誉田哲也のレビュー一覧
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感想
この本の趣旨は財務省が訳の分からない論理で国民を税で押さえつけ、GDPを上がらないように仕掛け、日本を成長させないようにしていること。それには賛成。その話に無理矢理殺人を組み合わせた感じ。
参考文献がほとんど高橋洋一w
あらすじ
刑事の佐久間は、職務質問で逮捕された大学教授の久和について取り調べすることになる。久和の車から血のついた財布が見つかった。財布の持ち主はフリーライターの菊池。久和は、公務員が信用できないので事件について話さないという。
一方、菊池は2週間行方不明になっていた。久和は公務員が信用できない理由について佐久間に話し出す。その話は日本を取り巻く経済環境についてで -
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「夢」とか「理想」とか、口に出しづらい世の中になってませんか? 夢を追いかける、理想を追求する、なんて、自分を追い詰めるだけ。現状で満足しましょう、的な。
本書の主人公は、音楽活動に行き詰まったシンガーソングライターの梨紅。動画で観たギタリスト孔善の演奏に惹かれるが、彼は7年前から行方不明になっているという。自身の創作のヒントを得るため、孔善の行方を探し始める。
理想を追求し、妥協を許せずに動けなくなってしまった孔善。対して梨紅は、自分にとって”しっくりくる”音楽を、どん欲に追い求める。全く違うふたりなのに、どちらの言葉にも、「ああ、わかる」と思う。どちらが正しいとかではなくて、何かを成 -
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おー、そう来たかミステリー!
一人暮らしの女性の部屋で男性が殺された。
加害者は通報者でもある、この部屋に住む雪実(ゆきみ)。
雪実は取り調べで、被害男性の浜辺について「出会ったばかりでよく知らない人」と供述する。
「出会ったばかりの男性を部屋にあげますか?」――これは警察でなくとも当然の疑問。
売春を疑う刑事の問いに泣き出してしまう雪実。
話が進まないと思ったら、「女性の声が聞こえるんです」と訴えはじめる。
これは計画的な殺人なのか、それとも正当防衛か…。
加害者と警察の心理戦かと思いきや――え、ちょっと待って。どういうこと?
15年前、河川敷で少女が絞殺された事件。
犯人はまだ捕 -
Posted by ブクログ
普通に面白かった。ただ、ミステリーとしては甘いかな。それより、事件の本筋とは別で女性がたびたび強姦の過去があるのがキツかった。小説内の女性が抱えるトラウマではもはや何番煎じかもわからないけど、しょっちゅう強姦が用いられることに食傷気味。ほんでそのトラウマを匂わせるのもしつこい。
姫川は悪戯に尊厳を傷付けてくるガンテツにもっとやり返してくれると思ってた。というかその権利が十分にある。
ガンテツこそ精神科にかかって自分の中で燻る女性軽視に向き合った方が良いのでは?
女のくせに出張ってんじゃねーよをストレートにぶつけて来るクソジジイが最後はちょっといい人風で纏められたのも納得いかなかった。
大