須賀しのぶのレビュー一覧

  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原作を読んだのがだいぶ昔過ぎて、どんな話だったっけ……?? から始まったけど、読んで行くうちに思い出した。確かにこういう話だったわ!! コミカライズで読むとまた違った感じになるので、これはこれでいいよね。

    0
    2021年10月18日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1

    購入済み

    久しぶり

    大好きな小説のコミカライズ!
    まさか少年漫画で出るとは...。
    ヒロインメインの少年漫画ってあんまり思い出せないけど、骨太なストーリー、魅力的なキャラクターの群像劇、運命に翻弄される貴種流離譚という点でいくと女性版「アルスラーン戦記」って感じかな?
    ラストは知ってるけど早く続きが読みたいです。

    0
    2021年10月15日
  • 流血女神伝 ~帝国の娘~ 1

    tae

    購入済み

    最高

    まさか流血女神伝のコミック版を読める日が来るとは思いませんでした(TT)
    学生時代に一番好きな小説だったので本当に懐かしく嬉しいです!とはいえ色褪せることなく忠実にカリエ達を描いて下さる先生に感謝(泣)
    次巻も楽しみにしています!

    3
    2021年10月12日
  • 神の棘II

    Posted by ブクログ

    障がいのある人やユダヤ人への迫害を阻止しようと、自分の持つ力を出し切る修道士マティアス。ナチスの立場から宗教を弾圧をしてきたアルベルト。
    第二次世界大戦の最中、ドイツやドイツに侵攻されていた国で起きていたことを、彼らの目を通して見ているようでした。
    それだけでも星5つの価値でしたが、驚きの展開もあり読み応え抜群です。

    0
    2021年08月28日
  • 神の棘I

    Posted by ブクログ

    学生時代を共に過ごし、心通じ合った2人が不運に揉まれ、修道士とナチスの親衛隊というそれぞれの道を歩く中で再開して・・。
    ドイツがナチスに支配されユダヤ人の迫害から障害者も生存を妨げられ、当初協定を結んだカトリック教会も迫害の対象になっていく。ここで抵抗するのか保身に走るのか。背景が丁寧に描かれて知識がなくてもぐいぐい引き込まれていきます。
    続きがすぐに読みたい!

    0
    2021年08月15日
  • キル・ゾーン1 ジャングル戦線異常あり

    Posted by ブクログ

    コバルト文庫でミリタリーもの!? と驚きましたが、コバルトって何でもありでしたね。
    キャッスルの凛としたかっこよさと、エイゼンの飄々としたかっこよさ。アクションと緊迫感と一気呵成のストーリー。少女小説としてのかっこよさですね。
    この手のミリタリーものでよくある、武器やバイクやメカの蘊蓄垂れ流しがなかったのは、この作家の特性なのか。はたまたコバルト文庫というレーベルの(読者の)特性なのか。そこも読みやすかった一因。
    もちろんその蘊蓄が楽しいという読者が(作家が)いることもわかります。

    0
    2021年07月05日
  • また、桜の国で

    Posted by ブクログ

    ポーランドのこと、ショパンや第二次世界大戦の始まりで侵略されたってこと以外は殆ど知識がなくて、この本で凄くポーランドといく国が好きになった。

    いつか棚倉さんが歩いたワルシャワに行ってみたいと思った。出会えて良かった本でした。感謝

    0
    2021年07月03日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語は大正12年から始まり、後の海軍少佐永峰鷹志の少年時代、海軍兵学校時代、そして太平洋戦争終戦までが描かれています。
    兵学校時代、同じ分隊の級友や先輩たちの戦時中の話や、本土に残された家族の話、そして太平洋戦争が始まり紺碧の海へと乗り出していく兵士たち、「弱虫」と揶揄されながらも、艦からは犠牲者を出さぬように「逃げる」ことに全力を尽くす鷹志。
    この時代を生きた人々の思いが胸に迫ってきました。

    0
    2021年06月19日
  • 帝国の娘 上

    Posted by ブクログ

    奥付で、これが世に名高い流血女神伝か!となりました。世間知らずだった少女が大きな運命に飲み込まれ、強く逞しくなっていく、これぞ少女小説。大長編の序盤だけどもう絶対面白い。

    0
    2021年06月12日
  • 神の棘II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書備忘録589号(上下巻なので)。
    ★★★★★。
    文句なし。
    そして戦争が始まる・・・。
    アルベルトはSSの保安部隊アインザッツグルッペンとして、戦時下の反ドイツ分子を処理する。障害者を絶滅させる安楽死作戦、独ソ戦におけるパルチザン狩り。共産主義者、ユダヤ狩り。
    一方のマティアスは修道士と、反ナチ組織のレギメントの連絡員として活動する。
    舞台は東部戦線からイタリア戦線へ。保安部隊から武装SSに配置転換されたアルベルトは連合軍のイタリア反攻に対応していた。マティアスも徴兵され国防軍の衛生兵としてイタリアモンテ・カッシーノの激戦区に身を投じていた。そして再会・・・。
    度重なる絶体絶命の危機をなぜ

    0
    2021年06月05日
  • 革命前夜

    購入済み

    素晴らしい傑作

    本屋さんで紹介されていたので興味を惹かれました。どんどんどんどん吸い込まれて夢中で読んでしまいました。映画をみているかのような、余韻が続き呆けてしまうような感動。これはすごい。

    #ドキドキハラハラ #切ない #感動する

    0
    2021年05月29日
  • 夏の祈りは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    野球にかける多くの人達の想い、歳月、祈りを丁寧に5話?の短編でつむぎあげ、最終話で号泣せずにはいられない…全ての人へオススメですが、野球が好きな人には絶対に読んで欲しいです。

