青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
変人の学生が、学校で起きた事件を解決していく話。よくある話で懐かしい感じもした。学校では目立たない男子生徒が、実はすごく頭がキレる人で謎を解いている瞬間だけはカッコよく見える。周りは知らないその人の一面を見れるという点で、少女の心にはぶっ刺さるのだろう。(現に幼い私だったらぶっ刺さる)
幼少期に読んでいた探偵ものの小説のようで、続きが気になりすぐに読み終えてしまった。
途中に読者への挑戦状が挟まれており、ここまでの内容で謎は全て解決できます。となっていたのは面白かった。1度探偵の気分になり最初から読み直し整理して解決編を読むことができた。
犯人と、密室の謎は分かったが、細かいところは正解に至れなかった。 -
Posted by ブクログ
風ヶ丘高校の旧体育館で、放送部部長の少年が何者かに刺殺された。
現場は、どこの出入り口も鍵がかかっていたか、人の目があった。つまりは密室だ。
発生当時体育館にいた唯一の人物、女子卓球部の部長に容疑がかかるなか、遺体発見に居合わせた卓球部員の柚乃は部長の無実を信じていた。
そして、学内随一の天才とされる裏染天馬に真相の解明を依頼する。
学校内で起きた殺人事件の真犯人を状況証拠と証言をもとに論理的に突き止める、という直球のミステリー。
探偵である天馬のキャラクターがアニメキャラのような濃さで、読みやすくなっていた。
内容はシンプルながら、一緒に推理を楽しむ読者のために丁寧に情報を提示されていたように思う。
自分には情報整理が難しく推理はできなかったけれど、しばしば天馬が事件関係者に行う不思議な質問の意味が解決編で徐々に分かっていく感覚を楽しむことができた。
一方で、読者への挑戦状のためか状況説明の描写が多く、新しい事件や謎が生まれるタイプの物語ではないため、密室殺人への興味自体が維持しにくかった部分もある。
文量が少なめでスピード感があるほうが、自分には読みやすかったかもしれない。
また登場人物の心理描写が控えめなので、起きた事件に対する動機としては少し弱い印象も受けた。
シリーズ作品の1冊目であり、天馬のキャラクターや、今後の他の登場人物との関係性にも興味があるため、他の作品も読んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
「青春は気まずさでできた密室だ」
5つの連作短編集からなる、日常に潜むほんわかミステリー。
読みやすくてスキマ時間に持ってこいのボリュームだった!日常の些細な出来事から始まり、青春と絡み合う軽めの謎解きが、どの話も短編ながら良くできていたと感じた。
中でも特に「夢の国には観覧車がない」が一番好きすぎる!
短編なんだけど、限られたページの中に伏線もちゃんとあって、青春という密室のしがらみの中に、発生する人間関係はとても濃く描かれていたと感じた。
最後のエピローグも綺麗にまとまってて、出てきた人物たちの絶妙な関係性で繋がってるのが美しい!気分転換に短編集もたまには良き!
後味が良くて爽やかな読後感〜
タイトル名の“殺風景"って、そういうこと!?とビックリ(笑) -
Posted by ブクログ
前作が面白かったので、片手間にエラリー・クイーンの「国名シリーズ」を追いながら、"平成のエラリー・クイーン"たる青崎有吾のこちらのシリーズも読み進めようと手に取りました。
読み終わって…うーん
なんと評したら良いか…読みにくいわけじゃないのだけれど、水族館の飼育員がサメに食われるという衝撃的な展開にも関わらず、その後の推理が停滞気味。推理の内容に一々そうなるか?って疑問に感じてしまうというか…犯人の行動に必然性が乏しいのでは?と立ち止まって悩んじゃう感じ。
一応筋は通っているのに、ギミックが多すぎて私の単純な頭が追いついていかないだけかもしれないけれど_(:3 」∠)_
うーん、パズルみたいな論理の組み立てで真相解明するお話は個人的にまったりもったりに感じてしまうのかな?疑惑が浮上。
シリーズ化するつもりで登場人物の描写を増やしたり、裏染天馬はなぜ高校の部室で生活しているのか?を掘り下げようとしているのが端々で読み取れるけれど、それも次作に繋げるためであろうが、宙ぶらりんになってしまっていると感じた。
相変わらず会話劇はテンポが良いので、スイスイ読める点はすごい。