青崎有吾のレビュー一覧
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政府に盾突き、監獄に囚われた男。1日1回、釈放のチャンスが与えられる。そのチャンスとは、政府が定めた「国家に恒久的な利益をもたらす11文字の言葉」を当てることだった(『11文字の檻』)。
表題作を含めたSF、ミステリ、百合のごちゃまぜ短編集。正直、表題作が突出して面白く、そのためだけに買う価値があった。たかが11 文字を当てる、それがいかに難しいことか。理路整然とした手段で解答を導くさまが読んでて気持ちいい。こういうミステリって、舞台装置が作家都合で「解けるように」出来てることが多いと思うんだけど、それをまったく感じさせないガチガチの設定なのが更にすごい。ただ、ある程度読み手の教養が必要で、学 -
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日常のノイズから真実を編み出す、知的で柔らかなミステリー
「ナツイチ2025」の装丁に惹かれて手に取りました。コテコテのミステリーは少し苦手意識がありましたが、本作は学園生活の中にある「会話の違和感」を紐解くスタイルで、非常に心地よく読み進められました。
特に印象的だったのは『メロンソーダ・ファクトリー』。冒頭の不協和音のようなチャイムが、ラストの確信に満ちたテーブルを叩く音へと昇華される対比が見事です。「ファクトリー」が「ファクト(事実)」に掛かっているのでは?という深読みも捗ります。
日常の自分事に引き込むとしたら・・・「相手の言葉の裏を読む」「違和感を放置しない」という視点の訓練に -
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日常の謎系短編集
でもこの本最大の特徴は全編1人vs1人、または
1vs1vs1の構造になっていることだろう
「早朝始発の殺風景」△
とある目的で始発に乗った男子高生と女子高生の何故始発に乗っているのかの腹の探り合い
・ちょっと目的に対しての行動原理が初っ端から?となったのでそこが残念。特にその点の説明も無いし
「メロンソーダ・ファクトリー」☓
女子高生高生3人がクラスTシャツデザインを決める為、ドリンクコーナーを利用し話し合うが
・ほぼ同じネタ(誤認要素)を過去に違う作家で読んだことがあるので。でも良い話でした
「夢の国には観覧車がない」◯
部活の3年生引退パーティーとして遊園地へ