誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいて苦しいお話だった。
被害者はずっと苦しんで救われなかった。
周りがどんなに守ったって、結局こうなってしまう、1人の女の子の人生を狂わせた稲垣の罪が本当に重いと感じた。
そしてメディアは誇張したり想像で書いたりするこたもある。真実だと思っていたことが真実じゃない可能性だってある。一部を切り取って理解してはいけない。
子供というのは本当に特別で、傷ついた娘を守りたい一心でとった芳賀の行動が結果として桐絵を追い詰める結果となったのかもしれないが、当時の傷ついた状態の桐絵に罪を償わせることだって難しい。どうすることが正解だったか?
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コンビニ強盗に居合わせた記者鶴田と、ナイフを向けられた被害者桐絵が交錯していく話。
ロリコンの稲垣満は
桐絵の従姉妹、史奈ちゃんを連れ去り殺害して遺棄した。だが遺体の状態と稲垣の供述があわず、
心神耗弱状態だったとして無罪。
それが14年前。
現在、当時の犯行ビデオがネットに配信されていた
それを逐一回収しているのが桐絵の父、芳賀宏。
実はビデオに写っていたのは史奈ではなく桐絵。
実は当時誘拐されたのも桐絵、レイプされたのも桐絵だった。
レイプ後、稲垣の家の近所の雑木林に捨てられていた桐絵を芳賀は家へ連れて帰った。
桐絵が目覚めたとき、史奈は桐絵を見てお化けといった。
初めは悲しい、どうして、という気持ちで史奈に近づいていくが、
お化けと言われ続け、鏡で自分の姿を見た時に自分の醜さを知るとともに、こんな目に遭ったのに、どうして史奈ちゃんは綺麗なままなの?と嫉妬のような気持ちが湧き上がる。
そして近くにあった花瓶で史奈を殺害してしまう。
それが8歳の頃の桐絵
どうすることもできない芳賀は、稲垣が雑木林に捨てたのは史奈だったことにするために遺体を雑木林に遺棄した。
稲垣は桐絵が死んでいなかったことに気づき、
大人になった桐絵の居場所を突き止め誘拐。
当時の事件現場となった自宅へ連れていく。
そこで稲垣の母は彼を止めるが、いうことを聞かない。連れ去られる間際の桐絵から鶴田への電話と、芳賀のGPS探索で居場所を突き止めた2人も到着。
の瞬間じゃまばかりする母をビデオで殴って殺害。
その光景を目にしたことで桐絵は全てを思い出し、
助けに来た鶴田と芳賀もスタンガンで意識を失わせ、自分は自殺という選択をとった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初、警察用語、登場人物(役職)多すぎて
中々読むペースが上がらず。
また、あっさり事件解決するし、ん?と思いながら読んだ。
理が登場する辺りから、面白くなってきて、
その理が、もしやこの人と同一なのかも?と思いながら読み進め、そうだったときは
やっぱり!と当てられて嬉しかった(笑)
あの姉弟の結末は残念過ぎる。
どうにか抗えなかったのか。
そんな人生辛すぎる。
しかし鬼兄、本当に鬼畜。
それにしても
本宮さん、頭良すぎー
上山とのやりとりが面白い!
話の元になるネタがあるのかな?
もしそうだとしたら
プライバシーなんてあったもんじゃないね。 -
Posted by ブクログ
後味悪い…。
章ごとの話の繋がりは人物以外はほとんどない。
路上での殺人事件、ライブハウスでの爆殺事件。両方に共通しているのは事件解決のいとぐちとなった「出所不明のタレコミ」。途中まで読めば、誰がどうやって調べたかは想像つく。
視点を変えた数人の主人公のうち、素性の分からない1人もどう言う人物かはそれなりにすぐに想像がつく。
背景や流れは想像はついたけど、最後の展開は胸糞悪すぎた。決して小説としてストーリーが破綻しているわけでもなく、しっかりしてるんやけど、社会の底辺でもがいてるやつらにもう少し救いがあっても…と思わずにはいられなかった。でも引き込まれたので★4つ! -
Posted by ブクログ
姫川玲子シリーズ第9作。
玲子さん視点の4つと姫川班のメンバー中松、日野、小幡の視点での話の計7編の短編集。
相変わらず筋読みが冴えわたる玲子さんだが、その直観力や行動力に対する部下3人の心の声がなかなか微笑ましい。
解決した目の前の事件が過去の事件の謎を呼び、現場から押収したパソコンに入っていた大量のテキストデータが2つの話をつなぐ「赤い靴」と「青い腕」が読み応えがあり。
覚醒剤所持で自首してきた売れっ子女性モデルを木っ端微塵にする「根腐れ」に玲子さんらしさが溢れて一番好き。
前作の感想に『初めて登場した検事の武見と玲子さんがどういった関係になっていくのか、かなり心配』と書いたが、最後の「それって読唇術?」を読めば、まあ、それなり。話としては、魚住久江巡査部長の姫川班への合流予告のサプライズに持っていかれたみたい。
「ドルチェ」を読んでなくて、読まねばと思うところが、既に作者に転がされているようで、いささか癪(と思って登録すれば、“この本を読み終わった人は、次にこの本を読んでいます!”の一番に「ドルチェ」が出てきたので、みんな同じかと笑ってしまう)。