本当に怖いです…。

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    2022年05月31日
  • インデックス

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    ネタバレ

    8篇からなる短編集。「彼女のいたカフェ」は姫川さんの学生時代の話でほっこりできる。ラスト2の「夢の中」と「闇の色」。これはかなり闇の深い話。ドラマで見たのを思い出した。引き込まれる。この母親は最悪。子供も加害者であり、被害者でもあるが、巻き込まれて亡くなった上司が気の毒でならない。

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    2022年05月23日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    全5話の作品集。今回からジウサーガ9というナンバリングが施されている。
    各歌舞伎町セブンのメンバーにスポットをあてた物語。
    個人的には前回?からセブンに参加したシン(清掃担当)の物語が面白かった。
    あとジロウのもよかった。

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    2022年05月12日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    ハリウッド映画のような展開。
    やや尻すぼみの感はあるけれど、まァ、いいんじゃない。
    伊崎基子にはなかなか感情移入できなかったけれどシリーズ3作目でようやく親しみが湧いた。
    歌舞伎町を舞台にスケール感のあるエンターテイメントに仕上がっている。
    I〜IIをメインにTVドラマ化した〜おれの脳内キャストとは違うけれど、多部未華子の美咲と黒木メイサの基子は悪くなかった〜のは観たけれどこのIIIメインにして映画化しないのかなぁ。

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    2022年05月05日
  • ノワール 硝子の太陽

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     ジウシリーズの8作目です。
     沖縄の米軍基地をめぐる問題に歌舞伎町セブンがとある事件によって巻き込まれていくストーリーになっています。
     そこに東警部補も別の方面から絡んできます。
    そして、国境事変で出てきたあの人もまたでてきます。これでジウシリーズの全ての話がつながりました。
     NWOもチラッと出てきて、最後はまた今後に繋がりそうな伏線を残していったような気がします。
     姫川さんもチラッと出てきました。姫川シリーズは読んだことがないのですが、ジウシリーズを読み終わったら、読んでみたいです。

     今作はシリーズの中で一番面白かったと思います。というか、読み出したら次が気になって止まりませんで

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    2022年05月02日
  • 疾風ガール

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    夏美という女性が魅力的で、題名のごとく本当に疾走感あふれる作品だった。
    ミステリーだけど、いい意味でミステリーさを感じさせないさわやかさ。
    するするとページをめくって先を追っていく感じ♬.*゚

    面白かった!

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    2022年05月01日
  • あなたが愛した記憶

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    気になっていた一冊

    内容は少しグロい程度だと
    私は思いました
    スラスラ読める展開
    面白いと思っていましたが
    最後につれてこれはファンタジー?
    そういった小説を読むのは初めてでしたが
    面白かったです

    タイトルの意味も内容とあっている
    一冊でした。
    最後は温かさもある本でした

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    2022年04月15日
  • 誉田哲也が訊く!~警察監修プロフェッショナルの横顔~

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    五社プロダクションに警察監修チームがあるのを知りました。プロの体験に基づく監修があってのリアルがドラマを面白くするのですね。をこれからはエンドロールの「監修」をチェックします。誉田さんとの 対談だから、裏話をより沢山知ることが出来たと思います。

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    2022年04月05日
  • 新装版 ジウIII 新世界秩序

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    ジウ3部作、完結編!
    スケールはでかいけどなあ、意外とはまらんかったなあ
    美咲と基子が急接近したり、基子の雨宮に対する感情がん〜、なんともなぁー、若干違和感を覚えた
    やっぱり秀逸なサスペンスとか警察小説の方が好きなのかなあって思う

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    2022年04月02日
  • あの夏、二人のルカ

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    誉田哲也のあの夏、二人のルカを読みました。

    物語は高校2年生の夏、ギターとボーカルの遙、ドラムの久美子、ベースの実悠、ギターの翔子、そして瑠香の5人でバンドを組んでいたときの久美子の視点で語られていきます。
    音楽に目覚めて練習を続けていく彼女たちは文化祭での演奏に向けて準備を進めていきます。

    そしてこの物語に、15年後離婚して実家に帰ってきた遥の視点と楽器修理のルーカス・ギタークラフトの店主乾滉一の視点での物語も交互に語られていきます。

    遥と滉一と仲間たちの接点はどこにあるのか、わくわくしながら読みました。

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    2022年02月16日
  • 主よ、永遠の休息を

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    ストロベリーナイトの胸を抉られるようなやり場のない怒りや悲しみが蘇りました。実録映像の存在で掘り起こされた14年前の事件…闇に埋もれたはずの真相が明らかに。解説に敢えて姫川シリーズではなくとあるが、ファン的には姫川玲子が欲しかったな?と

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    2022年02月06日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    ジウから始まる大河シリーズの9番目であるが、登場人物もだんだんと入れ替わり、キャラクターを思い出すのに時間がかかった。(文庫に挟んであったシリーズの各作品と主要人物を解説した宣伝チラシが大いに役立った。)
    本作は、短編5話構成だが、それぞれ歌舞伎町セブンのメンバーの誰かが関わる物語になっている。切ない話もあれば、グロテスクな処刑シーンもありのバラエティに富んだ内容だが、個人的には長編の方がやはり感情移入が深くなり記憶にも残るように思う。シリーズの中の閑話休題的な本書であったが、それなりに楽しめた。大河はこの後どのように流れていくのだろう。

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    2022年02月05日
  • 歌舞伎町ゲノム

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    ネタバレ

    読み始めて短編集と知り、がっかり。と思いきや、それぞれの話が過去、未来に繋がる展開が素晴らしい。
    続編となる長編を楽しみに待ちたい。

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    2022年01月17日
  • 武士道シックスティーン

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    ラノベの王道をゆく

    舞台といい登場人物といいストーリー展開といい、全てラノベの王道をゆく青春学園スポーツ小説である。正々堂々と何の衒いもなく描ききったところは、それはそれで立派だと思う。主たるテーマだから当たり前ではあるが、剣道についても臨場感あふれる描き方をしている。

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    2022年02月04日