誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレhs19501112さまに、白誉田と黒誉田についてコメントいただいたときに、白誉田のおススメ作品としてご紹介いただいた作品です。
いつも鞄に入れて持ち歩いていたにも関わらず、なかなか読むことができず(鞄に入れたままにしていたのが間違いでした)ずっと気になっていて、今日ようやく一気読みの機会が。
10代最後の夏を、疾風のごとく駆け抜けたロックな少女のストーリー。
最初は軽い口調と、ロックに関しての熱い思い、音の表現に圧倒されつつ、青春小説かな?と思いながら読んでいたのだけど、バンドメンバーの予想外の死によって、一気に引き込まれていった。
アーティストには「才能」は不可欠であるが、本当に才能が -
購入済み
読むべきです。
姫川シリーズは読み続けてきましたが、
正直インビジブルレイン以降はあまり気が進まず。
玲子が池袋署で奮闘する姿、時折在りし日の姫川班に馳せる思い、頑張って欲しいとは思いつつも、図らずも自分で蒔いた種でもある訳で。しかし警察としての正義と、女性としての想いのアンバランスが玲子らしさであり、誰が悪い訳でもない。そんな鬱々とした思いで読み始めたインデックス。短編の為読みやすく、良くも悪くも個性的な新しいチームの事も玲子に関わる人達のその後も少し知る事が出来て、ネタバレになるので書けないけれど読んで良かったと絶対思えますよ。 -
Posted by ブクログ
映像化特集で気になったので購入。
作者は「ストロベリーナイト」や「ジウ」などで知っていたので、こういう爽やかな青春ものを書いていたとは驚きでした。
譽田作品は、テレビドラマの方は多く見ているのですが、小説は初めてです。所々主人公の心の声が記載されていて、小説の世界に入りやすく、何かに打ち込むって良いなと思わせてくれます。
ページ数は約400ページですが、大きな事件というものはなく、青春真っ盛りな感じで幸せな気分にさせてくれました。初めての譽田作品ですが、心理描写を中心としている書き方のような印象でしたので、登場人物が生き生きとしているなという印象でした。そのぶん、主人公の成長を垣間見たような感 -
Posted by ブクログ
2015年50冊目
主人公は42歳の独身女性刑事 魚住久江。
久江の勤務先は練馬の警察署。いわゆる所轄である。
殺人事件を扱う警視庁捜査1課の勤務経験もあり、今も誘われているのだが、
あくまで所轄勤務にこだわる。
その理由は、
人が殺されてから始まる捜査より、誰かが死なずに済むような殺人の一歩手前で踏みとどまらせるような仕事をしたいと思うようになったということ。
そんな久江に降りかかる6つの事件。
どれも日常の生活の中で、ちょっとした気持ちのズレから起こる事件。
どれも悲しいんだなー。
特に6編目は東野圭吾の「容疑者Xの献身」につながる様な悲しさ。
いいですよー、本書。