青崎有吾のレビュー一覧

  • 早朝始発の殺風景

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    日常のノイズから真実を編み出す、知的で柔らかなミステリー

    「ナツイチ2025」の装丁に惹かれて手に取りました。コテコテのミステリーは少し苦手意識がありましたが、本作は学園生活の中にある「会話の違和感」を紐解くスタイルで、非常に心地よく読み進められました。

    特に印象的だったのは『メロンソーダ・ファクトリー』。冒頭の不協和音のようなチャイムが、ラストの確信に満ちたテーブルを叩く音へと昇華される対比が見事です。「ファクトリー」が「ファクト(事実)」に掛かっているのでは?という深読みも捗ります。

    日常の自分事に引き込むとしたら・・・「相手の言葉の裏を読む」「違和感を放置しない」という視点の訓練に

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    2026年02月27日
  • 風ヶ丘五十円玉祭りの謎

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    本屋の企画で表紙が見えない状態だったので、「お釣りが50円玉ばかりのお祭りの謎は?」というようなキャッチコピーにのみ惹かれて購入。短編集ということも知らなかったが、一つ一つの話は気軽に読める。登場人物たちの個性も強く、読んでいて楽しい。
    事件の動機は腑に落ちないところもあり、自分の理解力が作者に及んでいないのだろうなと感じた。
    シリーズを読み始めるきっかけとしては良いと思う。他作品も読んでみたくなった。

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    2026年02月12日
  • 体育館の殺人

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    楽しめたは楽しめたけど、要所要所出てくる他のアニメ?作品とかは全然分からなくて、それが出てくると読むのをやめようかと何度も思った。
    ライトノベルのようだった。
    登場人物が多すぎて何が何だかよく分からないまま終わった。

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    2026年02月02日
  • 早朝始発の殺風景

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     青春の日常に潜むちょっとした謎を、その人の言動などから解き明かしていく軽いタッチの表題作含む5編収録のミステリー。
     なんとなく引っかかる違和感。気にしなければそれで済みそうなものなのに、気になり出したらどうしようもない。それはどんどん膨らみ、何かをきっかけに氷解する。
     そんな瞬間を一場面で一気に描いている。謎解きのヒントは意外と多い。

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    2026年02月01日
  • 体育館の殺人

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    鮮やかではあったけど裏染天馬が濃すぎる。
    色んなアニメのセリフとか地味に引用されてたらしいことを解説で知った。
    読みやすさは抜群だった。

    読み終わってから気付いたけど、地雷グリコと同じ作者さんなのか!納得。

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    2026年02月01日
  • 体育館の殺人

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    シリーズ初読み作品。
    話の展開が突拍子もなく面白おかしく進んでいくところは面白かった!
    サクサク読めるので他の作品も読んでみたい。

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    2026年01月30日
  • 11文字の檻 青崎有吾短編集成

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    audible 。青崎有吾の短編集。1つ目の福知山線脱線事故を舞台にした作品はとてもリアリティがあって、おっ、いい作家が現れたぞと思いながら読んだ。
    が、そこまで。続く諸々は期待はずれ。最後の作品の途中で調べてみると、なんとなんと去年の読書開きで読み、年の始めの1冊目がこれでよかったか? とレビューした本「地雷グリコ」の作者だった。
    悪いが私にはあわん。

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    2026年01月27日
  • 風ヶ丘五十円玉祭りの謎

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    『裏染天馬』シリーズ特有のテンポ感を残しつつ、身近で起きた謎を解く短編集。
    短編集のため、作品としての満足感は少ないが、過去に登場したキャラがちょこちょこ出てくる為、シリーズとして読むと、かなり楽しめる。

    何気に天馬のお父さんが初出のため、天馬と天馬父の会話は読んでいて面白い。

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    2026年01月26日
  • 体育館の殺人

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    裏染天馬シリーズ1作目。
    ライトノベル風の正統派パズラーミステリー。
    高校の体育館で起こった密室殺人を報酬に釣られて解決するオタク高校生探偵という裏染天馬のキャラクターは今風で却って新鮮。確かに名探偵の必須条件であるウンチクと屁理屈はオタクと相通じるものがあるよなぁと妙な説得力があり腑に落ちる。
    肝心のトリックについては物足りなさも感じるけど、仮説を丁寧に検証してあくまで理詰めで真実に辿り着く王道の姿勢は割と好き。今後に期待。

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    2026年01月27日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    自分の好きな作家さんが多く入っている為購入したものの、あまりハマらなかった。
    アリスと火村の掛け合いが長すぎて、事件にスピード感が無くて、ダラダラしてる所が自分に合わなかったのかも。
    人によってはまた違う意見が出てくると思うので、他の人の感想を見てみたい。

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    2026年01月26日
  • 体育館の殺人

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    鮎川哲也賞受賞作ということで手に取った一冊。

    高校の体育館で起こる殺人事件という設定上、登場人物は若く、この歳で読むと少し騒がしく感じる部分もあった。高校生探偵のキャラクターも「いかにも」感は否めないが、それは探偵物としての魅力を体現しているとも言える。

    それでも、閉ざされた舞台設定や推理の組み立ては面白く、受賞作らしい本格さは十分に感じられる。手がかりはすべて提示された上での“読者への挑戦”という構成もきちんと用意されており、ミステリとしての読み応えもある。

    高校生探偵ものや王道の本格推理が好きなら、安心して楽しめる一冊。

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    2026年01月26日
  • 早朝始発の殺風景

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    本格的なミステリーも良いですが、日常ミステリーも好きです
    ほんわかした中にも、しっかり謎解きがあり、楽しかったです!特にメロンソーダ・ファクトリーが良かった

    青崎有吾さんの地雷グリコも最高だったので、次は風ヶ丘五十円玉祭りの謎を読みたいです!

