青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリー作家5人が、15冊ずつミステリ小説の書評を書いたものを収録。合計75冊(+おまけで紹介されている本もあり)という大ボリュームなブックガイド。
1冊ずつの書評は見開き2ページなので、隙間時間に読むのに最適。
ミステリー作家さんたちがどんなところを気にしながら読んでいるのか、どこを面白いと思うのかが人それぞれで、紹介されている本はもちろんだが、5人の作家さんたちの書かれた本も読みたくなる。
結果、読みたい本が一気に増えて、とても楽しいミステリーツアーだった。
他のジャンル(恋愛、青春、お仕事小説など)や、他の作家さんたちのツアーもぜひ読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きだったやつだけ感想
『恋澤姉妹/青崎有吾』
唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???
『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。
『上手くなるまで待って/円居挽』
主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。
『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目♪
今作も豪華キャストが勢揃い!
シャーロッホームズにワトソン、アルセーヌルパン、ファントム、そして切り裂きジャック、、これでもかってくらい有名どころが続々と登場。
もちろん主役は鳥籠使いの3人組。
ルパンが奪うと予告した芸術品を守りトリックを見破るため、ホームズ達と共に集められた。
果たして芸術品は守る事が出来るのか。
とにかく大物が出てきすぎ!
他にも1巻目に出てきた人造人間がヴィクターと名付けられ悪の一味になって出てきたり、鴉夜がずっと探していた男とも出会ったりと、もうてんやわんや!
ちょっとドタバタ忙しかったけど、この有名人達を見事に使い切って、うまくまとめてくる -
Posted by ブクログ
トリックを暴く楽しみを存分に味わえる短編7つでした。
(私の選書が偏っているからかもしれないが)犯行の動機よりもどういうトリックで犯行に及んだのかに重きを置いているミステリは珍しいと思うんですよねぇ。
久しぶりにトリックが暴かれる面白さを堪能できました。
ルービックキューブの6面がきれいに揃ったかのスッキリ感!(揃えたことはないのですが。汗)
「整う」とはまさにこの事。この爽快感が味わえます。
1編が短いので隙間時間を活用して読めるのもポイント高いです。
登場人物のキャラがみんな濃くて、ちょっとラノベっぽいノリ。
ドラマ化したようですが、映像化しやすいし帯に映っていたメンズが主人公二人と