須賀しのぶのレビュー一覧
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私が今所属しているコミュニティに中国から来た留学生くんが居て、短いあいだ雑談できる機会があったので中国の歴史の授業で最重要視されている事件は何かと聞いてみたら南京大虐殺だと答えてくれた。日本の歴史の授業では南京事件、と教わる日本兵が数ヶ月にわたって30万人の中国人を虐殺した事件だった。また、日本で戦争の話はしないようにしている、と言っていて、異国の地で生活する中での苦労と配慮が伺えた。
敗戦国側の歴史は異国の地では語られない。ただその国は失われた兵士や市民の命の重みを忘れることがないように、自国の中でその歴史を語り継ぐのだと思う。私達は真実を知るために、敬意と配慮を持ってそれらに向き合って -
購入済み
上下を一気に2日で読みました。面白かったです。少女カリエが攫われて身代わりとなり、活躍する話です。
ライトノベル(コバルト文庫)の「流血女神伝」からとのことを読後に知りました。ライトノベルと小説・文芸の差がなにか解らなくなりました。 -
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Posted by ブクログ
芙蓉千里シリーズの最終巻、読み終わりました!
すっごく面白くて、中盤は涙が…。
最終的にはとても幸せに溢れた終わり方で、後味が凄く良かった。
でも、まさかあの人が…という驚きは凄くあります(笑)けど、そんな展開も、らしくて好き。
3、4巻目になると、なんかもう、少女大河ロマンらしく歴史感が濃厚になってきます。
この辺、歴史小説読んでる感じ。
とにかくフミが強く逞しく、本当惚れ惚れしちゃう。かっこいいなぁ。
男たちも男っぷりをあげ、なんか読んでていろんな人の成長を感じた(笑)
まあとにかく、面白かったです。
ストーリーもさる事ながら、文章立てやタイトルの付け方にとてもセンスを感じる本 -
Posted by ブクログ
長編で、歴史が苦手な私には難しそうだとなかなか手が出なかったこの本、読み出せば直ぐに夢中になり、あっという間だった。
学校の歴史の時間にその言葉が出てきたとだけは覚えている「ワルシャワ蜂起」。このワードにこんな大切な深い事実があったとは…。何も知らずにいたことに唖然とした。
そして、よく耳にするショパンの『革命のエチュード』。ショパンがポーランドの人々にとってどれほど大切なのかも知ることができた。
自国を、そして、外国を、今まで知らなかった歴史を少し知るだけでも見る目が、想いが変わってくる。ガラッと変わる価値観に、少し恐怖も感じる。それにしてもなんと上っ面の雰囲気だけで外国を見て、そして -
Posted by ブクログ
読んでいて胸が苦しくなる、訴えかけてくるものがあった。
教科書には「ドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まる」としか記載されていない。その一文の後ろには夥しい数の犠牲と苦しみと怒りと叫びがあったんだろうと思わせる作品だった。
スラブ系の日本人外交官
ドイツ生まれのユダヤ人
アメリカ国籍のポーランド人
その3人が織りなす物語だからこそ、民族とは、国籍とは、外交とはと深く考えさせられた。
外交とは人を信じるところから始まる。誰かに与えた無償の愛は必ず倍になって帰ってくる。
その信念のもと駆け抜ける日本人外交官の真っ直ぐなストーリーです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終戦直後の日本って、こういう感じだったんだろうなあということがよく伝わってくる。
戦争が終わり、今まで自分がやってきたことと、これからやっていかなければいけないこと。
その辻褄を合わせるのに、厚かましくやっていける人とそうでなかった人。戦争で勝った人たちと負けた人たち。戦争では勝ったけれど、日系人として差別を乗り越えなければいけなかった人たち。いろいろな立場の人がぶつかって、様々な葛藤があり、それを野球好きとしての共通点で乗り越えていく。僕自身はそれほど野球に思い入れがあるわけではないけれど、人物がとてもしっかり描かれていて、本当にこういう人がいたように思えた。どこまでがフィクションで、どこま