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    2026年01月10日
  • 体育館の殺人

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    初めて読んだ作家さん。裏染くんという天才が警察を出し抜くような探偵ぶりを披露するということで、よくあるパターンな気もするけど、読みやすいし、謎解きも面白い。シリーズものになってるようなので、他のものもいつか読んでみるのもいいかも。しかし、大学在学中にこれだけ書くってすごい作家さんだなぁ。★3つと4つの間くらいかな。

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    2026年01月04日
  • 11文字の檻 青崎有吾短編集成

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    青崎さんの短編小説を集めた作品。漫画の二次創作だったり、百合のアンソロジーに寄稿されたものだったり……ジャンルがバラバラだからこそ、青崎さんの書き口が楽しめて面白い1冊でした。

    表題作がいちばん好きかもしれません。

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    2025年12月30日
  • 水族館の殺人

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    平成のエラリークイーンは読み応え抜群ですね。読者への挑戦状。全く分かりません。前作に比べ天馬のプライバシーも段々と明かされ、トリック同様其方も気になります。丸美水族館が、丸味屋と重なるのは自分だけ?

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    2025年12月28日
  • 体育館の殺人

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    主人公のキャラ付けの軽さと、正統派な推理パートのバランスが良くて読みやすいミステリ。

    事件の設定に気を衒ったものはなく、読者への挑戦もあって、しっかり考えたくなります。解けないけど笑
    話をゴリゴリ進めてくれる主人公は好きなので、続編も興味津々です。

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    2025年12月19日
  • 早朝始発の殺風景

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    日常の謎系短編集
    でもこの本最大の特徴は全編1人vs1人、または
    1vs1vs1の構造になっていることだろう

    「早朝始発の殺風景」△
    とある目的で始発に乗った男子高生と女子高生の何故始発に乗っているのかの腹の探り合い
    ・ちょっと目的に対しての行動原理が初っ端から?となったのでそこが残念。特にその点の説明も無いし


    「メロンソーダ・ファクトリー」☓
    女子高生高生3人がクラスTシャツデザインを決める為、ドリンクコーナーを利用し話し合うが
    ・ほぼ同じネタ(誤認要素)を過去に違う作家で読んだことがあるので。でも良い話でした


    「夢の国には観覧車がない」◯
    部活の3年生引退パーティーとして遊園地へ

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    2025年12月18日
  • 11文字の檻 青崎有吾短編集成

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    8つの短編集
    併読してた
    前髪は空を向いている が登場人物がごちゃごちゃしてて未読のまま

    恋澤姉妹と表題作はなかなか面白かった
    恋澤の話は師匠の後を追って最強姉妹と戦う物語、少しずつ明らかになっていく戦う動機、姉妹の事、師匠の思想 スリリングがあり1番面白く読んでた
    表題作のはいろいろ調べてなるほどとなった 知らない言葉だったけど面白く締めくくってるなと思った

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    2025年12月17日
  • 体育館の殺人

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    ネタバレ

    「殺人を彩るにふさわしい異様も、狂気も、怪奇も、猟奇もここにはない」
    上の通り。なんだか気の抜けるタイトルだな〜と思いながら読み進めていると影の薄い登場人物がわんさか出てきて『月光ゲーム』を思い出した。著者もあきらめ気味の「読者への挑戦状」を読んでも、ページを戻るようなことはせず、解決編に進んでしまった(苦笑) 解決編では著者のロジックに対する情熱がヒシヒシと伝わってきて火傷しそうだった。傘を起点にしたあまりにも鮮やかなロジックを披露した本作に対して、人間が描けていないというのは褒め言葉だろう。江戸川乱歩賞だったらおそらく選ばれない。これを受賞させた鮎川哲也賞はやはり素晴らしい賞だと再認識した

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    2025年12月16日
  • 11文字の檻 青崎有吾短編集成

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    帯には「平成のエラリー・クイーン」との文言があったので読んでみた。

    総元推理文庫の短編集ではあるものの、知らない漫画の二次創作や百合、巨大ロボットお掃除話もあり、バラエティ豊か。ただ推理物以外のそれらはあまり面白さがわからず。

    福知山線脱線事故をモチーフにした「加速してゆく」、設定された11文字を当てないと釈放されない囚人を描いた表題作「11文字の檻」の二つは期待通りどちらも秀逸。
    ショートショートの「your name」「飽くまで」なども挟んでいて、全体的にテンポ良く読み進めることができた。

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    2025年12月11日