誉田哲也のレビュー一覧

  • 警官の貌

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    4編の短篇による、警察小説のアンソロジーです。

    まぁ、短篇故に、
    人物や動機の深掘り、トリック等は控えめですが、
    短ぃ尺に、お話がうまく落とし込まれていました。

    1点、特出するならば、
    警視庁捜査第三課(盗犯担当)や所轄署の留置係、
    警視庁通訳センター・通訳捜査官、などといった、
    あまり馴染みのなぃ部署が、舞台となっている点。

    ハードボイルドから人情モノまで、
    警察小説と言えば、捜査1課(殺人担当)ですが、
    人情モノの新機軸となり得る題材だと感じました。
    長篇作品で、ガッツリ読んでみたぃな~なんて…。

    また、最後の1編は、
    死刑制度がより厳罰化された近未来を舞台とした、
    異色作ではあり

    0
    2014年10月12日
  • 警官の貌

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    今野敏『常習犯』ベテラン刑事と常習窃盗犯の信頼にも似た感情が面白い。誉田哲也『三十九番』誉田氏らしいダークな作品。まさかあれも伏線だったなんてと驚かされた。福田和代『シザーズ』バディものとしても面白いが、何といっても“通訳捜査官”なる存在が興味ぶかかった。貫井徳郎『見ざる、書かざる、言わざる』社会的テーマと仕掛けられたトリックがさすが。とてつもなく残酷な話。

    0
    2014年10月04日
  • 警官の貌

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    久しぶりに警察もの♡
    しかも作者が豪華でサクサク読めたー。どの人も短編なんてもったいないくらいいお話だった。結構短編集とかって良かった話といまいちだった話ってなるけどこれは4話とも良かった!!しかも4話とも全然趣向が違ってなおいい。
    福田さんと貫井さんは読んだことなかったからこれから他のも読んでみよっと。
    貫井さんの話は冒頭かなりゾワゾワしたー鳥肌。

    0
    2014年10月04日
  • アクセス

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    ネタバレ

    わかりやすくて、時に無慈悲な刺激が癖になる作家さん。
    刑事小説が有名ですが、本作はSF風味で新鮮です。

    0
    2014年09月14日
  • 黒い羽

    購入済み

    かなりグロい

    ドキドキしながら読んでしまった。
    怖いけど指の間から覗き見てしまう感じ。
    そんなおもしろさ?のある小説でした。

    1
    2014年08月24日
  • レイジ

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    中学でほんの一瞬バンドを組んだ後、それぞれ別の音楽の道を選んだ二人のロック少年の苦悩と成長の青春物語。

    譽田さんの小説は女性の主人公ものばかりかと思っていたら、男性ものもあったんだというのが最初の感想。少年時代から始まって、色んな浮き沈みがあって、30過ぎで成就するお話なので、これを女の関係物語として描くのは難しいだろうから、こうなる(男性が主人公)しかなかったのかも。

    (2014/7/26)

    0
    2014年08月10日
  • 吉原暗黒譚

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    面白い。江戸の捕物帳と思いきや、現代的多重人格の要素もあり。そういう病気の概念ない時代なのが興味深い。

    0
    2014年07月25日
  • レイジ

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    ただ純粋に音を求める者
    音に包まれた時の高揚感に浸る者
    完璧を追求する者
    音を金に変える者
    色んな人が色んな角度から聴く音楽はそれだけで輝き方を変化させる。

    この世に生まれた音楽が意味を成さないということは無いと改めて感じさせられました。

    0
    2014年07月15日
  • レイジ

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    ワタルと礼二方向性の違う2人は別々の道を歩み続ける。世渡り上手なワタル、才能はあるが世渡りの苦手な礼二がうまく対比されていた。ただ読み進めるたび何度もこの2人が組めばいいと思った。が、それができないのもわかった。とてもハラハラしながら読むことができた。

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    2014年07月11日
  • 警官の貌

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    2040707 今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎さんの短編集。福田さんは初めてでしたが中国語の通訳捜査官を主人公にした作品で面白かった。

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    2014年07月09日
  • 月光

    購入済み

    一気に読みました

    読みはじめてからも止まらなくなって、一気に読み終えました。様々な視点から暴かれていく真実は、胸が引き裂かれるようなものでした。真実を知ることが正しいことじゃない、それは本当だと思います。でも、それによって私たちは、前を向くこともできると思います。私はどんなことがあろうと、諦めずに前を向いて生きていきたいとそう思いました。

