青崎有吾のレビュー一覧
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誰でも遊んだことのあるお遊戯を魔改造し頭脳戦に仕立てて勝負するというコンセプトは良かった。
ただキャラクターの造形やトンデモ学校が出て来るあたり学生向けのラノベ感が強め。個人的には1〜2話くらいの日常の延長線上で主人公の意外な非凡さが光る描写が良かったので、胡乱な生徒会長やトンデモ制度が出て来て舞台が非現実にシフトしたのは期待から逸れて行ってイマイチだった。ゲームの中身も地雷グリコに関しては読者も思考を巡らせる余白があったが、フォールームポーカーまで行くとお出しされたものを傍観するしかない盤外戦がメインになり、それも筋書きありきの展開で読者はただ眺めているしかない。主人公の手の内が分かる瞬間は -
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>どんな話か知らずに読み始めたけどなるほどオリジナルルールによるゲーム対決か。雰囲気は『カイジ』いや、最初から強いので『賭けグルイ』か。でもちゃんと、青春ドラマになっている。あと、よくもまあいろんなゲームを思いつけるもんやなあ。
>地雷グリコ:子供の頃似たようなルールはやっててここに書かれてた攻略法は即思いつきました、が、ハメ技が可能になるので当時パイナップルは5にしてました。いずれにせようまく誘導できるかどうかは運しだい…。/坊主衰弱:かるたで神経衰弱。ルールは悪くなかったけどプレイヤーが…/自由律ジャンケン:VS生徒会長。ジャンケンの自由律ってなんや? と思ったけどおもろいルールでした。/ -
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政府に盾突き、監獄に囚われた男。1日1回、釈放のチャンスが与えられる。そのチャンスとは、政府が定めた「国家に恒久的な利益をもたらす11文字の言葉」を当てることだった(『11文字の檻』)。
表題作を含めたSF、ミステリ、百合のごちゃまぜ短編集。正直、表題作が突出して面白く、そのためだけに買う価値があった。たかが11 文字を当てる、それがいかに難しいことか。理路整然とした手段で解答を導くさまが読んでて気持ちいい。こういうミステリって、舞台装置が作家都合で「解けるように」出来てることが多いと思うんだけど、それをまったく感じさせないガチガチの設定なのが更にすごい。ただ、ある程度読み手の教養が必要で、学 -
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日常のノイズから真実を編み出す、知的で柔らかなミステリー
「ナツイチ2025」の装丁に惹かれて手に取りました。コテコテのミステリーは少し苦手意識がありましたが、本作は学園生活の中にある「会話の違和感」を紐解くスタイルで、非常に心地よく読み進められました。
特に印象的だったのは『メロンソーダ・ファクトリー』。冒頭の不協和音のようなチャイムが、ラストの確信に満ちたテーブルを叩く音へと昇華される対比が見事です。「ファクトリー」が「ファクト(事実)」に掛かっているのでは?という深読みも捗ります。
日常の自分事に引き込むとしたら・・・「相手の言葉の裏を読む」「違和感を放置しない」という視点の訓練に