    須賀しのぶさんとの出会いは、コバルト文庫「キルゾーン」発売日でしたが、世界観、詳細な設定に裏打ちされた魅力的なキャラクター、繊細な感情表現、美しい描写、力強いストーリーテリング、感動の展開…他にもたくさんありますが、何を読んでも面白い、数少ない作家さんのひとりです。
    須賀さんは超オタク気質ですよね。めちゃめちゃ調べあげて書かれてるのがわかります。その世界への愛も溢れ出て大変なことになっています(笑)。ゆっくりと全作品読

    0
    2021年05月03日
  • 神の棘II

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    不意に出会ってしまった名作。
    本当に本当に良かった。

    マティアスとアルベルトの決して交わらない正義が、その中で交わる出会いと運命が、抗えない時代の流れと力が。
    どんどん作品の中に引き込まれていきます。
    上下巻で1,200ページを超える大作ですが、絶対に後悔しません。

    アルベルトの最期に想いを馳せて、本を閉じてから、ふと、マティアスはまた失ったのかと気が付く。
    神は何度も、何度でもマティアスに試練を与え、マティアスもまた何度も、何度でも向き合い越えていくのだろう。

    アルベルトの最期が穏やかでありますように。
    マティアスの祈りが届きますように、と思わずにはいられない。

    0
    2021年05月03日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ー友よ、紺碧の果てを見よ。
    愛するものの防人たれ。

    日本語は美しいと節々に感じられた一冊。

    物語自体はもちろん素晴らしく、第二次世界大戦の複雑な戦況の中に見事に構築されたストーリーは圧巻。
    鷹志の心、他の登場人物の信念、自分も物語の中に入ったのではないかと錯覚を抱くほど入り込める描写だった。

    しかし、それ以上に心に残るのが筆者の紡ぎ出す美しい日本語だった。

    悲惨な戦争で、多くの命が奪われている物語に対して不謹慎かもしれないが、読後に心が苦しくも暖かくなる。

    0
    2021年05月02日
  • 紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    逃げるは最上の勝ち、ならぬものはならぬ。戊辰戦争後、辛酸を舐めた会津の教えを体現した艦長の判断に共感を覚える。又、奔放に振舞う妹ゆきことのコントラストに、この小説に深みと豊かな情緒をみる。
    戦果に散った英霊を美化した小説は多数有るが、牧歌的な昭和初期の生活や教育と主人公の心の成長や拠り所となる思想に至る経緯を明瞭な筆致で描き、極限の環境や置かれた立場の中で、己の信念を曲げずに判断を下すに至った人間性を知る良書であった。 

    0
    2021年04月25日
  • また、桜の国で

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の中、愛する祖国を守ろうとする者達、祖国とは何か迷うもの達、色々な人の思いを書き上げた大作。
    事実が捻じ曲げられたり、揉み消されたりする理不尽に心が痛くなるが、
    それを忘れない人がいる限り、人々の心は救われるのだなと。
    マコト、レイ、ヤン、イエジ、マジェナ、、、みんなの思いが後世の平和を支える礎となっているのであろう。
    文句なしの星5つ。

    0
    2021年03月17日
  • 帝国の娘【上下 合本版】

    R

    購入済み

    政治、地理、宗教に細かい設定がされており、心理描写もしっかりしています。
    壮大なファンタジーの始まりの話で非常に面白かったです。

    0
    2021年01月31日
  • 神の棘II

    Posted by ブクログ

    宗教という難しい問題を戦争との関連で語られていてとても勉強になった。ページが多いけど、一気に完読。登場人物それぞれに魅力的があって、女性たちの強さも印象的だった。戦争の惨たらしい描写にも関わらず、冷静に状況をイメージできるのは著者の文章力によるものだと思う。最後、言葉を返せないマティアスを、アルベルトの腕がやんわりと廊下へ押し出した時点で感極まってしまった。そしてラストは限りなく清々しく静謐。時間をおいてまた読みたいと思える小説です。

    0
    2021年01月31日
  • また、桜の国で

    Posted by ブクログ

    単行本で約500ページの大作を2日で完読!感無量。“革命前夜”に思いのほかハマったので、本作も読んでみました。当時の時代背景や歴史に疎いので途中つまずく覚悟で読み始めたものの、杞憂に終わりました。このような歴史小説を読んでいると、いつもはカタカナ地名や登場人物を覚えられない自分ですが、今回は全てスッーっと入ってきて最後まで気分良く読めました。亡命とかユダヤ人とかヒトラーとか。遠い存在すぎて詳しく知らなかったけど、本作で勉強させてもらいました。そもそもポーランドについては何も知らなかった。こんな形で歴史を知れるのは有難いです。「日本には人種差別がないというより、日本人にとって理解という点で距離が

    0
    2021年01月05日
  • 神の棘II

    Posted by ブクログ

    修道士マティアスとナチス親衛隊アルベルトの、本来混ざり合うことのない二人の運命が折々に交錯する。マティアスはそれを偶然と考えていたけれど、最終章で実はアルベルトが仕組んだ必然だったのだと明かされる。
    少年時代友人であった二人が後に白と黒の運命を歩むも、実は二人とも白だった、というありきたりな結末にはならない。白というにはアルベルトの手は血に塗れ過ぎていた。
    アルベルトに言わせれば、カトリックもナチスも指導者が被指導者に無限の服従を課す指導者原理に基づいたもの。よって二人は似た道を歩いていたとも言える。
    二人とも種類は異なるとはいえ信心の心を持ちながら、そこに絶対性を見出せず、マティアスはユダヤ

    0
    2020年12月03日