    1
    2014年06月13日
  • ガール・ミーツ・ガール

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    引き続き、楽しかったです(^^)
    読み終わった時、後味のいいお話しは好きです。

    友人のお薦めに従い、他の作品を読もうと思います。

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    2014年05月31日
  • レイジ

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    ネタバレ

    "これは何かに熱中したことのある「あなた」の物語です。って言う帯のとおり、音楽という道で生きていくことを決めた少年の物語。ワタルとレイジの二人の視点からストーリーが進み、中学生から30歳までの青春が描かれている。
    今まで、バンドがどう作られているのかとか「方向性」の違いなんてよく分からなかったけど、はまればはまるほど、深いところまで追い求められるのが「バンド」だと知った。メンバー内の目指す方向が違うことで人生に行き詰まるレイジと、音楽性の違いよりも動員数や仲間の人柄を重視するワタルは全く違う視点で音楽を捉えていて、音楽に関する人物を軸にして話が進んでいるようで、実は全く違うと感じた。

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    2014年05月26日
  • ガール・ミーツ・ガール

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    疾風ガールからのガールミーツガール。
    個人的にはこちらの方が好き。
    過去の自分が嫌でも 現在の 未来の自分は変えられる。
    自分が変わろうとすれば 環境も変えられる。
    強い気持ちを持てました。

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    2014年05月17日
  • 警官の貌

    Posted by ブクログ

    今野敏さん「確証」のハギさん目当てで手に取ったけど、どれも読み応えあり楽しめた。
    福田和代さんの「シザーズ」、ちょっと変わったバディもので面白かった。この二人でもっと他の事件も読んでみたい。
    貫井徳郎さんの作品は、事件があまりに残虐で読むのがきつかった。

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    2014年03月26日
  • インビジブルレイン

    Posted by 読むコレ

    再読。今回も見事に手玉に取られたという感じでした。
    作者の作風か、シリーズの特色か、今回も殺人事件ものでありながら、トリックや動機などの真相を最後まで大事に抱えている様な展開ではありません。
    しかし、いやだからこそ面白い!
    本作で大切にされている事は読み手の感情であり、どこでどうしたらドキドキするのか、腹が立つのか、同調するのか……事件の真相解明のタイミングすら、それを操る為の手段でしかなかったと感じられるのです。
    道理で夢中になれる訳です。
    なので多少陳腐なラストも許容範囲です。
    小説と旅は道中が楽しくないとね。

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    2014年02月22日
  • 主よ、永遠の休息を

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    主人公の新聞記者が前半はやる気があるのか無いのか、ってキャラクター。後半に記者らしい葛藤があったりして。ストロベリーナイト姫川シリーズ・ゼロって解説もうなずける。ただほんとにまさに永遠の休息をって願いたくなる内容。

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    2016年03月09日
  • ストロベリーナイト

    Posted by 読むコレ

    再読。ちょっぴりグロ注意ですが、分かりやすい設定のキャラ、先の気になる展開とページを捲らせる推進力が半端ではないので、この先何かヤバそう、だけど読んじゃう、的な感じで引っ張られていきました。
    面白いです。
    29歳の玲子さんは、先日読んだ37歳の某瑛子さんに比べるとまだまだ小娘という感じですが、突っ走って危なっかしい所は似ている部分も有り、ハラハラさせてくれます。
    難を言えばオチの部分かと。多少の驚きはありましたが、これだけの過程からこのラストでは物足りなさも感じました。
    井岡が好きな僕は、彼の活躍を期待しつつ次へ。

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    2014年02月13日
  • 吉原暗黒譚

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    誉田哲也の時代小説ってどんなのだろと手にした作品。
    いきなり主人公が『今村圭吾』。
    あれっ?現代の話?と思いつつ読み進めた。

    ずるずる惹き込まれて一気読み。

    正義の味方ではなく、借金を抱える貧乏同心の金に関しての要領の悪が『粋』なのかも。

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    2014年01月30日
  • ガール・ミーツ・ガール

    Posted by ブクログ

     読みやすい青春小説。難点は読みやすすぎるところかも? とワガママな突っ込みを入れたくなるくらいのレベルだ。

     そして途中からシリーズものの2巻と知った。
     いや知らなくても読めるが。

     ……そして、なんという正統派できちんとした物語だろうか。素晴らしい。

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    2013年12月30日