誉田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
姫川シリーズのストロベリーナイトを描いた誉田哲也の時代もの小説。吉原の番所に勤める同心を主人公に、花魁殺しの犯人である狐面を探していくストーリー。それと大工の男と長屋に住む娘さんとの淡いラブストーリーを絡めつつ、最後には一つにまとまっていく。
誉田哲也らしくエロティシズムなシーンもありつつ、グロテスクなシーンも盛り込んでおりなかなか読み応えがあった。ストーリーについては予想を大きく裏切るものではなかったが、無理やり繋げた感じは無くスッキリ読めた。主人公の同心が決して清廉潔白な人間ではなく腹黒さを持った俗人であるところもいい。
それぞれのキャラがしっかり立っているので続編も十分いけると思う。 -
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Posted by ブクログ
たぶん、著者にとっては初期の作品なんだろうけど、完成度高いですねー
内容はとてもハードで悲しい物語
若手記者の男とコンビニでアルバイトをしている女の子がある事件から知り合いになり、淡い恋心を持つ件からお話はスタート
だけど、女の子には暗い過去があった・・・・・・
その出来事は、テレビを自室に置くことができなかったり・・・・恋人との関係を壊したり・・・・現在の生活にもほんの少しの支障を与えていて・・・・・
そして・・・・・・彼女の元にあの暗い過去が・・・・・・・・・・・・・・
蘇る恐怖
忍び寄る恐怖
それを阻止すべく犯人を追う二人
被害者と加害者の関係性をミステリアスに描いた秀 -
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