須賀しのぶのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
久しぶりのなんとも言えない重厚な読後感を感じました。
ブグログでの評価や感想をみて興味を持ちましたが、恥ずかしい話、
世界史が苦手だった私は、
ベルリンの壁についても深く知ることもなく、教科書のわずかなページをテスト勉強のためだけに読んだだけでした。
今回、最初は難しく暗い灰色のような出だしに、あまり読むペースも進まなかったのですが、中盤に入り、平和だったら音楽だけに
打ちこめる青春時代を、大変な
世界情勢に巻き込まれ、誰が真の友達かもお互い疑いながら、
生きることに必死な若者達に、
圧倒されました。
私たちにすれば、昭和が終わり平成が始まるついこないだのような
時期に彼らは、こんなにもがきな -
-
「夏空白花」につぃて
日本人の多くが熱狂し、感動する全国高校野球選手権大会。
公共放送が試合を中継し、球場の名前である"甲子園"が通称になるほど多くの人に親しまれ、学生スポーツの中では屈指の人気を誇っている。
十代の限られた時期にしか立てない球児の夢の舞台に、こんな歴史があったとは知らなかった。
須賀しのぶさんの「夏空白花」は、戦争によって失われた甲子園の復活に燃えた男の物語だ。
夢の甲子園の陰の一面も描き、ただ気持ちよく読者を泣かせてくれる感動秘話で終わらないところが、実にいい。
まず主人公の新聞記者の神住が、元甲子園球児なのに、「野球は愉快だが、そこまでたいしたものではない」と思っている -
-
-
Posted by ブクログ
私が今所属しているコミュニティに中国から来た留学生くんが居て、短いあいだ雑談できる機会があったので中国の歴史の授業で最重要視されている事件は何かと聞いてみたら南京大虐殺だと答えてくれた。日本の歴史の授業では南京事件、と教わる日本兵が数ヶ月にわたって30万人の中国人を虐殺した事件だった。また、日本で戦争の話はしないようにしている、と言っていて、異国の地で生活する中での苦労と配慮が伺えた。
敗戦国側の歴史は異国の地では語られない。ただその国は失われた兵士や市民の命の重みを忘れることがないように、自国の中でその歴史を語り継ぐのだと思う。私達は真実を知るために、敬意と配慮を持ってそれらに向き合って -
購入済み
上下を一気に2日で読みました。面白かったです。少女カリエが攫われて身代わりとなり、活躍する話です。
ライトノベル(コバルト文庫)の「流血女神伝」からとのことを読後に知りました。ライトノベルと小説・文芸の差がなにか解らなくなりました。